マサラ日記     previous«  »next

7月22日(金)

 昼食、池袋にある、本場系中華の注目店「永利」に行き、「鶏肉高菜かけごはん」(800円)をいただく。
 高菜はよく塩抜きされ、塩辛さなし。鶏は皮なしむね肉のそぎ切りであっさり。ほかに入っているキノコがフクロタケの半切りと、もうひとつ見たことのない大きなやつだったりで、具材も非日本的。これらがたっぷり、これまた大量のメシの上にのってくる豪快なメニューだ。ウーム、ビールが欲しくなるな。

 いっしょについてくるスープも、いかにも夏らしい冬瓜入りの溶き卵すまし汁。タピオカ・ココナッツとサラダもついて、この値段はお得。味はもちろんバッチリである。

 おもしろかったのは、なぜか食べ終わった皿の中にひと粒、クミン・シードがあったこと。この店、夜は「ラムのクミン炒め」もおいしいらしいのだ。その材料が何かの拍子に混ざり込んだらしい。

 北京や東北地方の味を再現して、現地度もバツグンのディープなチャイニーズという噂通りの美味。最近、池袋は中国料理の元気がいい。そうした傾向を象徴する店だと思った。