マサラ日記     previous«  »next

7月9日(土)

 朝からチャーハンをつくる。
 チャーハンをつくるとき、最近は天津冬菜をかくし味によく使っている。塩とにんにくがきいているが、そのきつい風味がちょうどいい感じに仕上げてくれる。塩抜きなどせず、ご飯を入れる前にそのまま中華鍋に入れて先に炒めるだけ。おかゆや炒めもの、肉の煮込みなど、かなり広範囲に中華系メニューに活用できるから、常備しておくと役に立つ。東京近郊であれば、デパートやアジア系の食材店などによく置いてある。

 夕方、スーパーで買ったたこ焼き(いつも、できあがりまでやたら時間がかかるので買わないが、今日はできあがったものを目撃したので買ってみた)を食べたら、やたらのどが渇いて困った。妙なたこ焼きだ。

 夕飯にひさびさラッサム。いつもながらの味。そして、もう一品。スーパーで買った「もうかざめ」でつくった、さめの炒めもの。「ソラ・プットゥ」と呼ばれる、南インド、タミル州起源の田舎料理だ。
 さめはいったんゆでてから、身をほぐし、それから香味野菜とスパイシーに炒める。くさみはまったくない。マレーやタイ、シンガポールあたりの料理的な風情も感じさせる、ちょっとユニークな一品だ。さめでなく、鮭などでもつくってもおいしい。