マサラ日記     previous«  »next

7月7日(木)

 最近、電車の乗り降りや都内の繁華街を歩いていて、とくに感じること。
 人をよけることをせず、むしろとにかく我先に突っ込みたがる。人とぶつかったり、ぶつかりそうになっても謝りもしない。そしてひたすら無表情。そういう輩がやけに多い。
 身なりはちゃんとしているのだが、いざとなるとそういうおかしな態度や行動に出るエセ紳士淑女が、銀座や渋谷、新宿あたりにウヨウヨしている。つくづく日本というのはサムい国だと考える瞬間だ。

 買いものや外での食事などを含め、とくにお客様の側にありがとうとかすいませんのひとことがまるで出ないのも奇異だが、何をやっても、そしていつでもブスッとした仏頂面というか、やたらこわばった無表情ぶりもまた大いに気にかかる。

 このあたりは、インド人をはじめ日本にやってくる外国人もしばしば指摘することで、「日本人は何を考えているのか外見的によくわからず、コワい」みたいな声をよく聞く。

 何もアホみたいにしょっちゅうニコニコしている必要はないが、もう少し表情を豊かに暮らした方がご本人も楽しいだろうし、周囲の人もホッとするだろう。

 幸運なことに私の友人知人にはニコニコ系の方がはるかに多いので安心だが、街歩きや電車の駅では内心不快な思いをすることが少なくない。

 そういえば、公衆の面前で小さな自分の子どもに対してマジギレしている父親や母親(当然というか、たいてい私より年下のはず)、これも街中でよく見かける。ほんとオトナげないというか、最近の日本人の低能・低脳ぶりを象徴する光景だ。

 私が敬愛するじゃがたらの「DEMO DEMO DEMO」という曲の「日本人て暗いね。性格が暗いね」というフレーズが頭で鳴り響く、それが今の東京の一面である。