マサラ日記     previous«  »next 

6月16日(木)

 つまみ系の夕食。
 まずは「焼きそら豆」。焼き網の上でさやごと炙ったそら豆は、ゆでたものより味が濃くなって、おいしい。おすすめだ。

 貝のシーズンということで、スーパーで姫サザエが売られていたので、しょうゆと酒でサッと煮上げてみた。
 身を取り出すのに手間がかかるが、その分口にしたときの満足感は格別。とくにほろ苦い肝がうまい。

 ほかに、ほっけの干物、大根おろし、きゅうりもみ、あおさのみそ汁、黒米ご飯。まったくの和食だが、こういうメニューもまたおいしい。

 干物の調理法で思い出すのは、昔、修業していたインド料理店でのひとこま。南インド出身の名シェフがまかないで「あじの干物」を調理してくれたのだが、そのやり方が、中華鍋に油をひいて干物を入れ、両面こんがり揚げ焼きするというもの。干物を揚げるというのは、ちゃんとした料理としてもあるそうだから、それはそれでいいのだろうが、当時は、できあがりがおいしかったことも含めて予想外なことに驚いた