マサラ日記     previous«  »next

6月14日(火)

 日曜日につくっておいた鶏手羽先のカレーをタッパーに入れて冷蔵し、これを温め、あらかじめ炊いておいたインディカ米とミックスして蒸し煮にした「即席ビリヤニ」を朝からつくって食べる。イメージ的にはこんな感じ。
 上はきちんとつくったビリヤニだが、今回のはもう少しベチャッとしている、味はオーケーだが。
 インドカレーは冷蔵したり冷凍すると、どうしても風味が落ちる。だから単に温め直すのではなく、違う料理にアレンジした方がおいしく食べられる。
 具体的にはカレーとご飯をミックスして蒸し直す「ビリヤニもどき」(チキンやマトンのカレー)、ふたつをフライパンで炒める(キーマカレー、チャナ・マサラ、サブジ、ポリヤル)、おじやっぽく鍋でふたつを温める(サンバル、ラッサム、ダール)など。1度お試しを。

 作家、倉橋由美子さんが逝去。学生の頃『パルタイ』など熱心に読んだのを思い出す。サルトルやカフカっぽいというか、知的な作風で好きだった。最近の作品を知らないので、個人的には過去の人という感じでもあるが(大江健三郎氏等も私には同じ位置づけ)。

 マイケル・ジャクソン無罪。といっても、要は有罪といい切れないだけだろう。今やこういうスキャンダルネタしか話題にならないし、顔はますますサイボーグ化するわで、シラケるヤツだ。ああいう外見内面ともアブノーマルな存在に、まだアメリカではファンが少なからずいること自体、不思議な感じがする。日本で「私、マイケル・ジャクソンの大ファンです」というのには、けっこう勇気が要るように思うが、大きなお世話か。

 そんなマイケル・ジャクソンの往年の名曲「ベンのテーマ」を主題歌にしているテレビドラマがあるが、今さらあの曲を使うのには、どうも違和感がある。私が小学六年生か中学生になったころのヒット曲だが、今の人には新鮮なのかもしれないが、私には古くさいだけだ。
 ついでにいえば、CMでスマップが往年の名アニメ「エイトマン」のテーマ曲を歌っているのも、何で今さら?という感じ。あの曲を聴くと、オリジナルを歌っていた克美しげるの数奇な運命を思い出すし、後味もよくない。
 とにかく、日本にはリバイバルが氾濫しすぎだ。表現として安易だと思う。

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