マサラ日記     previous«  »next

6月4日(土)

 池袋にあるモンゴル料理の「故郷(ノタガ)」にて「正しい舌の会」の会食。


 モンゴル料理云々というよりも「とにかく羊をガンガン食べるぞ」という感じで臨んだのだが、実際おいしくてびっくり。
 上は「羊の旨煮」というものだが、当然のように臭みはまったくなく、うまみがぎっしりだ。
 ほかにも大きな骨付き肉にスパイスをつけ焼いたものにじゃがいもやにんじん(これがまた肉のうまみを吸い込んで美味)を添えた「ホルホグ」、羊肉のスライスをたまねぎなどと蒸して花巻風のパンにはさんで食べるもの(これは蒸したときのおつゆがうまい。当然パンに吸わせて食べた)、羊肉のクミン炒め(私の鶏レバーの炒めとほぼ同じ味つけだったことに妙に感動)など、どれも絶品。
 さらにセロリとピーナツのサラダ、きゅうりのサラダ、細切りじゃがいものサラダ、ピータン豆腐、大きな揚げぎょうざ、モモのような蒸しぎょうざ、モンゴルの乳酒など、どれもはずれなし。

 マトンやラムというのはインド亜大陸の料理でもメイン食材のひとつだが、この店の料理を食べると、その奥深さにあらためて感嘆する。インド料理ファンにも、ぜひ行っていただきたいお店のひとつといえそうだ。

 店で友人たちと話しているとき、「フランシーヌの場合」は誰が歌っていたか、という話題になった。
 私は「新谷のり子じゃなかったかな」といったのだが、やはりそうだった。当時、関西在住の小学生だった私は「不思議な歌詞やなあ」と思っていたが、時代性の強いメッセージソングだったわけだ。