マサラ日記     previous«  »next

6月1日(水)

 6月8日のインド古典舞踊公演「ジャスミンの夜」のため、長野県塩尻市在住のバラタナティヤム・ダンサー、横田ゆうわさんが家にやってきた。

 一年の約半分を南インドですごす彼女の来訪のために「サンバル」「ラッサム」「じゃがいもとほうれんそうのココナッツ煮込み」などを夕食にふるまう。
 ただし、われわれ夫婦と彼女はインド料理とともに酒も好きなので、食事の前には肴と酒。本日は鶏ナンコツの炒めやゆで豚のにんにくじょうゆ和え、新キャベツのポン酢和えなどとともに、ビールや日本酒。

 勢いをつけて、南インドのミールスといっしょに加賀の銘酒「菊姫」の山廃をクイクイやったが、けっこうこれがマッチした。インド料理に日本酒も合うのである。

 知り合いの在日インド人で「シーク・カバブやタンドゥーリ・チキンに日本酒」がもっとも好きという人がいる。これもやってみるとおいしい。インド人の場合、あんまり冷たい飲み物は好みでないことが少なくないので、カバブで日本酒をクイッというのも不思議ではないだろう。
 
 肉のカバブ類や焼きものも酒に合うが、野菜のフリッター(パコラやバジ)、たまねぎのかき揚げ(オニオン・パコラ)、スパイシーな炒めもの(サブジやポリヤル)もアルコールとの相性がいい。インド料理はアルコールに不向きというのは、個人的には正しくないと思っている。