マサラ日記     previous«  »next

5月29日(日)

 ほぼ月例の料理講習で阿佐ヶ谷へ。

 今回は北インドのタンドゥーリ風チキン、南インドのサンバルというかなり対照的な2品のつくり方に興味が集まった。
 前者は全世界に広まったインド料理の代名詞みたいなメニューだし、後者にしても、日本ではまだマイナーであるにせよ、現地に行けばほとんど毎日口にするカレー。参加者のみなさんが興味をお持ちになっても不思議ではない。

 結果として、どちらも出来映えはなかなかのものだった。手羽元をコンベクション・オーブンで焼いたタンドゥーリ風チキンは、ご家庭ならばガス台の魚焼きグリルで再現が可能。ぜひお試しいただきたいメニューといえる。サンバルも、見るのも食べるのもはじめてという方がたくさんいらっしゃったが、いい感じで仕上がっていた。

 ほかには「ラッサム」、じゃがいもとヨーグルトを和えた「ポテト・ライタ」、サンバルとご飯を小鍋で煮合わせる「サンバル・ライス」といった内容。自分でいうのも何だが、バラエティに富んでいて、おもしろかったのではなかろうか。

 ところで、料理講習参加希望の方で圧倒的に多いご質問は「時間が14:00〜20:00となっているが、なぜそんなに長いのか」というもの。
 私の講習は実際長い。この日も料理の説明で30分以上、スパイスの調合方法などを含めた下準備が1時間半以上で、鍋を使って調理開始は午後4時を回っていた。で試食開始が7時前。チャイを召し上がっていただき解散が8時前だった。

 何せ、1回の外食分相当のお代をいただいているのである。それ相応の満足度を得ていただかなければ、こちらも申し訳ない。そんな気持ちの現れとしてご理解いただければ光栄である。