マサラ日記     previous«  »next

5月26日(木)

 朝日新聞夕刊の社会面の下の方に「イギリスの映画製作者イスマイル・マーチャント氏死去」と小さく出ていた。この方、実はかなりインドになじみ深い人である。

 生まれがボンベイというせいか、「ボンベイ大捜査線」(イギリスのインド〜アジア料理研究家としてもたいへん高名な女優マドゥール・ジャフリー女史も出演。主演はインドの誇る名優、ナシルディン・シャー)ほか、ボンベイやインドを舞台にした作品が多い。

 さらにはインド料理の著作まであるらしく、インドのグルメ雑誌に登場したりもしている。私の見た写真では元気そうだった。

 今回の記事では、彼がインドに関連していたことにはひとことも触れられていない。ちょっと残念だ。

「どっちの料理ショー」がカツ丼対カレーライス。カレー粉づくりの達人という方が登場して、できたカレー粉(使うスパイスは7種のみ)を1年間寝かすというので、ずいぶんとインド料理とは違うなあと思った。それよりカツ丼用の鹿児島黒豚がメチャクチャおいしそうで、私にはより興味深かった。