マサラ日記     previous«  »next

5月25日(水)

 最近のテレビでは、往年のロックの名曲がCMのみならずドラマの挿入歌に使われることが多い。それらのほとんどが、私には名曲のイメージダウンなる感じで悲しい限り。とくにフジテレビ系のキムタク主演「エンジン」という番組でエアロスミス「エンジェル」というのは、そりゃないだろうという感じだ。

 最近のイギリスBBCの世論調査で、1960年代のロックの名曲としてイギリス人の思い出す代表曲がキンクスの「ユー・リアリー・ガット・ミー」、70年代の代表がデビッド・ボウイの「スペース・オディティ」やクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」だったという。
 ビートルズやストーンズ、あるいはジョン・レノンの「イマジン」あたりがトップじゃないのが意外だと日本のニュースの見出しにあったが、そうだなあという思いと、別にいいんじゃないという考えが私の頭に同時に浮かんだ。

 深読みすれば、これらの曲は「エンジェル」同様、テレビのドラマやCMで度重なりオンエアされて、イギリス人の頭にすり込まれているのかも、みたいな気もした。

「それにしても、70年代初期のグラムなデビッド・ボウイの存在感は、現在比較できる人がいないくらいだったな」と再認識もした。当時の私は、T-REXの方が好きだったが。