マサラ日記     previous«  »next

5月16日(月)

 我が家の場合、カレー用のスパイス以外で、もっとも頻繁に使う調味料が何かといえばナンプラーである。これはかなりレアなケースかと思う。味つけのメインに使用するほか、和食や洋食系メニューでもかくし味的に使ったりする(かくし味だから、当然、使われていることがわからないこともある)。

 そのナンプラーが切れかかっているのに気づいた。これはピンチである。私が好きで常に使っているのは、同じナンプラーの中でも「天秤ばかり」印のやつだけなのだ。
 通称「トラチャン」というブランドだが、200ccの製品ではすぐなくなるので750ccのを使っているが、これを売っている店がけっこう限られているのがつらいところ。まして、ほかの製品では満足できないので困る。

 不思議なのは、新大久保など東南アジア系の食品がそろっているエリアにかえってあまり置いていないことだ。
 とりあえず、近くならば吉祥寺の「カルディ」というところにあるはずなので、早急に補充しよう。

 同じ魚醤でも、タイのナンプラーとベトナムのニョクマムではずいぶんと風味が違うように思う。日本で売られているニョクマムにはアミノ酸系添加物が入っているのが多くて、どうも好きになれない。そんなこともあって、私はナンプラー派である。

 ナンプラーを使った洋食系かくし味の例をひとつ。クリームシチューやトマト煮込みに少しだけナンプラーを入れる。とくにクリームシチューやミルク煮込みだったら、色が変わらない程度だ。そうすると深みのある味になる。お試しを。