マサラ日記     previous«  »next

4月19日(火)

 昼間、都内のとある公園を歩いていて、ソメイヨシノの花が散った後の葉桜を眺めていたら、「桜もち」が食べたいという気分になった。

 最近、疲れ気味なのか、甘いものが欲しくなる。この日の夜も、つれあいが買ってきたシンプルな「あんみつ(寒天とえんどう豆だけで、そこにあんこと黒みつをかける)」を食べたが、これがやけにおいしく感じた。

 風邪気味ということもあり、ビタミンC豊富ないちごも連日食べているが、これもコンデンスミルクがけ。甘くして食べているわけだ。

 コンデンスミルクといえば、1980年代から90年代初頭のカルカッタでは、よくコンデンスミルク入りのチャイが素焼きの器で飲めた。正統派ではないのだが、独特の風味があっておいしかった。コンデンスたっぷりとは東南アジア的な影響なのだろうか?

 これまた10年ぐらい前のデリーの路上で、「カシミール産のいちごだよ」と信号待ちの高級車に向けて、誰かれなく、貧弱ないちごを1パック400ルピーで(現在の日本円換算で1000円ぐらいだが、むこうの価値観なら軽く10000円以上だろう)売りつけようとしていた男がいたのを思い出す。
 インドのいちご、今もあまり食指は動かない。おいしいマンゴーが食べたいものだ。