マサラ日記     previous«  »next

4月15日(金)

 新聞に「ハノイロックス」来日とあった。まだやってんか、という感じ。ボーカルのマイケル・モンローの顔なんか見事に変わってしまって痛々しい。80年代の全盛期の来日公演も酔っ払ってヘロヘロだったが、それはそれでよかった。今は写真を見るのですら、つらい感じだ。

 よりオジンだと、ジューダス・プリースト復活の来日公演というのもある。こっちのほうがスゴそうだ。
 昔、レコード会社にいる頃、デビュー当時のジューダスに実際に会ったことがあり、彼等をよく知る元音楽評論家の先輩ディレクターに「ボーカルのロブ・ハルフォードは変なヤツで、なぜかプライベートはいつもスーツだった」とロンドンでの写真を見せられたが、なるほどオフステージのどの写真を見ても、三つ揃いのスーツしか着ていなかった。

 昔からヘビーメタルにあまり興味はないが、モーターヘッドやジューダスにはさすがのカッコよさがあると思う。今やコメディファミリー的キャラのオジー・オズボーンもパンク的な破壊力が爽快でイケている。

 そういえば、志村けん氏がロックマニアで、クイーンやユーライヤ・ヒープ(ディープ・パープルと並ぶ往年のブリティシュ・ハードロックバンド)などのファンなのは知っていたが、とある音楽雑誌を見ていて、高島政宏(アニキの方)が「フリクション」に関してマニアックな寄稿をしていて驚いた。この人、日本のパンクやニューウェイブシーンを私と同時代的にかなり深く体験している。ちょっと見直した。