3月19日(土)
ハーゲンダッツの新製品「チャイ」を食べてみた。
ハーゲンダッツはどのアイテムも高いレベルなので、これもまたまずくはないが、チャイらしい味かといえば、はっきりいって不発という感じ。開発担当者がおいしいチャイを口にしたことがないのでは、という疑問が直感的に頭をもたげた。
まず紅茶としての切れや味の強さが希薄。さらにはミルクのかぐわしさがない。そして何より、一般的なイメージとしての「チャイ」っぽさを演出すべきスパイシーな風味の不足。これもまたいただけない。ラベルを見るとカルダモンとシナモンのパウダーが使われているので「お、やるじゃないか」と思ったが、実際は香りが薄い。
チャイはしょうがをきかせるべし。これが私の持論だ。だからこのアイスもしょうがは入れてほしかった。さらには紅茶のフレーバー、ミルクのコク、カルダモンやシナモンの香りをもっと強めればよかっただろう。
たしか、ハーゲンダッツには「ロイヤル・ミルク・ティ」というのもあったような気がする。これなら、よっぽどあっちの方がチャイっぽかった感じ。さらには「抹茶」、これもまたおいしかった。
この製品、何となく、成田からインド方面へのフライトの機内食に出てきそう。そうしたらけっこう感激したりして。食べるシチュエーションによって、食べものの評価は変わったりするのである。