マサラ日記     previous«  »next

3月13日(日)


 朝昼兼用で前夜の豚、水菜、うどんで鍋仕立て。昆布だしに刻んだにんにくを入れ、味つけは塩、薄口醤油、ナンプラーという組み合わせで、これがうまい。興味のある方はぜひ一度お試しを。

 さらには、なぜか冷蔵庫の中にじゃがいもがたっぷり。皮ごとゆでてから皮をむき、一口大にカットしてクミン・シードやカイエン・ペパーなどで炒めてみた。いわゆる「ジーラ・アールー」などいわれる家庭料理だ。

 男爵系のホクホクだったので、予想外のこふきいも状態になった。インドだとこういうのはめずらしい。でも、まあいいか。

 西洋料理系の店では、「うちは男爵のみ」「私はメークインしか使わない」といったように、使い勝手から生ずる調理人の好みがよくあるという。そういう点からすれば、インド料理総体とすればメークインが使いやすいという声が高くなりそうだし、事実、そうしている店も知っている。もっとも私自身は、どれでもそれなりに対応できるよう考えているが。

 後はムング・ダールを煮込んで、グリンピースの入ったプラオと合わせて夕食にした。いかにも北インドの家庭的な組み合わせ。こういうパターン、なかなか好きだ。

 何となくダラダラと、つぶやきシローのタイの「ウルルン滞在記」を観てしまう。予想通り内容自体はたいしたものではなかったが、料理やむこうの人々のたたずまいがよかった。