マサラ日記     previous«  »next

3月10日(木)

 テレビの生収録のため、朝3時半に起きる。6時に局に入り軽い打ち合わせなどの後、8時から本番。

 収録後ほかの仕事をして夜帰宅後、録画を見た限り、私自身には反省すべきところが多々あるものの(といっても、やってしまったことに対してあまり深刻に考えない主義なので、あまりシリアスな反省はしなかったが)、全体としては思ったよりいい感じになっていたので、ホッと一息。真摯に取り組んでいただいたスタッフのみなさんに感謝である。

 チキンカレーをベースに野菜を入れるのは本場でメジャーな方法ではないが、まったくないわけではない。どちらかといえばイスラームの手法である。先日もムスリム料理の達人である師匠の家(千葉県市川市在住)で「チキンと冬瓜のカレー」をいただいたが、これがまたバカウマだった。師匠も私もこういうときトマトではなく、ヨーグルトをベースにするのが特徴である。

 よくいわれることだが、テレビは横幅が約1.1倍に広がって映る。今回の番組でも、出演者全員生で拝見するとスリムな方ばかりだったのが、モニターを通すとそこそこふっくらと見えた。逆にいえば、テレビの画面を見て「この人、やせてるなあ」という方は、実際には相当なものということだ。

 また、今回の番組でひそかにおもしろかったのは、私が出ていた場面のBGM。シカゴの「サタデイ・イン・ザ・パーク」、オールマン・ブラザース・バンドの「ランブリンマン」、アナンダ・シャンカールによるドアーズのカバー「ハートに火をつけて」など。私の好みを見抜かれた感じの偶然性にちょっと驚いた。