マサラ日記     previous«  »next

3月8日(火)

 最近、新しいトレンドのインド料理店が少しずつだが東京でも増えている。たとえば本場インドの超高級ホテルの味やムードを再現(青山)、南インド料理を食べやすい価格や量で提供(京橋ほか)、ナーンとカレーのファスト・フード仕立て(下北沢)などなど。

 東京駅の裏手、茅場町や八丁堀から近いところに、インド料理とタイカレー、ネパールのモモ、ベトナムのフォーなどを一挙に出すカフェ仕立ての店を発見したので、お昼に入ってみた。これもまたインドカレーをベースにした新業態だ。

 すごいのは、セットメニューに「インドのチキンカレーとタイのグリーンカレーをナーンを食べる」のがあったこと。ほかにも、インドカレーとナーン、そこにフォーと生春巻きのついたセットなどもあり、けっこうびっくり。
 タイカレーをナーンで食べるのはやっぱり変だよと考える私は、きわめて保守的に「チキンカレーとナーン」のセットをオーダー。ミニサラダもついて880円だから、まあ許容範囲内。味もまあまあというものだった(カレーに香菜ではなく、青い小ネギをのせるのには違和感があったが)。
 
 タイカレーとナーンて、合うのだろうか? 別にそうまでしてメニュー展開しなくてもいいのではと思うし、私はそうした手法ははっきりいって嫌いだが、まあ、人様のやっていることだから、ここは第三者的に眺めることにしよう。

 ちなみにこのお店、店のスタッフ、お客様ともども多国籍。考えようによっては、ゴアやコバラムのビーチ・レストランみたいなムードでもある。グループで居酒屋的に利用するにはいいかもしれない。