マサラ日記     previous«  »next

3月2日(水)

 昼すぎ仕事の打合せで都内某テレビ局へ。終わって玄関を出ると、二十人ぐらいの熟年女性が集まって誰かを待っている様子。パッと考えたのは「韓流絡みか?」ということ。結局、どういう目的理由かわからなかったが、最近、街で女性たちが徒党を組んでいると半ば反射的に「何だよ。ヨン様ファンか?」などと考えてしまう。いけませんね、頭が固くて。

 先入観とか思い込みというのはどんな人にもあるものだが、そこにいつまでも固執せず、身軽に異なる思考や見解に遊べることが日々の生活でも重要だ。ところが、疲れていたり頭に血が昇っていたりすると、そうも行かなかったりする。
 何事も気楽に行けるかどうか、精神的な健康加減や疲労の度合い、はたまた若さのバロメーターでもある。

 この前も書いたが、花粉症シーズンの到来で、とうとう目と鼻にきてしまった。鼻水はそれほどではないが、とにかく目がかゆい。日本にきたインド人の知人(インド料理店オーナー。日本酒でシーク・カバブを食べるのが好き)も「来日五年目で花粉症になりましたよ。つらいですね」などとこぼしていた。環境悪化、添加物やらのおかしな食生活、心身ともへのストレスなどによる「先進国」に住む人間への複合汚染というわけだろう。こうなると、何が先進だかわからないが。
 インド亜大陸に行って、のんびりおいしいマンゴーでも食べていたいものだ。仕事山積みで当分無理だろうが。