2月18日(金)
寒いせいか、東京では風邪ひきの人が多い。
昨日の夜、食材を買いに新大久保のミャンマー人経営の店に行ったら、店主の方が「じつは風邪なんですよ。のどにきました」と達者な日本語で話してくれた。調子がよくないのは日本人だけではないようだ。
私もこの冬調子は全体的にイマイチだが、ぶっ倒れるところまで行っていないのはラッキー。風邪だと肝心なときに味がわからないから、料理関係者としては大いに困るわけである。
昼に、半ば発作的に「とんかつ弁当」を買って食べる。経験上、こういう揚げ物系を欲しくなるのは疲れているとき、あるいは体調がやや下降気味のとき。体が本能的に要求するのだろう。
トンカツ弁当はまあまあの味だった。しかし、食べ終わる頃には「ああ、違うものにすればよかった」と少し後悔。揚げ物を買い食いすると、たいていこんな結末になる。
ちなみに、仕事以外で揚げ物をつくることはめったにない。最近では数年前、山菜のてんぷらをつくったぐらいだ。
山菜といえば、早く温かくなってタラの芽のてんぷらでも食べたいもの。あれは日本ならではのうまさである。