マサラ日記     previous«  »next

2月12日(土)


 皮つきのマスル・ダールを煮込んでみた。20日の料理講習でも披露する予定の一品である。

 各種ダールに限らず、豆類もいもや魚同様、皮と中味の境い目がおいしい。私の好物、そら豆にしても、さやから出した若めのヤツをゆで、皮ごと頬張るのが好きだ。
 緑豆にしても、皮をむいてふたつに割ればムング・ダールだが、緑色の皮がついたままのを煮込んだカレーもまたおいしい。小豆だって、皮のところに独特のうまみが隠れている(ここまで書いて、うまいおしるこが食べたくなった。そういえば、西荻窪の店で冬になるとおしるこもつくったな)。

 豆というのは栄養タップリだが、消化に時間がかかるのが難点。インドのアーユルヴェーダでは、より迅速に豆を消化して体に栄養を取り込むため、スパイス類を使うのだと説いている。また、あまり夜にダールをたくさんまた頻繁に食べるのは、消化の点から勧めない専門家もいる。

 とにかく、豆というのは一年中おいしい。カレーやインド料理に限らず、いろいろな食べ方で楽しみたいものだ。