2月1日(火)
私にはめずらしく「ミックス野菜のカレー」をつくった。ベースはヨーグルト。トマトはいっさい使っていない。これに少量のトマト、あるいはカシューナッツのペースト、生クリーム、カスリ・メティ、香菜でも加えれば、東京の一等地にあるインド料理店で一皿1000円以上の「ミックス・ベジタブル・コルマ」がハイできあがりとなる。
でも、これはあくまで家庭の味のカレーだ。トロシャバのソースに野菜の滋味がジンワリ染み出ておいしいし、カシューナッツや生クリームなしだから、胃にもやさしい。
じつはこのメニューのポイントは具材。「れんこん」と「かぼちゃ」がメインなのである。
れんこんはインド料理に使われる。ただし、北インドがメインだろう。私の場合、南インドでれんこんに当たったことはない(たまたま私が未経験だということかもしれないが)。
れんこんは日本や中華だけの食材ではない。スパイスとの相性もよいのだ。
れんこんとともにおもしろいのは「さといも」。インド亜大陸のさといも料理もまたおいしい。
食材と料理の関係性に固定観念は禁物だ。