マサラ日記     previous«  »next

1月26日(水)

 先日買ったマガジンハウスの「クウネル」をパラパラめくる。長尾智子さんによるスペイン・バスク地方の料理紀行がおいしそうだ。酒の肴の小特集にも「牡蠣の昆布焼き」とか「肉豆腐の味噌仕立て」といったウマそうなメニューが多い。毎号、各見出しがひきつける割りに本文のボリュームがやや浅いのが気になるが、内容のオリジナリティや記事の鮮度は高い。

 Hanakoが池袋特集だったので、これもついでという感じでクウネルといっしょに買ってしまった。ちょっと前から行きたいと思っている羊肉メインのモンゴル料理屋やディープな中国料理店がちゃっかり写真入りで掲載されている。パキスタン料理店マルハバの「マトン・カラヒ」やビリヤニの写真もおいしそうだ。しかし、全体的に私には既知の情報ばかりで内容の鮮度に欠ける。「料理好き」ライターやネットから情報を引っ張ってきたという感じが濃厚だ。

 ちなみに、いまだに雑誌とか新聞に書いてあることをうのみにする人は多いようだが、それは危険というもの。メディアのいうことは必ずしも正しくないことを、よく肝に銘じておいたほうがいい。そうしないと、誰かにコントロールされるぞ(昔、よく「じゃがたら」の江戸アケミ氏がよくそんなことをいっていた)。