来世往生=供養
私達が亡くなるとどうなるか仏教ではどのように云われているでしょう。仏教では、6道世界(地獄.我鬼.畜生.修羅.人道.天道)に輪廻転生すると云われています。
それではどういう事でそれぞれの世界に振り分けられるかと言うと、我々がこの世でどの位功徳(良い事)をしたかという結果において必ず的確に振り分けられるとされています。しかし我々はこの世で生きるために色々と仏様がしてはならない事をして生活しています。
それでは我々は必ず地獄.餓鬼等の世界に落ちなくてはならないかという事になります。そこに現れるのが仏様です。仏様は限りない慈愛によって地獄等に落ちようとする人達を救い上げてくれるのです。その仏様の慈愛を後押しするのが今この世で現存している私達です。そうした行いを供養といいます。
供養の方法として6種供養「花.線香.飯食.灯明.塗香.閼伽」を仏壇に供え、仏事にもとずいて礼拝し、報恩感謝の日常をおくる事が大切です。
供養の事を回向ともいいます。回向とは「めぐらしむける」と云います。つまり供養.回向とは亡くなった霊の為にするのですが、その功徳はほとんど供養を行なった方に向けられます。つまり先ず我々が功徳を積んで、その徳を亡くなれた方に代わり仏さまに巡らしむけて、成仏を願う、これが供養の本質です。
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