ゆっくり休んだおかげで、翌17日朝、目が覚めた時には体も軽くスッキリしていた。
後はロスト・バゲージになったカバンが出てくるのを祈るだけである。結局、昨日のうちにカバンは出てこず、今朝ナイロビに着く飛行機で出てくるかもしれないので、朝、稲野辺さんが空港に行って確認してくださるということになっていた。(本当に、稲野辺さんにはお世話になりっぱなしでした)今日行くアンボセリはナイロビから車で4〜5時間かかるので、空港に寄って荷物を受け取って出発するためには7時半にホテルを出発したい、だからその頃に電話すると言われていたので、ひたすら祈りながら電話を待つ。
7時半、電話が鳴る。ドキドキ。
「今朝の飛行機は遅れてさっき着いたので、今から確認します。確認次第出発しますので、そのまま待機しておいてください」
(((((((((((o_ _)o ドテッ …くぅ〜、もし今日も荷物が出てこなかったら、このままアンボセリに行くのか〜?と不安に思っていたら、8時再び連絡があって、ちゃんと出てきたので今から出発しますとのこと。フゥ〜ッ、どうやら最悪の事態は免れたようだ。
すぐにホテルのロビーに下りると、すでに稲野辺さんとカロラインさん、フレッドさんが待っていた。そして、稲野辺さんは昨日約束してくださったご自分のコンパクトカメラを持参されていて、私に貸してくださる。
稲野辺さんに見送られ、8時過ぎ、カロラインさん、フレッドさんと共にホテルを出発する。
車は日本製の中古の8人乗りワンボックスカーで、これから先はずっとこの車で移動することになる。さらに、サファリドライブの時には、この車の天井が持ち上がって開き、天井から顔を出してグルリと360度周りの景色を楽しめるのだ。
さて、8時半過ぎ空港着。無事に自分のカバンを受け取るが…!!私が今回使ったカバンはソフトケースで、背負ってバックパックにもなる、そのままでも持てる、取っ手を伸ばして引いて歩けるキャリータイプにもなるという3WAYバッグだった。しかし、本体は鍵をつけていたから中を開けられた形跡はないが、バックパックで背負いやすいようにカバンを締め付けるベルトはグチャグチャに外され、鍵のない外ポケットは開けられ(中身は入れてなかったけど)ていた。しかも、一体どんな扱いを受けたのかはわからないが、キャリーの取っ手には傷がつき、全体が真っ白埃まみれだった。(しかし、他に目立った損傷もなく、中身も無事でした)
まあ、無事にカバンが出てきて何より、これで気分よくナイロビを後に出来る。
9時、空港を出発。一路南のアンボセリ国立公園を目指す長いドライブが始まった。
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