ジャンボ! アフリカ 〜26.腸がねじれてグチャグチャになりそう…〜

 

 さて、ナクルを出てしばらくはきれいな舗装道路が続いていたが、どれ位、どの辺りまで走ったのかわからなくなってきた頃から、いよいよ噂のデコボコ道が始まってきた。
 アスファルトの道なのだが、場所によっては数メートルとあけずに道のいたる所に穴があいている。それもハンパな大きさ・深さじゃない。一体、どうやったらこんな穴が出来るのだ?ここは隕石の落下地帯か?なんて考えていても、思考回路がぶっ飛んでしまうくらい車がガタガタ揺れ続ける。(後で知ったが、穴の出来る原因は水はけの悪さと昼夜の温度差で舗装がダメになること、それに積載量を越えたトラックがどんどん通るかららしい。)
 絶え間なく続く激しい振動に、腸がねじれてグチャグチャになって口から飛び出しそうな気分だった。それでもなんとか、マサイマラまで車酔いせずに持ちこたえたが、朝ご飯を食べ過ぎたのは間違いだったかなと、ちょっぴり考えてしまった。

 後に帰国の途中、乗り継ぎの関係でドバイに立ち寄り、デザートサファリに出かけて砂漠の中を4WDで疾走する体験をした。
 アラブの兄ちゃんは「すごいだろ〜?」と自慢していたが、確かにスリルさは上だったが、柔らかい砂地の上を走る砂漠ドライブの方がよっぽど快適でラクチンだと思うくらいケニアの道はすごかった。