ジャンボ! アフリカ 〜21.ナカタ君にマサオさん??〜

 

 ところで、またまた話はそれて、ケニアの人の名前について少し語ってみる。

 ドライバーのフレッドさんに、ガイドのカロラインさん、マサイ村で会ったリチャードさん…。過去のイギリス植民地時代の影響かヨーロッパ風の名前だ。

 ツリートップスのボーイ君はコイチ君で、後に行くマサイマラ・フィグツリーキャンプのボーイ君はンギリ君と言った。うんうん、アフリカっぽい名前かな。

 ロッジに着くと大きなカバンは必ずポーターさんが部屋まで運んでくれるのだが、アバディアのロッジで出会ったポーター君は、自分の名前を「ナカタ」と教えてくれた。へっ?!思わず、サッカーの中田英寿選手の顔が浮かんで、「フットボールプレーヤー?!」と聞き返したが、ナカタ君は答えずニコニコ笑っていた。(ちなみにケニアはイギリスの植民地だった関係でサービスを受けたらチップを渡す習慣がある。ポーターさんには1人につき50シリング程度が相場だと出発前に聞いた。)

 まあ、このナカタ君は「ふぅ〜ん。ケニアの人の名前はこんな名前もあるのかな?」だったが、ちょっと胡散臭かったのは、後にナロクの町近くの土産物屋で会ったおじさん!
 彼は、聞いてもないのに自分の名前は「マサオ」だと言い、土産物屋でお買い物のおきまり・ボールペンを催促してきた。「ま、まさおさん〜??」思わず、“「まさお」ってどんな字を書くのだろう?”と考えながら、本当にマサオさんなのか?と聞くと、彼はニヤニヤ笑いながらまた「マサオ」と名乗った。

 うむむ…( ̄ヘ ̄) 本当に、ケニアには「ナカタ」や「マサオ」という名前があるのだろうか?ケニアの人名について調べてみるのも面白いかも…と思った。(どなたかご存知の方が読まれましたら、ぜひ教えて下さいませ。)