A LABORATORY OF THEATER PLAY CRIMSON KINGDOM

演劇実験室∴王国

全公演 キャスト・スタッフ 名鑑

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五十音順

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行


【あ行】

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相原美奈子 (あいはら みなこ)

俳優 所属:はれる屋
2004『火學お七』少女娼婦ゆき

一種の癒しのような初々しさを持っている。だが、初々しすぎる。もっと一種のプロ根性というかプライドのような物を強烈に持った方がよい。環境が変われば芝居も変わって行くのではないかと思うのは老婆心か……演ずるという事の歓喜と恐怖が表裏一体である事を知れば、まだまだ伸びる。

青木タクヘイ (あおき たくへい)

音響プランナー・オペレーター
2004『火學お七』、2006『不死病2006』音響プラン・サウンドデザイン、2004『聖なる侵入』、2005『美神の鏡』音響協力

神の耳と指を持つ音響マン。「ああ、そうでしょ、そうでなくっちゃね」という音がなだれ出て来るのだ。こうでなくちゃね。あたしもかつては音響と二足の草鞋を履いていたので、この人の凄さは良く解るのである。脱帽。

亜飛夢 (あとむ)

舞台美術 所属:P−BOX
98『井戸童』、99『不死病』、00『人造天女』、以上三作品の美術を担当。

演劇実験室∴紅王国に先立つ、パンドラ劇場とP−BOXプロデュースによる舞台では、全作の美術を担当している。その他、劇団俳優座ラボ他、小劇場の舞台美術を数多く手がけている。本名、広瀬誠一郎。

阿野伸八 (あの しんぱち)

俳優
2002『女郎花』飛蝗、03『雄蜂の玉座』伯父(万城目淳)、2003『蛭子の栖』原敬、2004『聖なる侵入』平井泰正、2005『美神の鏡』来栖。

シアトリカル・ベース・ワンスモアに野中友博が書き下ろした『倭王伝』、『八岐大蛇』にも出演している。有名声優、井上和彦さんの声優学校の講師も務めている。座内では誰からも愛され、(女優限定で)誰をも愛する博愛主義者。そして博学。艱難辛苦の人生を送って来た筈だが、そんな事はおくびにも見せない大先輩。通称・アノッチ。

在倉恭子 (ありくら きょうこ)

制作・衣裳 所属:演劇実験室∴紅王国/P−BOX
98『化蝶譚』、『井戸童』の衣裳。2001『水神抄』以後は制作チーフを務める。

高校時代から紅王の助手を務めている女房役だが、紅王の妻ではない。評論家志向だったが、最近は掲示板以外に文章を発表しないので、旧来のファンからブーイングが上がっている。肝心な時に体調を崩してリタイアしたりするので、劇団員の顰蹙を買っている一面もあるが、今や制作面の要。

今村恭子 (いまむら きょうこ)

俳優
98『化蝶譚』で化蝶(紋白の分身)を沢村小春と共に演じた。

直前まで「劇団帰ってきたゑびす」に所属していた女優だが、本作以降は日本舞踊に専念。

大川戸由嘉 (おおかわど ゆか)

俳優
98『井戸童』奈美(海軍夫人)、99『不死病』御嶽瑠都。

紅王国期待のホープだったが、現在、育児休業中。紅王は彼女をプリンセス・クリムゾンと呼ぶ。書道と居合道の有段者で、その特技ゆえに未だに招待状の宛名書きなどに酷使されている。今、最も早期復帰が望まれている女優。

小川和志 (おがわ かずし)

制作 所属:演劇実験室∴紅王国
2001『水神抄』チーフ・プロデューサー、『雄蜂の玉座』舞台監督。

実は紅王国の俳優中川こうのスタッフネーム。このペンネームは某格闘家二人の名前をミックスしている。さあ、誰でしょう?

小澤浩明 (おざわ ひろあき)

俳優 所属:世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
2004『火學お七』質屋

「美味さはカロリーに比例する」「カレーは飲み物である」など独自の哲学(?)を展開するプロMの怪人、あるいは快人。「受付は役者に出世する」という謎のセオリーを踏んで念願の紅王国出演を果たした。如何でしたか? 真面目な稽古中にも確信犯的なボケをかますが憎めない男。人徳だろうねえ、多分……通称・オザピー。

小野兄弟……小野八着 (おの はっちゃく)、小野貴巳 (おのたかし)

舞台監督 所属:JetStream
2004『火學お七』、『聖なる侵入』、2005『美神の鏡』、2006『不死病2006』舞台監督

小野兄弟、兄・八着と弟・貴巳。ちなみに弟の貴巳は、現場によっては「九着」と呼ばれる事もあるとか……俳優への気遣いが嬉しい舞台監督。

音楽図鑑 (おんがくずかん)

音響プランナー・オペレーター
98『井戸童』音響。

会社名のようだが、個人のペンネーム。御本人の本業は俳優。

恩田眞美 (おんだ まみ)

俳優・ダンサー・振付 所属:ひよこ組
98『化蝶譚』紋白、『井戸童』美琴、99『不死病』吸血姫/刹那、2000『人造天女』兼田翔子、2002『御蚕様』御嶽千種、『女郎花』遊女睡蓮、2004『火學お七』振付、2005『美神の鏡』所作指導。

ダンス教室「ひよこ組」組長。振付師、ダンサー、スーツ・アクターとしても活躍。演劇実験室∴紅王国創立メンバーで、旗揚げ以前から野中友博の演出作品には出演していた。年齢不詳の存在感と美貌で多くのファンを持つ。JAC出身で、殺陣と立ち居振る舞いは絶品。2002年9月、惜しまれつつ退団。2004年の『火學お七』では振付師として紅王国逆上陸。

【か行】

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影土 優 (かげと ゆう)

俳優
2004『火學お七』鋏屋

ありとあらゆる稽古場にオーダーメイドの自転車で登場する。メールの署名などには「TOKAGETOKAGETO」などと書くが、確かに蜥蜴というか、爬虫類のような独自の質感を持っている。ただし、彼は際物でも色物でもない。極めて理知的に、考えた真面目で謙虚な役作りをする……とはいえ、やっぱりこの男に云わせたかったのである「中村鋏店を開業したんです!」と……

鰍沢ゆき (かじかざわ ゆき)

俳優 所属:演劇実験室∴紅王国

 →詳細は個人ページ

葛城啓史 (かつらぎ ひろぶみ)

音響・その他 所属:P-BOX/演劇実験室∴紅王国
98『化蝶譚』舞台監督、2001『水神抄』以降の音響。

その正体は紅王こと野中友博。80年代から、作家と演出以外のパートを務める時に使っているペンネーム。かつて中川こうの所属していた「EDメタリックシアター」の音響プランナーとして考え出されたペンネームで、理由は、当時所属していた青年座にナイショで仕事をする為。

加藤あゆみ (かとう あゆみ)

俳優
98『井戸童』由紀(陸軍夫人)。

以前は扉座に所属していた女優で、扉座時代にP−BOXの『真・化蝶譚』に客演し、紅王国では鰍沢ゆきの演じた霧島翠役を演じている。扉座ではリンダという源氏名で呼ばれていたらしいが、紅王国では禁句。

河合明彦 (かわい あきひこ)

画家・デザイナー 所属:オフィスレオン/P−BOX
旗揚げ以降、全作品のチラシデザイン。

画家としては国内のみならず、バリ島でも個展を催している。容貌からは想像もつかない高音の声の持ち主で、電話中に声でFAXが起動してしまったという伝説の持ち主。

川崎真嗣 (かわさき しんじ)

カメラマン
99『不死病』の宣材と舞台写真を撮影。

菊地 廣 (きくち ひろし)

制作 所属:舞台よろず相談所・K企画
2002『女郎花』の制作協力、2003『蛭子の栖』、2004『聖なる侵入』、2005『美神の鏡』、2006『不死病2006』制作。

軽快なフットワークと気遣いで、多くの舞台を精巧に導いた人。2003年より、製作チーフに内定。

北島佐和子 (きたじま さわこ)

俳優
98『化蝶譚』揚羽、『井戸童』安寿、2000『人造天女』富良野ありさ、2001『水神抄』女将、2002『御蚕様』氷室雪代、『女郎花』龍胆、2003『雄蜂の玉座』妻(一ノ谷暁子)、2003『蛭子の栖』奏、2004『聖なる侵入』辰宮由佳里、2006『不死病2006』御嶽奈緒美。

ほぼ全作に客演している常連女優。通称・サワちゃん。喜劇女優「富士鷹茄子B」というもう一つの顔も持っている。存在そのものが座内の精神安定剤になっしまうような人格者だが、かなりのボケをかます事も多い。役に必要な音……台詞の音色を的確に把握し実行するという天才の域にある女優。

久米 暁 (くめ あきら)

俳優 所属:アンクルベイビー
98『化蝶譚』葛城。

元・劇団俳優座。反抗する若者を地で行くような直線タイプ。

小林達雄 (こばやし たつお)

俳優 所属:岸田理生カンパニー(?)
2002『御蚕様』氷室暁悦、2003『雄蜂の玉座』父(一ノ谷博士)、2003『蛭子の栖』山県有朋、2004『聖なる侵入』鳴滝純平(1980)、2005『美神の鏡』海棠、2006『不死病2006』御嶽栄作教授。

元・ボッカメロン、元・燐光群その他諸々で、岡部企画、プロジェクトM、E..G.WORLD、その他諸々に、年間十本前後の小劇場に出演する鉄人。当然の事だが人脈が広く、多くの若手に慕われている、何処が本当のホームグラウンドなのか謎のおじさん。求道的なウォーミングアップに反して、メイクはしない。化粧前の鏡はポスターやチラシを貼って塞いでしまうという不思議な性癖をもっている。

駒田 忍 (こまだ しのぶ)

俳優
2003『雄蜂の玉座』娘(一ノ谷蘭)、『蛭子の栖』琴、2004『火學お七』マッチ売りの少女、『聖なる侵入』辰宮祈子、2005『美神の鏡』麗華、2006『不死病2006』御嶽瑠都。

オレンジの網タイツで『御蚕様』や『女郎花』で、受付の花となっていたのは、何を隠そう彼女です。身につける物から愛車のスクーターまで、オレンジ色に統一するその拘りはもはやあっぱれの域。紅王による命名は橙姫(だいだいひめ)。東京座では鰍沢ゆきとも共演の、紅王のお気に入り。ヤックデカルチャ!

小松エミ (こまつ えみ)

俳優 所属:演劇集団円
98『化蝶譚』智恵。

声優としても「ER」などで活躍。鰍沢ゆきや、紅王の妻とは大学の演劇科で同級生だが、『化蝶譚』でのセーラー服姿は、まるで女子中学生そのもので、多くの関係者の度肝を抜いた。本人も凄く可愛いのだが、お母さんも同様に可愛い。お洒落のセンスは唸る程に抜群。

【さ行】

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佐々木べん (ささきべん)
俳優

2003『雄蜂の玉座』息子(一ノ谷東大)、2003『蛭子の栖』鵜飼晴彦、2004『火學お七』米屋、2004『聖なる侵入』逸見翔、2005『美神の鏡』蜉蝣、2006『不死病2006』袴田十三。

 格闘家という過去を持つ彼を、単なる体育会系と見てしまうのは間違いだ。尋常ではない読書量と、「世界」への知的なアプローチが、彼の役作りを支えている。そして、それは、優れたアスリートが、実は知的なタクティクスをもって勝負に望むのだという事を再認識させてくれるのだ。最新鋭の電脳を搭載した重機……ある意味、俳優の理想像である。後は、センスと結果を直結する回路を繋ぐだけだ。イケイケである。2007年念願のプロレスデビューを果たす。

佐藤由美子 (さとう ゆみこ)

俳優 所属:演劇実験室∴紅王国

 →詳細は個人ページへ。

佐藤リョースケ (さとう りょーすけ)

俳優
2001『水神抄』親方。

特技はイラスト。それを仕事にしていた事もあるらしい。通称、エロエロ大王。その名の由来は……御想像にお任せします。

澤藤桂 (さわふじ かつら)
劇作 所属:青果鹿
2004『聖なる侵入』、2005『美神の鏡』演出補

 野中友博に師事して劇作を学んだ紅王の三番弟子。処女作『蔵』で早くも劇作家協会新人戯曲賞の最終候補にノミネート。青果鹿を立ち上げ、第一作『蔵』と、第二作『北沢駅前公衆便所』を上演。痛々しい程の怨念に拘る劇作界の女盗賊プーラン。紅王率いる劇作ワークショップDISCIPLINEのメンバー。2007年、『川竹の流れ流れて、あゝゴールデン浴場』でテアトロ新人戯曲賞佳作受賞。

沢村小春 (さわむら こはる)

俳優
1998『化蝶譚』化蝶、1999『不死病』円居美奈(修道女)、2000『人造天女』土帥美琴(人造天女エヴァ)、2001『水神抄』末娘(ミヲ)、2002『御蚕様』金満小雪(写真出演)、2002『女郎花』遊女芙蓉、2004『火學お七』お七

 包み込むような声と物言い、そして確実な立ち居振る舞いの両者を兼ね備え抜群の安定感をもつ。直感と努力を併せ持つという意味でも希有の人。長年培った日本舞踊を背景に、絶品の摺り足を踏む。 天が二物を与えた希有な女優。劇団員として民生尚書を務めていたが、2005年退団。

島田雄峰 (しまだ ゆうほう)

制作
旗揚げ『化蝶譚』から『水神抄』までの制作チーフ。

2001年退団後も旧ホームページの管理人を務めてくれていた。現在は照明会社を経営。ちなみに雄峰は本名です。

末次浩一 (すえつぐ こういち)

俳優
1998『化蝶譚』特高刑事・東条、『井戸童』先生、1999『不死病』御嶽栄作教授、2000『人造天女』逸見蔵人、2002『御蚕様』金満寛至』

 稽古のとっぱじめから凄い勢いで役に飛び込み、役を構築して行く。初見で既に試すという事をしない一番バッター」。兎に角、出塁してチームを勢いに乗せる……そんな役割を担ってくれている。弾ける時は誰にも負けないが、まじめで控え目な性格が普段の彼を寡黙にしている……ところで、公演中の劇場には、「中目黒商店街のおじさん」「劇評家・八時A介」「マー坊」などといった不思議な人が出没するが、そんな時に限って彼はいない。

鈴木 淳 (すずき じゅん)

俳優
1999『不死病』御嶽猪作、2002『女郎花』竈馬、2003『雄蜂の玉座』次男(一ノ谷章吾)、2003『蛭子の栖』帽子の男(御厨恭介)、2004『火學お七』土地係、2004『聖なる侵入』鳴滝純平(1948)、2005『美神の鏡』間久部。

 紅王国外でもシアトリカル・ベース・ワンスモア公演『倭王伝』と『八岐大蛇』で野中作品に出演。

諏訪部仁(すわべ ひとし)

俳優・演出 所属 岸田理生カンパニー
2002『御蚕様』氷室源一郎(写真出演)、2003『蛭子の栖』刑事小泉

座組全体の精神安定剤となってしまう人格者。こまめに仕事をこなしているので、テレビをつけっぱなしにしていると、思わぬ所でスワパパの笑顔に出会う事が出来る。出演していない時は、懇切丁寧かつ安定度抜群の客入れでも活躍してくれる頼れるお父さん。

園部貴一 (そのべ きいち)

俳優
98『化蝶譚』生(ススム)、『井戸童』海軍、99『不死病』袴田十三、2000『人造天女』藤野五月。

創立初期から期待の若手として活躍したが、劇団としてのアウトラインが確立する矢先に離脱し、皆を残念がらせた。それでも未だに皆に愛されているお得な青年。本人は映像志向の為、昨今はオリジナル・ビデオ等で活躍している。

【た行】

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高田龍也 (たかだ たつや)

俳優・舞台監督 所属:モンキープロジェクト
98『井戸童』舞台監督

元・悪役商会の俳優で、今は自分の事務所を構えている。現在では、スタッフワークでは猿野籠也という名前を使っているが、公演当時はこの名前。お人好しの善人だが、一見確かに怖く見える。過日、彼とパンクファッションの野中、夜でもサングラスの中川こうの三人で呑んだ折りには、店員さんの手が震える程に恐怖させた。

高野宏之 (たかの ひろゆき)

俳優・ダンサー・振付・衣裳
98『井戸童』、99『不死病』の衣裳

紅王の大学の先輩。ここ一番で衣裳の助けを求める人。普段はダンスの先生として忙しい。昔は超スリムだったのに今は……なので、「笑っていいとも」の「ビフォア&アフター・コンテスト」で優勝した事もある。オカマキャラでテレビに出たりしているが妻子持ち。

高橋健二 (たかはし けんじ)

俳優・演出
2002『女郎花』蜉蝣、2004『聖なる侵入』目加田啓吾、2005『美神の鏡』紫苑。

 紅王国出演の為に、京都から単身赴任してくる。『女郎花』のベースとなった『蛹化記』でも同じ役で出演している。俳優だけでなく、台本や演出もこなす才人。身体表現には多くの抽出を持ち、紅王国全体の身体表現の底上げにも貢献してくれた。利賀の演出家コンクールにも参加している。プロレスや格闘技、怪獣や玩具道楽など、紅王と共通する趣味が多い為、演劇抜きでしばしば二人で遊んでいるらしい。『御蚕様』でも、当日パンフレットの家系図に写真でのみ出演している。

伊達一成 (だて かずしげ)

舞台美術・舞台監督
98『化蝶譚』舞台美術

美術プランナーだけでなく、舞台監督としても超一流の人。紅王のライバルの一人、田島一成率いる「劇集気狂いピエロ」のプランナーはこの人である。

田中幹子 (たなか みきこ)

俳優
2000『人造天女』虎瀬麻子

元・木冬社の女優さん。セルフ・プロデュースで何度も芝居を打っているパワフルな人。

玉川錦之輔 (たまがわ きんのすけ)

舞踊家・劇作・演出・俳優 所属:丸玉組
2002『女郎花』演出協力

日本舞踊玉川流師範。本名の高木栄一では丸玉組を名乗り、作・演出・主演で座長公演もやる。元JACで殺陣にも長けているので、和事に関しては万能である。恩田眞美とは高校の同級生(だが、JACでは後輩らしい)でもあり、俳優・高木栄一として紅王演出の『ヘルゲランの勇者たち』に主演している。

田谷 淳 (たや きよし)
俳優 所存:木山事務所
2006『不死病2006』甲斐(復員兵)

 紅王の演劇科の後輩であり、鰍沢ゆきとは同期。在学中から出演を望まれていた俳優であり、『不死病2006』にて十数年ぶりに実現した。静かな色気と無頼の漂う好漢。

塚原麻美 (つかはら あさみ)

俳優 所属:松濤アクターズギムナジウム
2002『女郎花』紫陽花

ワークスプロデュースの、『螢火抄』の為のオーディションで紅王の目にとまり、その後、何故か『女郎花』に出演する事に……出演が決まってから、全くの初舞台である事が判明し、紅王以下、劇団員たちを驚愕させた。プロ級の台詞回しと素人同然の立ち居振る舞いを併せ持つが、将来楽しみな女優さん。

寺田英一 (てらだ えいいち)

ミュージシャン 所属:P−BOX/Water Under
『化蝶譚』から『火學お七』までの全作品の音楽作曲演奏

紅王国のみならず、風琴工房、オルガンヴィトー等、多くの小劇場演劇にオリジナルの音楽を提供し続けている。その発起点は、学生時代に野中友博との初のコラボレートとなった、『女郎花』の原点『蛹化記』。以来、野中ワールドの最強兵器として、その世界観を支え続けている。その音楽の力は、俳優以上の読解力と、地道な作業と鍛錬の賜物。ライヴでの活動ではリード・ギターを担当し、そのパフォーマンスは痺れる程にカッコイイ。紅王とは中学の同級生だった最古の相棒。

【な行】

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中川こう (なかがわ こう)

俳優
1998 『化蝶譚』増淵久遠/帽子の男、1998 『井戸童』特高刑事小沢、1999 『不死病』甲斐(復員兵)、2000 『人造天女』富良野勝利(アダム28号)、2001 『水神抄』沈む男(ウシヲ)、2002 『御蚕様』氷室正平、2002 『女郎花』蜻蛉(鳥打帽・無産党員)、2003 『雄蜂の玉座』長男(一ノ谷文也)、2003 『蛭子の栖』遠眼鏡の男(大正天皇の生き霊)、2004 『火學お七』暦屋、2004 『聖なる侵入』辰宮洋介

 1998年の紅王国創立以来、2004年の『聖なる侵入』まで、中心俳優として作品の要をつとめた。

中川隆一 (なかがわ りゅういち)

照明プランナー
全作品の照明

紅王が青年座を退団後、初の作・演出を手がけて以来、全ての作品の照明を担当。青年座やTHEガジラなどで、業界随一の才能を発揮している他、商業演劇まで何でもこなす。地明かりという概念を取っ払ったシャープな明かりは、野中ワールドの色彩を決めているとも言える。紅王も頭の上がらない兄貴分とも言われているが、寺田英一だけは天敵らしい。紅王国旗揚げ直前には脳梗塞で倒れたが、それでも休みのない程仕事を入れるワーカホリック。通称・王将。

中島信行 (なかじま のぶゆき)

舞台監督
99『不死病』舞台監督

誠実で働き者の頼れる男。

根岸利彦 (ねぎし としひこ)

舞台監督
2001『水神抄』、2003『雄蜂の玉座』舞監協力、2002『御蚕様』、『女郎花』、2003『蛭子の栖』舞台監督

紅王の処女作である『繭物語』の舞監はこの人。『御蚕様』で14年ぶりにスタッフチーフに復帰した。妙な物を売っている場所を熟知していて、必要のない妙な物まで買ってきたりするが、衣裳や制作面まで全てのスタッフワークに気配りするところは青年座流。安心して、色々な事を任せきりに出来る舞台監督。

野上 文 (のがみ あや)

俳優・衣裳
2000『人造天女』森田弥生、2002『女郎花』衣裳協力

元・劇団第三反抗期。前の劇団に所属していた頃から、紅王のお気に入りだったらしい。小柄な体躯に似合わぬ頑張りやさん。衣裳担当としても多くの劇団で頼りにされている。

野口聖員 (のぐち きよかず)

俳優 所属:劇団フライングステージ
2002『女郎花』蜻蜒、2003『蛭子の栖』滝沢宗一郎、2006『不死病2006』御嶽猪作。

野中友博の書き下ろし『八岐大蛇』上演時にシアトリカル・ベース・ワンスモアに客演したのが縁で、紅王と出会う。所属劇団はゲイである事をカミングアウトしゲイに拘る作品を上演し続けているが、本人は唯一のノンケ(ヘテロセクシャル)。紅王のオタクな会話についていける希有な人として劇団員の注目を浴びた。元・陸上自衛隊という珍しいキャリアの持ち主。通称・とんきち。
 個人へホームページl展開中。

野中友博 (のなか ともひろ)

劇作・演出 所属:演劇実験室∴紅王国/P−BOX/劇作ワークショップ∴DISCIPLINE

 →紅王である。説明不要の筈だが、詳細は個人ページから。

野呂エリカ (のろ えりか)

俳優 所属:劇団☆A・P・B-Tokyo
2004『火學お七』産婆

新劇の誠実さとアングラの弾け方の両方を兼ね備えた女優。多分、彼女の踏んできた演劇履歴と、所属劇団の持っているアマルガムがそこに結実しているのだと思う。大変気の利く働き者だが、時折「あらら……?」というピントのずれも見せてくれる。それも個性か?

【は行】

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萩谷正人 (はぎや まさと)

カメラマン・裏方・その他諸々 所属:演劇実験室∴紅王国
98『化蝶譚』、2000『人造天女』、2001『水神抄』、2003『雄蜂の玉座』の舞台写真、ビデオ等、『人造天女』の銃器

カメラ、鉄砲、パソコン、その他諸々に造詣の深い人。上記の仕事の他には「月刊GUN」のニューヨーク支局レポーターでありカメラマンであったりする。劇団俳優座で舞台部なんかもやっていた。いざという時に頼りになる人。失踪していたが無事に社会復帰を果たした。めでたしめでたし。

橋本尚美 (はしもと なおみ)
俳優 所属:劇団前方公演墳
2005『聖なる侵入』鳳雪子

 常連女優円谷奈々子と同じ前方公演墳に所属。『聖なる侵入』に緊急参加したが、ウォーキングなどの紅王国独自の身体表現にも早々に適応し大物ぶりを見せた。めげない、手折れない、そして常に前向き。そして全く嫌みが無く自分自身を愛する。これも人徳。
 個人ホームページはこちら。

畠山里美 (はたけやま さとみ)

俳優
2002『御蚕様』氷室日向子、2005『美神の鏡』槐。

『御蚕様』の出演、僅か一回にして紅王国サポーターの支持を、その美貌と演技力で獲得してしまった人。もの凄い読書家で、きっちりとした役作りをする。券売能力も、紅の歴代出演者で一二を争う。三年ぶりの紅王国『美神の鏡』では、『御蚕様』とは正反対の自由な女を演じ、役柄共々再び絶大な支持を得た。
 詳しくは公式サイト『畠山里美を応援するページ』にね。

花村宋冶 (はなむら そうや)

俳優
99『不死病』舞監助手

本業は俳優であるにもかかわらず、裏方として手伝って貰いました。通称・ハナちゃん。もの凄いハイテンションの人なのだが、酒の匂いだけで酔っぱらってしまう下戸だというのが不思議。

花柳司紗緒 (はなやぎ しさお)

舞踊家
98『化蝶譚』振付

紅王が若い頃から日舞関係でお世話になっていたお姉様。『女郎花』の原形『蛹化記』の振付も担当して貰った。紅王の在学中の卒業公演では、日舞の発表会なみのでっかい花束を楽屋に持ってきた為、「野中におっきい花束を持ってきた凄い美人は何者だ?」と大騒ぎになった。

東野元昭 (ひがしの もとあき)

アーティスト 所属:P−BOX
98『化蝶譚』舞台美術、『井戸童』宣伝美術

書家から現代美術に転じたアーティスト。偶然、この人と出会った事が、演劇からリタイアしていた紅王をこの世界に引き戻した。それぐらいのインパクトを持った作品を描き続ける異才。旗揚げ作品となった『化蝶譚』は、彼のビジュアル・イメージと、寺田英一のサウンドイメージの鬩ぎ合いの中で熟成したと言っても過言ではない。
 個人ホームページ展開中。

雛 涼子 (ひな りょうこ)

俳優 所属:ユニットR
2001『水神抄』長女、2002『女郎花』撫子、2003『雄蜂の玉座』母(一ノ谷早苗)、『蛭子の栖』雅、2005『美神の鏡』葵。

紅王が敬愛して止まない劇作家・岸田理生さんと、ずっと行動を共にしてきた女優さん。理生さんの死後はユニットRを立ち上げ、岸田理生作品の継承を続けている。思い切りの良い役への飛び込みと懐の深さは、まだまだ紅王国が未熟なのだと思い知らされる。紅王国ではラ・ママという存在感である。無類の酒好きだが、呑む事より、呑んで話すのが好きらしい。個人ホームページ展開中。

平沼 寧 (ひらぬま ねい)

俳優 所属:世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
2004『火學お七』暦屋の女房

プロジェクトMの歌姫。習った訳では無いというのだが、プロ並みの歌唱力を持つ。内面発動型のデリケートな役作りをする。様式表現を何か一つ身につけたら、向かうところ敵無しなのではないか? 集中のために自分を導く儀式、舞台上で真っ白になった時の反応などは、何故か小林達雄にそっくり。

広瀬奈々子 (ひろせ ななこ)

→ 円谷奈々子 へ。

堀川りょう (ほりかわ りょう
俳優 所存:アズリードカンパニー
2006『不死病2006』那由多

『聖闘士星矢』のアンドロメダ瞬、『ドラゴンボールZ』他のベジータ、『銀河英雄伝説』ラインハルト・フォン・ローエングラムなどで絶大な人気を持つ声優。舞台ではシアトリカル・ベース・ワンスモアに野中友博の書き下ろした『倭王伝』では神武天皇、続編『八岐大蛇』では景行天皇の兄などを演じている。酒豪にして健康オタク。

【ま行】

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増田幸一 (ますだ こういち
俳優 所属:演劇回転すめし
2004『聖なる侵入』渋沢英二

「紅王国の受付をした俳優は後に出演する」というジンクスを実現した俳優の一人。『聖なる侵入』では思い切りよく坊主頭になり、年長者達を狂喜させた。かつてはシアトリカル・ベース・ワンスモアの研究生で、紅王の書き下ろした『倭王伝』ではアンサンブルで出演し、続編『八岐大蛇』では、イケハヤの皇子という大役を演じている。
 「ヤッカのツルツル、ケンケンしよう」この台詞が分かる人はかなりの紅王オタクである。

松岡規子 (まつおか のりこ)
俳優
2005『美神の鏡』咲耶、2006『不死病2006』刹那。

 「紅王国に新たなミューズの降臨をみた」と紅王に言わしめ、紅王国初出演にしてヒロインの座を射止めた。絶対的な個性と質感を持ち、尚かつ突出した集中力を併せ持つ。『美神の鏡』の咲耶というキャラクターは、おそらく彼女の存在無しにはあり得なかった。物の怪を自然体で演じられる女優の一人。今後、どのような化け方をするかが注目される。

松木淳三郎 (まつき じゅんざぶろう)

舞台美術・小道具製作・舞台監督
98『井戸童』マスク製作、99『不死病』小道具製作、2000『人造天女』舞台監督、2001『水神抄』美術・舞監、2002『御蚕様』美術、『女郎花』美術、2003『雄蜂の玉座』、『蛭子の栖』、2004『火學お七』、『聖なる侵入』、2005『美神の鏡』美術、2006『不死病2006』美術。

舞台のビジュアル系に関しては、ありとあらゆる事をこなし、『水神抄』以後は、紅王国のメイン美術プランナーの地位を確立した。そして、その正体は俳優・松本淳一と同一人物だが、裏方系はこの名前になる。せっぱ詰まった時の「ダイジョブダイジョブ」という言葉は、誰もが不安になるらしい。

松本淳市 (まつもと じゅんいち)

俳優・劇作・演出 所属:スパンドレル/レンジ
98『化蝶譚』特高刑事近衛、『井戸童』海軍、99『不死病』刑事瀬戸、2000『人造天女』虎瀬主税、2001『水神抄』師匠、2006『不死病2006』刑事瀬戸。

「劇集気狂いピエロ」、「劇団帰ってきたゑびす」などの出演経過で紅王と出会い、紅王国の旗揚げに参加した。野中ワールドのファンと自認しているが、ファンというだけあって、その指向性はノマドチック。元々、ビジュアル系では松木淳三郎として活躍していたが、その活動範囲を劇作や演出へと拡げつつある。紅王は彼のポジションをコンシレーレと位置づけていたので、誰がその後を継ぐかで紅王国の未来が決まるとさえ言われている。有り余る知性の持ち主だが、それに反して俳優としてはなりきり型。

マリコ

俳優・劇作・演出 所属:演劇ユニットEva
2004『火學お七』少女娼婦ゆき

一説によると前世は花魁だったらしい。だからと云う訳ではないが役は少女娼婦。運命の糸だか因縁だかを感じたそうな……自劇団では、劇作、演出もこなす才人。

円谷奈々子 (まるや ななこ)

俳優 所属:劇団前方公演墳
98『化蝶譚』浅葱、『井戸童』天野渚、99『不死病』永邑千歳、2000『人造天女』愛宕絵里、2002『御蚕様』氷室深雪、2002『女郎花』芍薬、2003『蛭子の栖』四條桂、2006『不死病2006』永邑千歳。

北島佐和子と並ぶ常連女優。2001年に広瀬奈々子から円谷奈々子に改名。いつの間にか観客のハートを鷲掴みにしてしまうような声質と、湿度の高い存在感を生来の才能として持っているが、理知的に存在術を制御している女優さん。その才能は希有な物なので、多くの人が羨んでいる筈だが、本人はあまり信じていないのかも……物の怪の役を振られる事が多いが、『女』を演ると、実はその真価を発揮するかも知れない。個人ページはこちら

三浦美穂子 (みうら みほこ)

俳優 所属:劇団あとむ

ほぼ、全作で演出助手だの受付チーフだのと、面倒な役割を押しつけられている。
野中友博夫人。

溝口泰樹 (みぞぐち たいじゅ)

俳優
98『井戸童』特高刑事細川

やった役は「座長の役」と言われていた。小姑が大勢いて苦労したかも知れない。今のところ、俳優業からはリタイア中。

深山朝音 (みやま ともね)

俳優
2001『水神抄』次女

淡々と物事を語る事に長けた女優さんだが、どちらかと言えば映像向き。深山朝音は紅王国だけの芸名。叶岡伸で、映像、その他の舞台に立っている。『人造天女』では演出助手もやって貰った。通称・ノブさん。

森田裕美 (もりた ゆみ)

俳優 所属:座◎葉隠
2004『火學お七』少女娼婦はな

女優業と共に日本舞踊も続けている。所属劇団は殺陣主体のアクション系……そうした事も相まって、一種の様式表現という物について感覚的に身に付いている物があるのだろう。何かのきっかけで大化けする事が予感される女優さん。

【や行】

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山口睦央 (やまぐち むつお)

俳優・音響
2002『御蚕様』、『女郎花』、2004『火學お七』の音響オペレーター 2003『雄蜂の玉座』、『蛭子の栖』、2004『聖なる侵入』、2005『美神の鏡』音響

紅王国ではじめて、野中友博と寺田英一という音にうるさい二人の信頼を得た、絶妙の音響オペ。寺田の信任があったのは、音楽のセンスと機器操作のデリカシー、そして紅王の信任を得たのは、彼の俳優経験から来る芝居心である。でも、本人は役者として紅王国に出たいらしい。独特の声と喋り方が紅王の物真似の餌食になっている。通称・グッチ。元々はシアトリカル・ベース・ワンスモアの研究生。

山崎英正 (やまざき ひでまさ)

俳優
98『化蝶譚』露木

劇団俳優座退団後、紅王国の旗揚げに参加。体格が大きい割に声量が小さかったのは姿勢が悪かった為のようだが、それが妙な色気を出していた。紅王の妻曰く、「それまでの野中ワールドにはいなかった美形男優」と言わしめた人。

横山早苗 (よこやま さなえ)

俳優・衣裳・その他
2002『御蚕様』、『女郎花』の制作協力

家庭の事情を色々と抱えながら頑張るパワフル・レディ。当人が一番やりたい事は衣裳関係のようだが、このホームページ掲載の『御蚕様』の舞台写真は彼女による撮影。通称・お母さん。

【ら行】

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【わ行】

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渡辺 聡 (わたなべ さとし)

俳優 所属:劇団俳優座
98『井戸童』得壱、99『不死病』永邑那由多

繊細さと危うい知性と無鉄砲さという要素を並立させるという贅沢な俳優である。もっと客演して貰いたいのだが、なかなかホームグラウンドとの日程が合わない。苦悩というファクターを、喜怒哀楽ではなく、知的な部分で示す事の出来る人。今のところ、彼以外に、そういう事を託せる手駒がないのが悩みの種だったりする。

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