今日は夏の話題作「パール・ハーバー」の試写会に行ってきました。前回の「サトラレ」以来、試写会には何度も当たっているのですが、仕事の都合で断念していたので、今回はなんとしても行きたかったのでした。19時開演で上映時間3時間。帰りの最終バスに間に合うかどうかが心配でしたが、なんとか間に合いました。
まだロードショー前ですので、簡単にストーリーを。ナチスドイツがヨーロッパ諸国を次々と占領し、制空権を守ろうとイギリスが孤軍奮闘している第2次世界大戦中の話です。アメリカは参戦せずに戦況を静観しています。そんな中、幼い頃から兄弟同然に育ったレイフとダニーは、陸軍航空隊の精鋭パイロットとして、ニューヨーク・ロングアイランドの基地にいました。ある日、看護婦のイヴリンと出会い、レイフとイヴリンは激しい恋に落ちます。レイフはパイロットとしての理想に燃える男。アメリカが参戦しないまま、ひとり志願兵として戦闘の激しいイギリスに渡ります。残されたイヴリンとダリーはハワイ・オアフ島の基地に転属になり、ダリーは傷心のイヴリンの心の支えとなっていきます。その後、ここでは言えない一波乱があって、そして1941年12月7日を迎えます。大日本帝国海軍によるハワイ・真珠湾の奇襲攻撃が始まったのです。
レイフ、ダリー、イヴリンとそして仲間達の人間模様と、日本の動きを探る政府、軍部の様子が交錯しながら物語は進んでいきます。マイケル・ベイ監督、ジェリー・ブラッカイマー製作という「アルマゲドン」を手がけたコンビが、再び激しく迫力のある戦闘シーンを見せてくれました。3時間の上映時間もあっという間に過ぎてしまいましたが、そのうち半分ぐらいが戦闘シーンだったのではないでしょうか。個人的にはこの戦闘シーンが長く感じ、途中でちょっと飽きてしまいました。よくできているために生々しいのです。この映画にあるテーマは、レイフとダリーの「友情」だと思うのですが、それとまったく無関係に日本の執拗な攻撃が延々と続くのですよ。
真珠湾攻撃により、アメリカ太平洋艦隊は大打撃を食らいましたが、これをきっかけにアメリカ政府は第2次世界大戦への参戦表明をします。すなわち、日本に対する報復とヨーロッパ戦線への参戦です。アメリカ海軍陸軍航空隊と東京を空爆する作戦を立てます。負けないアメリカ。きっとこの映画は、全米大ヒットは疑いもありませんが、日本では、好みが分かれる映画だと思います。
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主演のレイフ役を演じるのは、これも「アルマゲドン」のベン・アフレック。「アルマゲドン」とときとはまた異なるキャラクターで、理想に燃えながらも純粋で一途な気持ちをイヴリンに傾けつづける役を演じています。ヒロインのイヴリン役にはケイト・ベッキンセール。初めてみる女優さんでしたが、「21世紀のイングリッド・バーグマン」とも評されているそうで(チラシによります)、きれいな人でした。美しく勇敢な看護婦を演じていました。
私がちょっとうれしかったのはレイフの上官役としてアレック・ボールドウィンが出ていたことでした。代表作には「レッド・オクトーバーを追え」「キスへのプレリュード」がありましたっけ(ちょっと古いか)。なかなかかっこいい上官を演じていました。このアレック・ボールドウィン、春にバンクーバーに行ったときに、ホテルで見たテレビのコメディードラマに出ていたのです。もちろんブレイクするずっと以前のテレビドラマですが、そのコミカルな役と今日の上官とのギャップが、なんだか微笑ましかったのです。
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今日は全国的に今年いちばんの暑さを記録したようです。甲府では36.4度まで気温が上がったとのこと。これでは体温と変わりません。細胞の培養するためのインキュベーターは、内部が37度に保たれています。多くのインキュベーターは比熱の大きい水を37度に加温することによって、内部の気温を調節しているのです。しかし、外の気温があまりに上昇すると、水を加温する回路がうまく働かなくなり、37度を保てなくなります。最近、インキュベーターの調子がおかしいのはそのせいか?
1日の最高気温が25度以上になると「夏日」、30度以上では「真夏日」になります。また、最低気温が25度以上の日は「熱帯夜」だった、ということになります。美杉村にいた日曜日も気温が上がって真夏日になりましたが、おそらく熱帯夜になる日は数えるぐらいしかないと思います。田舎はコンクリートで固められたところが少なく、土が空気中の熱を吸収してしまうからです。空気もきれいですから、局所的な温室効果もありません。
私が過ごした田舎の家ではエアコンを運転させることが滅多にないそうです。窓を全開にすると自然の風が通り抜けていきます。都会ではそうはいきません。全開にしたら向かいの家から丸見えだったり、隣のエアコンの室外機から熱い空気が入ってきたり、どこからともなく妙に鼻につく臭いが漂ってきたり、騒音でやかましかったり。田舎ではそんなこととは無縁です。窓を開けておくと虫が入ってくるぐらいなものです。
あと何十年かしたら、私も田舎暮らしをしたいものです。ただ、何十年か先もあの自然が残されているという保証はないんだなぁ。開発の手が入るか、過疎が進行して荒廃するか、そういう岐路に立たされている村は意外と多いと思います。
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ダリくんとの再会です。私達がみると激しく吠えたてますが、片方のスリッパのくわえて出迎えてくれる、とってもかわいいわんこです。
私達がテレビでサスペンスものを見ていたときです。刑事が聞き込みに行ったその背後で、イヌが「ワン」と吠えました。このダリくんはそれに反応して吠えまくり、しばらく家中を走り回ってなかなかおさまりませんでした。
美杉村の田舎があるその地域には、わんこがいそうであまりいないのです。どこからか吠え声が聞こえてきますが、近所にいる気配もありませんでした。このような山間地にあっては、高齢化が進んでいることを反映しているような気がします。ちょっと散歩に行くにも、坂道を登り降りしなければなりませんからね。
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今日は空から飛行機の部品が降ってきたそうです。名古屋市の北方、愛知県小牧市でその事態は起きました。名古屋空港を離陸した日本航空737便バンコク行きは、離陸直後のエンジントラブルを起こし、名古屋空港に引き返しました。そのエンジントラブルが原因か結果なのかわかりませんが、エンジンの部品が、飛行機の離陸コースにあたる小牧市の上空で落下したのです。幸いけが人は出ませんでしたが、家屋の屋根や車が壊れるという被害が出たそうです。
名古屋空港の正確な所在地は愛知県西春日井郡豊山町というところですが、ニュース映像をご覧になった方はお分かりかと思いますが、周囲は住宅地で囲まれています。1本の滑走路で国内線30都市へ92便/日、国際線30都市へ213便/週をさばいています。現在、愛知万博開催にむけて、常滑沖に中部国際空港を建設中ですが、それまではこの名古屋空港が東海地方における国内、世界への空の玄関の役割を果たします。春のバンクーバーへの出張も名古屋から行きました。残念なことは、スタバのコーヒーが飲めるユナイテッドは乗り入れていないようです。
私の家から、あるいは大学から、低空を飛んでくる飛行機がよく見えます。おそらく名古屋空港に着陸しようとしている、あるいは離陸してから南に向きを変え海上に出ようとしている飛行機です。そうかと思うと、より高い空を飛んでいる飛行機も見えます。これはおそらく高度を高く維持して名古屋市南部を東西に通過していく飛行機です。旅客機ばかりではありません。名古屋空港に隣接する航空自衛隊小牧基地を目指している自衛隊機もたまに見かけます。
乗り物好きな私にとっては、空を見上げて飛行機を眺めているのは楽しいひとときのひとつですが、上空が飛行航路の過密空域に近いことを最近知りました。空を見ながら事故だけは目撃したくないなと願うばかりです。
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美杉の田舎には、高槻からしばくんも来ていました。いつもと違う環境の中で、ちょっと落ち着かない様子。それでも散歩に連れ出すと、草や土の香りがする自然が気に入ったらしく、リードをぐいぐいと引っぱって歩いたのでした。しかし、ダリくんには吠えられっぱなし。しばくんは呆然と立ちすくんでいました。
枕が替わると眠れなくなるのは人ばかりではないようです。わんこもなかなか落ち着いて寝てくれないようです。いつも聞こえる音や周囲の匂い、湿度や気温の変化など、環境の違いには人よりもずっと敏感なのでしょうね。ですからちょっとしたことで、異常に興奮状態になることもあるようです。
やっぱり我が家がいちばんだ、と思うこともやはり人だけではないようで、しばくんも今は家に帰り、安息の眠りをむさぼっているようです。わんこもお疲れさまでした。
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家の中をハエが飛んでいます。ショウジョウバエという体長数mmほどのハエです。どこで発生しているのかわかりません。家中を探しても、生ゴミがあらわになっていたり、食べ残しをそのまま放置してあるということもないのです。いったいどこからと気になっています。
ショウジョウバエ、英語ではfruit fryと呼ばれていますが、私のような仕事をしている人達の間ではDrosophilaという呼び名で知られています。高校で生物を習った方なら、遺伝のところでショウジョウバエの目の色や羽の付き方、形の遺伝様式を勉強したことを覚えている方もいるでしょう。ショウジョウバエは遺伝学、発生学、形態学、分子細胞生物学、今さかんに行われているゲノム研究にも欠かせない実験材料なのです。
ショウジョウバエは世代交代が早く突然変異体が得やすいという利点があります。また遺伝子の突然変異は表現形となって身体に現れるので、スクリーニングが比較的容易です。これらの利点を生かして、ヒトの遺伝子の機能解析を行ったり、とくに多くの遺伝性疾患の発症機構などの解明につながるヒントが、ショウジョウバエの研究の中から得られているという事実もあります。私はショウジョウバエを実験に使ったことがありませんので、扱いやすいのかどうかは知りません。うっかり大事なハエがどこかへ飛んでいってしまうのではないかと心配になってしまいます。
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「小泉内閣メールマガジン」も3回目の配信になりました。今回の[大臣のほんねとーく]には「都市と農山漁村の共生・対流をめざし」と題して、武部農林水産大臣が寄稿しています。
私は名古屋に住んでいます。ここは日本を代表する都市のひとつです。素敵なレストランや喫茶店、スタバもあるし、映画館や美術館、遊ぶところもたくさんあります。とはいえ、写真のような田舎に行って野菜や花を育てたり、あるいは海に行ってのんびり過ごしたり、そんな願望を誰でも潜在的に持っているでしょう。
逆に写真のような田舎に暮らしている人達は、日常は不自由を感じず過ごしているでしょう。水も空気もおいしいし、時間に追われることもありません。けれども、都市の生活にある種のあこがれを持っているに違いないのです。
これからの時代、都市と田舎の生活を誰もが共に手にすることができるようになるでしょう。道路網や整備新幹線事業によって人と人との交流がもっと流動的になり、IT技術の発達にともない、いつどこにいても誰もが同じ情報を得ることができ、生活することができるのです。
メルマガにはこのようなことが書かれていました。かなり枝葉をつけています。
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明日は土曜日です。私はいつも通りに起きて、いつも通り研究室に行きます。この週末にかけて天気が下り坂と、週始めの天気予報は言っていましたが、結局今日も晴れました。どうやら土日にかけて雨になるかもしれません。
実は最近実験がうまくいっていないのです。これから研究で使おうと考えている遺伝子が12種類あります。この中で使い物になるのがいくつあるかわかりませんが、この12種類から絞り込んでいくことになります。それで、今週はこの12種類の遺伝子を、度々登場するPCRという方法で増やして、これをクローニングベクターというプラスミドDNAに組み込み、大腸菌に導入してさらに増やそうと考えておりました。
PCRは順調にいきました。今までうまくいかなくて苦労していた遺伝子に関しても、PCRの条件をいろいろいじることによって、十分な量のDNAを取ることができました。ここからがうまくいかないのです。何度やってもダメ。どうやらその根本的な原因が今日わかりました。PCRで増やしたインサートDNAをプラスミドに組み込むときに、プラスミドをいったんある制限酵素で切断して、その切断部位にインサートを入れているのですが、この制限酵素がうまく働いていないらしいのです。つまり、プラスミドを切ったつもりで切れていなかったのです。その酵素は研究室のメンバー共通で使用しているのですが、どうやら活性が落ちてしまったようですな。
これではうまくいかないのは当たり前なのですが、それでも、私は切断できたことを確認しながら実験を進めているので、納得はしていないのです。そんなこんなで実験はなかなか前に進みませんが、おかげで週末の実験が減りました。ちょっと休めそうです。
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東海ローカルネタです。フジ系列、東海テレビのキャラクター、ヤッパくんの壁紙です。東海テレビのホームページからダウンロードできます。3種類のサイズがありますので、ディスプレイのサイズに合う壁紙をダウンロードしてください。Mac用とWin用、カレンダー付き(右;7月)と付いていないものがあります。
ハガキで応募ずる試写会には全戦全勝だったのですが、今日初めてはずれました。「ドクター・ドリトル2」です。エディ・マーフィが獣医の役を演ずる動物もの映画です。実は私は動物ものの映画が好きです。畜産学科出身ですから、家畜がしゃべったりするとなおさらうれしいですね。「ベイブ」を観たときには感動しました。当時私は実験にブタの材料を使っていたので、子ブタが主役を演ずるというのには喜んだものですよ。
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今日は研究室でした。ほんとうは実験の待ち時間を使ってスタバへ行こうと思っていたのですが、どうも仕事がはかどらず、結局夕方になってしまったので、まっすぐ家に帰ることにしました。今日は早く帰れるのでご飯を炊こう・・・スーパーによっておかずになるものを買って帰ろう・・・そんなことを考えながら。
まだ明るい時間に家に帰ってきました。何ヶ月ぶりのことでしょう。私は週末もほとんど出かけているので、こんなことは滅多にないのです。土日は、朝から研究室に行っているか、名古屋か京都で彼女と遊んでいるか、あるいはひとりでスタバへ行って買い物して、それでも結局研究室には寄ってくるので、土日の帰宅時間もいつもと変わりないのです。
今夜はご飯を多めに炊き、スーパーのお総菜を買ってきて、冷蔵庫にある野菜たちを炒めて夕飯としました。残ったご飯はラップしてフリーズします。これで何食分かの夕飯にお米が登場することになります。それからお肉も買ってきました。これもフリーザーで凍らせておいて、近いうちにカレーになるはずです。
最近はどうも仕事の質が高等なせいか、帰ってきてもなかなか手の込んだものは作れません。作れないというより作りたいという気持ちがあっても元気がないのです。これでも岩手で大学院生をしている頃は、同じぐらいの仕事量(学生でしたから実験量というべきか)だったにもかかわらず、家に帰ってから、時間にして夜9時とか10時という時間に、ご飯を炊き、おかずを作り、なんと弁当まで作っていったこともありました。夜中におきてトマトソースやポテトサラダを作ったりしたものでした。
肉ジャガとか、作りたいです。食べたいというより、作りたい。
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写真に困ったときはソフトウェアの紹介です。今日は「山羊さんがぱくぱくメロディ」というフリーウェアです。テキストファイルをアイコンにドラッグ&ドロップするとソフトが起動して、山羊に食べさせることができます。食べるといってもビジュアル的にパクパク食べるのではなく、テキストファイルの文字列を読んでいくのです。左の画像は"食事中"です。
食事がすんだ後、"唄う"ボタンを押すと、読み込んだ文字列をピアノやギター、ドラムの音に変換して、QuickTimeで演奏します。テクストファイルはどんなものでもよく、左の画像では何かのInstaller
Log Fileを食べさせてみました。
文字によって音程が変わるわけですから、ファイルによって様々なメロディ(といえるのかどうか)が演奏されます。なかなか笑えます。
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今日から7月です。2001年も半分経過しました。ということは、私の新しい仕事も半年が経過したわけですが、いまだES細胞に遺伝子を導入するには至っていません。いや、正確にいうと、遺伝子導入は行ってきました。そのスクリーニングも進めていました。これらはすべて、私のES細胞手技の手解きをしてくれている講師の先生の仕事で、いわば私のトレーニングです。したがって、プロジェクトの方針に基づく私の仕事は本格的に動いているわけではありません。
さて、今日は久しぶりに高槻の彼女と名古屋デートでした。今日は日中、晴れ渡り、真夏日となりました。フラペチーノがおいしい季節です。ここしばらく彼女とスターバックスへ行っていなかったので、今日は広小路本町店へ行きました。私はシアトルのスペースニードルタンブラー、彼女はSung
as Two Bugsタンブラーのダブルタンブラーでした。夕方に差しかかる時刻でしたが、意外にも空いていました。通りすがりにのぞいた栄東急イン店は混んでいたにもかかわらずです。彼女はラズベリーモカフラペチーノがたいそう気に入ったようでした。
今日はいろいろと話し合いましたよ。これからどうしようかとか、将来はどうしようとか。ま、内容については恥ずかしいのでいいませんが、今月の予定として、ちょっと埼玉へ行くことになりました。私には親がもういないのですが、浦和の豆腐屋に嫁いだ姉がおります。というわけで、母の墓前にて彼女を紹介すると友に姉に会わせようという次第です。
今やさいたま市になった私の生まれた場所がどんなになったか、楽しみでもあります。
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名古屋駅桜通口をタワーズデッキの松坂屋側から撮った写真です。今日はとにかく、朝から晴れて暑くなりました。
ところで今日、栄から名駅に向かって広小路通をひたすら歩いていると、広小路伏見の交差点、南西角にボイズ・バリスタコーヒー伏見店の工事現場を見つけました。
シアトル系、エスプレッソベースのドリンクをサーブするスタイルはスタバと同様ですが、混んでいるのを見たことがないボイズ・バリスタコーヒー。私はなにげに、そこのラズベリーラテやアイリッシュ・クリームラテが好きです。
タンブラーを持参すると割引になるサービスも同様です。実は、ボイズのオリジナルタンブラーも持っているんだな。
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