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6/11/2001 (Mon)

 今日は月曜日。いつものように大学に行くと閑散としていました。自転車置き場が休日のように閉鎖されています。今日は「総長の日」という休学日だったのです。「総長の日」は「開学記念日」とほぼ同義だと思われます。国公立大学はたいてい6月1日を開学記念日として休学になります。私立大学もそれに準じているところが多いと思いますが、うちの大学は6月11日か6月の第2月曜日(どちらなのか確かめていません)が休学日になります。

 それを知らずに大学に行ったのではありません。せっかく平日に休めるのですから、これを利用しない手はありません。私は午前中に実験を計画して、その待ち時間が長くなるので、その間に都心へ買い物に行くついでにスタバへ行こうと画策していたのです。毎日世話しなければいけないES細胞は凍結保存してしまったので、完全オフにもできたのですが、実は昨日の夜、大腸菌のコロニーを増やして取ってきたプラスミドに目的の遺伝子がひとつも入っていなかった、別の言葉で言うと全部ハズレだったことが判明したので、今日は休むわけには行かなかったのです。

 午前中、昨日の夜からの酵素反応を止め、あるいは一晩培養した大腸菌を遠心分離で集めたり、いわゆるルーチンの仕事をひとしきり済ませ、栄へ向かいました。目的地はスターバックス広小路本町店です。店に着いたのは2時半頃でしたが、店内には4、5人の客しかしませんでした。オフィス街にあって、平日のお昼時と3時のティータイムの間のこの時間帯は空いているようです。とはいえ、私がオーダーしたラズベリーモカフラペチーノができてくる間に、窓際のソファが全部埋まってしまいました。

 期間限定で登場したラズベリーモカフラペチーノはデザート感覚のとてもおいしい飲み物でした。モカフラペをベースにラズベリーチョコクッキーをミキシングしてあり、ホイップの上にはモカパウダーが振りかけられています。ラズベリーチョコを食べているような味で、飲みながらラズベリーチョコを噛んだときの感覚と味がやめられなくなります。

 エアコンの効いている中でラズベリーモカフラペを堪能しつつ、昨日のスターバックスマニアックスを読んでいたら、すっかり体が冷えてしまったので、ショートサイズのCODをいただきました。これでドリンクカードのスタンプも2つゲット。すっかり落ち着いた頃、3時のお茶をしにOLさんが多くなってきたところで店を出てきました。

 その後、ロフトで買い物をしたあと、研究室へ向かいました。着いたのが午後5時。大腸菌のトランスフォーメーションを始めるにはちょうどいい時間です。いい時間の使い方ができました。

Picture of the day

マーケット・シーン 写真のタンブラーはシアトル、パイクプレイスマーケットにオープンしたスターバックス1号店がモチーフとなっているタンブラーです。オークションサイトで手に入れたものです。底の方に「ESTABLISHED 1971」と書かれています。ということは、スターバックスが誕生して今年で30年になるわけですね。

 昨日紹介した本の中に、会長ハワード・シュルツのインタビューが載っています。シュルツ氏は1982年にスターバックスに入社したのですが、この1号店の鍵を今でも持っていて、年に数回、閉店後の誰もいない1号店に入るのだそうです。誰にも秘密で。そして、開店当時から変わらない木製のカウンターをなでたりして、今までやってきたことを振り返り、初心を忘れないように自らを戒めるのだそうですよ。

 私も研究者としての初心を忘れないように戒めるために、学生時代を過ごした盛岡に行って、冷麺とわんこそばを食べたくなりましたよ。

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6/12/2001 (Tue)

 今日は火曜日だったのです。昨日が総長の日で休みだったので、なんとなく月曜日の感覚でした。おかげで、せっかく当たった試写会にまたも行きそびれてしまいました。ま、仕方がありません。今日も日々のルーチンワークを処理するのに追われていたし、試写会に行っていたら、おやつの時間に研究室の皆さんで食べたメロンにもありつけなかったでしょう。

 うちの研究室には、セミナー室、お昼の食事を取る場所、洗い物や滅菌作業場を兼ねる通称「キッチン」と呼ばれる部屋があります。もともとは実験室のひとつだったところで、私達は実験台の上でご飯を食べたりお茶を飲んだり、雑誌を読んだりすることになります。パーティションで区切られた2つのスペースがキッチンには存在し、ひとつは試薬を秤量したりバッファーを作ったりする試薬室として使用され、もうひとつは共焦点レーザー顕微鏡が据えられています。このようにキッチンはなかなか奇妙な場所です。

 よく研究室にコーヒーメーカーが置いてあるところがあります。いつでもおいしいレギュラーコーヒーが飲める、ような印象です。私が前にいた研究室にもありました。いつでもコーヒーが飲める環境に憧れていました。でもこのコーヒーメーカー、とくにドリップ式でサーバーに受けるタイプのものは、飲めるのは淹れたてだけ。時間が経つと酸化してとても飲めたものではありません(といいつつ私は飲んでいましたが)。こういう場合はエスプレッソマシーンなどを置いて、飲みたい人がショットを落として飲むというのがいいでしょう。しかしこの場合は、コーヒーを淹れたあとの豆の処理がちょっと面倒ですから、やはりいちばんいいのはメリタの101のような一人用の三角ペーパーフィルターとロトかもしれません。

 うちの研究室は各自好きなものを好きなだけ飲んでいます。午後5時を過ぎると、たまにキッチンの実験台の上にレミー・マルタンの瓶がドンと載っていることも。これは教授が紅茶に入れているようです。私もコーヒープレスとスタバの豆を持っていって、おいしいコーヒーを飲みたいと考えているのですが、いちおう研究室の「お茶代」を毎月払っている都合上、今のところはインスタントコーヒーをスタバのショートロゴタンブラーで飲んでいます。

Picture of the day

EVIAN COFFEE SHOP 今日の写真はコーヒーカップ&ソーサーです。白地にブルーのロゴがあしらわれているシンプルなデザインのこのカップ&ソーサーは、神戸・元町の老舗カフェ「EVIAN」のものです。スタバのコーヒーに慣れた舌には素朴な味に感じられますが、あ、こういうコーヒーの味を忘れていた、という印象を受けるコーヒを飲ませてくれます。

 震災のときにはもちろん全壊してしまったと思われますが、復興のさなか、いちはやく開業して、以前と変わらないコーヒーをサーブしてくれているのです。店内は古めかしく、客層も年齢がやや高めなのですが、そこにはスタバとはまったく異なる落ち着ける雰囲気を出しています。

 京都のイノダコーヒに行きたくなってきました。

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6/13/2001 (Wed)

 そういえばコンフェデ杯、日本は準優勝だったんです。世界第1位のフランスに1-0で惜敗しました。このところいろいろと書くことがあったので、ここで取り上げずじまいでした。中田もせっかくローマへ戻ったのに、出場の機会も得られず、チームも優勝を決めることができませんでしたね。

 さて、私の注目はすでにJリーグに向いており、今日はヤマザキナビスコ杯2回戦第1戦が行われました。コンフェデ杯出場選手にとっては、まだ疲れが癒えていない中で、ジュビロ磐田のゴン中山や鹿島のシンデレラボーイ、鈴木隆行くんも精彩を欠いたプレーが目立ったようですが、我が小野伸二くんはスタメンフル出場で2得点の活躍をしてくれました。

 浦和レッズは万博記念陸上競技場でガンバ大阪と対戦しました。コンフェデ杯の開催中Jリーグの公式戦は中断されていたので、各選手のコンディションやモチベーションの面でやや不安を感じていたのですが、それはレッズもガンバも同じこと。その中で、代表選手としてプレワールドカップを戦ってきた選手がチーム内にいるかいないかで、チーム全体のコンディションに差が出てきます。

 レッズは小野くんがフル出場したのに対し、ガンバはコンフェデ杯予選でブラジルの猛攻を無失点におさえたGK都築くんがベンチ入りするも出場なく、MF稲本くんはベンチ入りもできませんでした。このような選手のコンディションが得点に反映されたような結果でした。3-1でレッズ快勝です。

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ツバメの巣

 写真の中央、ライトの上にツバメの巣があるのですが、おわかりになるでしょうか?この写真はだいぶ前に撮ったものなので、まだお子さまはいらっしゃらない様子。この巣の主も不在でしたので、おそらくまだ建設途中の巣だったのかも知れません。

 ところでツバメの雛はいつ頃巣立つのでしょう。今頃なのでしょうか。今日、学内でパタパタと弱々しげに羽ばたきながらゆらゆら飛んでいるツバメを見かけました。その横を何者かが勢いよく急旋回しながら飛行していくのですが、それはおそらく親ツバメなんですな。

 天気のいい日に、日なたでベンチに座っていると、スズメが1羽、私の横に降りてきたのですが、何かを察したのか「やばい」と思ったのか、すぐさまパタパタと飛び去っていきました。そのスズメもまた、まだ若いスズメなんでしょうね。

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6/14/2001 (Thu)

 すみません。更新できませんでした。14日、この日は家に帰ってきて、食事を済ませたあと、そのまま床にごろんと寝てしまいました。起きたら朝7時半。体があちこち痛いですが、睡眠時間はいつもの倍になりました。週末は仕事です。月曜日のセミナーの準備もしなければいけません。なかなか忙しいですが、スタバにでも行ってリフレッシュできたらいいなぁと考えています。

 ということで、今日は写真もなく、どうもすいません。

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6/15/2001 (Fri)

 昨日は帰ってきたのが夜11時でした。食事して片づけ終わってゆっくりして12時。それからシャワーを浴びようとしましたが、お腹もいっぱいで眠くなってきたので、ちょっと横になるつもりが朝まで寝てしまいました。しかも起きたのは、彼女の電話してくれたおかげで、そのまま寝ていたらどうなっていたことか。

 これではいけないと思い、今日は少しだけ早く帰ってきました。しかしながら、帰ってきてから洗濯に食事の支度などをしていると、やはり11時を回ってしまいました。こうなると、食事を済ませるとどうも眠くなってしまい、今も眠いのです。このまま床に横になったら、朝まで起きないでしょう。

 明日はいつも通り仕事に行きます。そして待ち時間を利用して都心に出て、スタバへ行く魂胆です。しかし明日はあまりゆっくりもしていられません。実験のつづきがあるのです。月曜日のProgress Reportまでに終わらせておかなければならない仕事があるのですね。ま、自ら課した目標なので、そこまではがんばらなければならないのです。

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REALbasic 3.1J 「REALbasic 3.1J」が手に入りました。前のバージョンのアップグレードです。登録ユーザーは製品版よりも安く手に入れることができるというやつです。このソフトウェアは何ができるのかというと、ずばりソフトウェアを開発するソフトウェアです。Windows環境で動くVisual Basicと同じようなものです(よくは知りませんが)。

 Basicというプログラミングの基礎中の基礎ともいうべき言語がわかっていれば、プログラム動作の骨組みはこれですぐに作れます。あとはウィンドウのデザインやラジオボタンの配置、ダイアログボックスの作製など、見た目を形作っていき、実際に使うときのことを考えながら使いやすくしていきます。

 こんなソフトを作ろうとしています。実験支援プログラムとして、PCRプライマーのTm値だけを計算するソフトや、ベクターをある制限酵素で切ったときの電気泳動パターンのイメージを示すソフトです。よくできた遺伝子解析ソフトも売っていますが、値段が高くメモリも食ううえに、「ここだけ知りたいな」というちょっとした目的にいちいち起動させるのは面倒です。

 そんなとき、私の実験台の横にあるiBookでチャカチャカっとできたら、私にはとても便利なのです。すなわち自分用のソフトを作りたいわけで、シェアウェアにして稼ぐという目的はありません。

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6/16/2001(Sat)

 今日はいい天気でした。私はいつものように研究室へ。そしていつものように、昨日から培養していた大腸菌からプラスミドDNAの抽出でした。いったいどこがいけないのか、目的の遺伝子が組み込まれたプラスミドが取れないのです。まいった。月曜日はセミナーが控えているというのに、「まだできてません」では済まされません。

 実験の待ち時間をちょうどいい時間帯に調節して、気分転換もかねて午後から名古屋都心へ。いつものことながらスタバへ(下記)。そして散髪したくなったので、自宅の近所の床屋へ行きました。そこはカット専門の床屋で、大人も子供も1500円なのです。私は色気づいた頃(中学生の頃ね)からカットは美容院でやってもらっていたので、床屋というのはあまりなじみがないのですが、その店は私が名古屋に越してきて初めて髪を切ったところなので、クオリティにはやや問題があるものの安さに負けて再び行くことにしたのでした。

 理容室でも美容院でも洗髪をしてくれます。理容室では洗髪台に頭をうつ伏せにし、美容院では仰向けにします。私はいつも美容院で、いつものように顔を天井に向け、ほとんどの場合タオルなどを顔にかけてくれました。これが普通だと思っていたのです。が、理容室では顔をしたに向けるために、シャンプーのときに髪の毛がビチャビチャと顔面にかかり、そのうえシャンプーを流すお湯が顔面に流れてくるので目をつぶっていなくてはなりませんでした。

 いや、これが普通のことなのですが、いつも美容院だった私はちょっと慌てたのでした。美容院では、女の人はお化粧してますから、理容室のような洗髪はできませんよね。ナットク。

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新潟タンブラー 今日、研究室宛に届いた新潟タンブラーです。風になびく稲穂がモチーフになっていて、いかにも米どころといった感じです。札幌タンにつづき、これまたネットオークションで手に入れましたが、旅費をかけて買いに行くことを考えたら安いものです。とはいえ、いつかは現地のスタバに行かないと気が済みません。

 出品者は横浜の方。全国に顧客を持っていて、あちこち出張で飛び回っていて、名古屋にも着きに1度は来ているとのこと。名古屋のスタバ事情にもなかなか詳しい方でした。

 今日は広小路本町のスターバックスへ行きました。今日と明日を逃しては、今月は来れそうもないのです。ドリンクカードのスタンプも順調に集まり、明日はマグゲットとなるでしょう。

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6/17/2001(Sun)

 今日は日曜日、午前中、広小路本町店へ行きました。新プロモーションの豆「ジンバブエ」をアイスコーヒーでクリームパフをいただきました。次にラズベリーモカフラペチーノをタンブラーに入れてもらいました、ドリンクカードのスタンプが9個たまりました。これでスターバックスロゴの非売品マグカップが3つになりました。

 その後、名駅へ行き、スタバのハシゴ。顔なじみのバリスタさんに新潟タンを見せびらかし、タカシマヤの三省堂に行きました。駅前留学をやめて半年たち、最近、英会話から離れているので、せめてリスニング力だけでもキープしておきたいと考え、CDか何かないか探しに来たのです。そこで、英会話スクールの勧誘に捕まってしまいました。無料レベルチェックだけでも、ということで・・・。

 その某英会話スクールは名駅のすぐ近くにありました。さっそく、バンクーバーから来たというインストラクターと5分ほど英語で話しました。たったの5分でチェックができるのかと思いましたが、半年のブランクは大きく、インストラクターの早い英語を聞き取るのに神経を使いすぎて、まともな返答ができませんでした。

 私はintermediateなレベルと言われました。これは駅前留学中の最終レベルとほぼ同等です。そして、スクールの学習方法について、じっくりと説明されました。なぜ英語を使いたいのか、今までどんな英語の勉強をしてきたか、それで上達したか、どのくらい話せるようになりたいか、などなど、いろいろ質問を繰り返しつつ、そのひとつひとつの私の回答に対して、そのスクールの学習方法がいかに優れているかを説明してくれたのです。続いてレッスンの特徴などの説明に入りました。そのスクールは週末もやっていて、社会人も無理なくレッスンを受けられ、1話完結のトピックスが設けられていて、それに対して会話をしていく、などなど、これもじっくり時間を割いて説明してくれました。

 そして、最後に、こちらがのってきたところを見計らって、費用に関する話。これだけかかります、ほとんどの方がローンを組んで・・・と、なかなか大きな金額がパンフレットに書かれています。ふむ。どこの英会話スクールも、おそらくエステでもなんでも、このような流れで説明が進んでいくのでしょうね。1) 本人に関すること、2) それにはこんな方法が最適、3) 達成するにはこの(スクールの)方法がベスト、4) 本人の意志確認、そして5) 費用、目標達成できたとしたらこの金額は高いか安いか。これまでにいくつかの英会話スクール(駅前留学も含む)で話を聞きましたが、どこもこれにあてはまります。

 英会話スクール。行けば行ったで楽しいし、会話力も身に付いていいですけど、高いんですよね〜。

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濁池 ここに掲載するために画像を小さくしたら、送電線が見えなくなってしまいました。一見するとどこの湖かしら?と思いますが、これは大学の近所にある濁池(にごりいけ)です。池の向こう側は名古屋市緑区、手前は豊明市です。私はこの池の手前側を左から右へ通って大学に行きます。何が釣れるのか、バスか何かでしょうか、休日になるとキャスティングロッドを持った大人、子供がルアーを投げ込んでいます。

 今日も研究室に行きました。研究室に行く前にジンバブエとディカフェ・モカジャバの豆を買って帰ろうと思っていましたが、勧誘に引っかかったおかげでその時間がなくなってしまいました。例によって昨日から大腸菌を培養していたのですが、あまり長く培養しすぎると、バクテリアといえど死にはじめます。プラスミドを取るにはちょっと都合が悪いのです。

 さて、明日は私のProgress Reportの日です。これからその準備を仕上げます。

 
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