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2/26/2001 (Mon)

 今日は少し寒かったです。ここ数日続いた陽気のせいで、私はすっかり春がやってきたと思いこみ、上着をちょっと薄手のにして外に出たら、寒くてたまりませんでした。1週間の始まりです。月曜日は午前中から研究室の掃除、そしてミーティングがあります。なかなか時間をとられてしまうので、あまり仕事はできないのです。

 私が住んでいる緑区と豊明市の境目は緑に恵まれたところで、そこに自然の地形を利用した公園が造成中です。その工期が来月末までなのですが、私は夜、研究室の帰り、その工事現場をショートカットしてかえってくるのです。こうするときつい坂道を通らなくて済むのです。朝夕はイヌの散歩コースになっているようで、近所の人がわんこを連れて歩いていますが、街灯はあってもまだ点灯されていないので、夜になると真っ暗になります。

 つい最近、その工事現場にこんな看板が立ちました。「夜間暴漢注意!」。今まで気付かなかったのではなく、明らかにここ数日以内に設置された看板です。「痴漢注意」はよく見かけますが、「暴漢」というのは恐ろしいです。そういえばついこの間、主婦が短銃で射殺された事件が緑区で起こりました。この事件は怨恨や金銭がらみが動機になっているようですが、それでも物騒な話です。工事中の公園が開園したらちょっと怖いです。自然の地形を利用しているので、暴漢が潜むにはもってこいの場所なのです。これから暖かくなるし、気をつけなければいけません。

 でも、昼間はとてもきれいな場所です。

Picture of the day

名古屋わんこ 昨日、伏見偵察の途中で出会ったわんこです。またまた私の影が被ってしまいましたが、このわんこ、顔だけ明るいグレーで、身体は濃いグレーなのです。暗く見えるのは私の影のせいだけではないのですよ。

 ちょっと気だるそうに、左側の方を見つめていました。おそらくご主人様がいる方向なのでしょう。しばらくこのわんこのそばにいましたが、ご主人様が来る気配はいっこうにありませんでした。

 ラテホイップはまだ使っていません。ミルクは買ってあるのですが、もうしばらくお待ち下さい。

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2/27/2001 (Tue)

 今日は帰りが10時近くになりました。研究モードに入ってきたという感じです。今日は注文していた特注の試薬(同業者向けにいうとカスタムプライマー)が届いたので、さっそくそれを使って実験を仕掛けてきました。明日、その結果が出ます。予備実験ですけど、やはりいい結果、というか期待通りの結果が出てほしいものです。

 最近、英語を話していません。以前は某駅前留学をしていて、そこそこのレベルまで達していたのです。しかも、研究室に日系カナダ人の女の子がいて、その子は外見は日本人なのにネイティブイングリッシュスピーカーで、日本語もある程度話せますが、私は極力英語で話しかけるようにしていました。そのような英会話学習にとって恵まれた環境にいたのです。来月、バンクーバーに行くのですが、少々不安になっています。

 なんとかしなければ、と思いますが、英会話に通うにはお金がかかるのですよね。駅前に留学しようにも、駅前が遠いのです。みなさまは英会話の勉強なさってますか?

Picture of the day

オリエンタルカレーキット オリエンタルカレーのキット!?です。セントラルタワーズ東急ハンズの「名古屋土産コーナー」で売っています。なかなか郷愁をさそうデザインです。

 キットといっても、中身はレトルトのカレーとハヤシソース、オリエンタルのマスコットと、なぜかカレースプーンが入っています。その中身をお見せしたいのですが、あいにくこれは中国土産を買ってきてくれた相模原人への贈答用なのです。

 彼にはいろいろお世話になっています。仙台タンブラーも買ってきてもらいましたし、前の研究室から電気泳動装置3セットからチューブラックやらピペットマンのスタンドやら、いろいろ送ってもらいました。

 おかげですっかり私の実験台は充実してますよ。あとはデータを生み出すだけなんだが・・・。

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2/28/2001 (Wed)

 最近、実験の方が本格的になってきました。今日は遺伝子を導入したES細胞のスクリーニング。そしてPCR。昨日の実験はどうやら不発に終わったので、条件を少しいじってもう一度PCRです。一日忙しく過ごしましたが、ヒマで時間をもてあますよりいいですね。来週はジャーナルセミナーの順番が私に回ってきます。研究室のメンバーとしても、ようやく本格的になってきた、という感じです。

 ところで、今日はラテホイップを使った「ラテ作り実習」を行いましたので、ちょっとご披露しましょう。

Picture of the day

用意するもの ミルクを入れて・・・
1) 用意したもの。左からトラベルプレス、ボダムのミルクフォーマー、スターバックスのマグ、牛乳、そして手前にラテホイップです。ミルクフォーマーはスタバで売っているものですが、本日使うのは容器だけです。 2) 牛乳をミルクフォーマー容器の線まで入れます。このミルクフォーマーはミニサイズで、シャカシャカやって泡立てるときの牛乳の許容量を示す線です。この状態で湯せんにかけて、牛乳を温めます。温めている間に、コーヒープレスでコーヒーを作ります。
ラテホイップでゴー! ホイップができた
3) ラテホイップの登場。おもむろに容器の中にシャフトを突っ込み、スイッチを入れます。すると、みるみる牛乳が泡立っていきます。所要時間にしてものの数十秒。この間、タイマーでトラベルプレスの4分間を計っています。 4) ホイップ後の牛乳。フォーマー容器の線の約3倍になりました。底の方は液体ですが、上の方はきめ細やかなふわふわフォームになっています。
もこもこ コーヒーもできた
5) このように、容器を傾けても牛乳がこぼれません。耳を澄ますと、シャワシャワと泡がはじける音が聞こえます。分単位でホイップすれば、もちもちの泡ができると思います。 6) そうこうしている間に、トラベルプレスの4分間が経ちましたので、コーヒーをマグカップに注ぎます。4分間、というのはプレスでコーヒーを入れるときの抽出時間です。
ラテのできあがり
 出来上がりです。コーヒーの量が多いので、ラテというより、いわゆるカフェオレに近いかもしれませんね。この泡の上にキャラメルソースをかけたら、まさにキャラメルマキアートになるんですね。味の方は、うーん、エスプレッソで作ったらスターバックスの味の再現ができるでしょうね。この次、スターバックスに行ったらシロップを買ってしまいそうです。

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3/1/2001 (Thu)

 実験、なかなかうまくいきませんなぁ。中日新聞の試写会に申し込んだら当たっていたのですが、ちょうど気分転換にいいかも、と思い、試写会を行ってきたのでした。3/17から全国で封切られる東宝系の邦画「サトラレ」。漫画を原作とし、「踊る大捜査線 THE MOVIE」を手がけた本広克行監督による、泣かせる映画です。とにかく、私は泣きました。

 幼い頃両親を飛行機事故で亡くし、祖母と二人暮らしの主人公。普通の街で普通に暮らす彼ですが、実は常識をはるかに超える知能を有する天才外科医です。そして、今どき珍しいほどあまりにピュアな心を持った好青年です。彼には、たった一つだけ秘密がありました。それは「サトラレ」であること。この「サトラレ」とは、心で思ったことすべてが周りの人に悟られてしまうという特殊なキャラクターです。つまり「お腹空いた」「これ、まずい」などの心の声が相手や周りに筒抜けなのです。「サトラレ」の人は自分が「サトラレ」であることに気付いていません。主人公の心の声が聞こえても聞こえないふりをしているからです。

 「サトラレ」本人から突きつけられる本音に、周りの人は気を遣い、戸惑い、ときにはウソでごまかし、けれどもやがて失いかけた「本音で相手と向きあう」大切さに改めて気付き始めていきます。そして、主人公と暮らす祖母の予期せぬ出来事にをきっかけに、感動のクライマックスへと急展開していくのです。これはもう、ラスト30分は泣きっぱなしでした。

 主な出演者は、安藤政信、鈴木京香、内山理名、松重豊、小野武彦、寺尾聰、八千草薫、、、です。

Picture of the day

サトラレ 試写の始まる前に、二人のゲストが登場しました。主演の安藤政信か、それとも主演女優の鈴木京香か、と会場は色めきたちましたが、登場したのは監督さんとプロデューサーでした。メインロケ地が郡上八幡で、主演の安藤くんはよくふらふらと名古屋まで遊びに行ったり飲みにいったりしていたなどなどの裏話を聞くことができました。

 私は普段、映画は観ないので(観に行く時間がないのだ)、久々に大スクリーンで観る映画は新鮮でした。しかも邦画です。言葉が聞き取れるので安心して観ることができますね。

 自分が今考えていることが、実は周りの人に筒抜けなのではないか、って考えたことありませんか?ときにそれは都合がいい場合もあるでしょうが、たいていの場合、困ったことになるでしょう。上司から面倒な仕事を頼まれて、「はい!」といい返事を返しながら、「なんでこんな仕事させんだよ」と心でつぶやいたら・・・即刻クビになってしまうでしょう。

 ちょっとジム・キャリーの「トルーマンショー」にも似たお話しです。途中、なんで?と思わせるような展開もありますが、それはラストで泣かせるための伏線なのです。

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3/2/2001 (Fri)

 実験はどうもうまくいきません。今日で3回目。3回やってダメなときはどうやってもきっとダメなので、もう一度振り出しから始めます。なかなか、今度の遺伝子は手強いです。そのかわり、ES細胞の方は順調です。遺伝子を導入した細胞のコロニーがたくさん出てきました。そのたくさんの中のごく一部に本物、「当たり」のコロニーがいるのです。それを探すのがまた大変ですが、とりあえずこちらは順調な滑り出しです。

 私達ヒトの体は約60兆個の細胞、ゼロを並べると60,000,000,000,000個で、ゼロが13個も並ぶほどの細胞からできあがっているといわれていますが、元はたった1個の受精卵からスタートしているのです。1個の細胞が細胞分裂を繰り返し、神経や心臓や血液や肝臓や、体の中にあるものすべてができあがるのです。そのうちの神経について、私は調べています。神経になるには何がどうなることが必要なのか、心臓や肝臓にならないように神経にだけする方法はないのか、それが私のテーマです。

 しんどいときはまったくしんどくて、もう実験するのも嫌になります。登校拒否に近い状態にもなります。が、やっぱり実験してるときがいちばん楽しいのですよ。試行錯誤しながら、うまくいったときの快感。これも仕事なのです。天職だと思いますよ。

 明日は京都です。

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名古屋わんこ2 あらら、横を向いてしまいました。自転車で通勤途中、自販機でタバコを買おうとしたときです。自販機と、右隣にある公衆電話記との間から視線を感じました。のぞき込んでみると、わんこが照れくさそうにこちらを見ているのでした。

 自販機の向こう側には駐車場をはさんで大きなアパートが建っています。おそらくこのわんこのご主人が住んでいるのでしょう。駐車場と自販機の間には広めの植え込みになっていて、土が盛り上がって山になっています。ぉの層状にわんこの家が置いてありました。

 わんこはわざわざその山を降りてきてくれるのです。もっとちゃんとしたアングルから写真を撮ってきましょう。

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3/3/2001(Sat)

 今日のNHK「ポップジャム」は名古屋で公開録画されたものだったんですね。アメリカから初来日したという4人組のロックグループ「SR-71」のメンバーが、みそカツと小倉トーストを食べさせられていました。アメリカでもこれはいける、というものに三つ星、まあまあかな二つ星、これはあかんというもの一つ星で評価するというもので、SR-71のナイスガイたちは気に入ったのか優しいのか、どちらも三つ星をつけていました。

 今日は2週に1度のデートの日で、今回は私が京都に行きました。これで何度目の京都になるでしょうか。関東出身の私にとって、京都は修学旅行のイメージしかありませんでしたが、京都には人を引きつける魅力があるのですね。学会で行くことがあっても、ホテルのレストランで食事を済ませたり、お決まりの観光スポットにいくぐらいでした。今はとくに観光をするわけでもなく、地元で昔からやっているようなカフェを巡ったり、ガイドブックには載っていないけれど地元では有名な店で食事したりしています。

 歩くコースも限られています。私が新幹線で京都に着くと、たいていそのまま地下鉄烏丸線に乗って四条で下車し、地上に出てから四条通を東へ、鴨川を目指して歩きます。途中、スターバックス四条通ヤサカビル店がありますが、今日はパス。三条大橋店に行きたければ、四条大橋から鴨川沿いに北へ向かうか、先斗町を界隈を通り抜けていきます。こちらも今日はパス。

 次に私が京都に行くときは桜の咲く頃です。

Picture of the day

京のわんこ 京のわんこ。どうも私はわんこ写真が下手です。昨日といい、今日といい、わんこの顔がまともに写っていないのです。写真のわんこは窓の中から吠えてます。白の雑種ですが、なかなかいい顔してました。ちなみに窓に映っている人影は私の彼女です。

 以前紹介した、窓から通りを眺めているわんこ。今日も相変わらず、窓枠に両足上げて通りを眺めていました。

 ところで、SR-71ってどこかで聞いたことがあるのですが、どなたか知ってます?ミュージシャンのことではなくて、もっと他の何かです。

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3/4/2001(Sun)

 新しい土地に引っ越してきて、しばらくしてから遭遇する問題に「散髪」が挙げられます。私は中学の頃から美容院でカットしてもらっていました。近所のカット屋さんが知り合いで、家族ともどもそのお店のお世話になっていたという理由ですが、それ以来、私は引っ越した先でも美容院に行くようになりました。盛岡でも伊勢原でも。

 そうはいっても、約3ヶ月間伸び放題にしてきたので、そろそろカットに行かなければなりません。3カ月も伸ばしていると、「ちょっとそろえてください」というだけでもかなりの髪の毛を切ることになります。こういう場合は美容院より理容店に行った方がいいのです。美容院というところ、やはりメインは女性のお客さんですから、ボサボサの頭で行くのは気が引けます。かといって、これから切りに行くというのに入念に髪の毛を手入れするわけにもいきませんので。

 近所に早くて安い理容店がありました。3名のスタッフがおり、ベテランらしい年長の方がカットをし、二人の若手はそれぞれ顔剃りとシャンプーを担当しています。まず、顔剃りから。続いてカットに作業は移ります。コームをあてながらいきなりバリカンで粗くカットした後、ハサミで修正していきます。そしてシャンプーとブロー。これで30分、1500円。早い、安い。

 いちおうこれで目的は達成されましたが、やはり私は美容室のほうが安心して座っていられます。たまにストレートパーマもかけたいし。開拓しなければなりませんな。

Picture of the day

ラボから臨む 私が勤める研究室がある大学の北西からの遠景です。正面玄関はこの裏側になります。私はいつもこの眺めを見ながら通勤しています。

 今日は中京競馬場でレースがあったらしく、閑静な私の自宅の周辺や大学の裏へ通ずるこの道も大変混雑していました。とくにこの裏道は車1台分ぐらいの幅しかないので大変です。

 今日は久々に昼まで寝ていたので、都心には行きませんでした。スタバ新店舗の定点観測もシナボンの偵察もしなかったのです。今はハマヤのブルーマウンテンミックスを飲んでます。

 
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