今世紀最後の流星群のお知らせです。「しし座流星群」。11/15〜22日ぐらいの明け方にかけて、しし座の方向から流星が降ってくるというもので、11/17の深夜から11/18の明け方が流星の出現するピークです。計算上では18日昼間の11時頃がもっとも出現するらしいのです。
しし座は夜半頃に東の空から昇ってきます。おおむね夜中の2時には東の空にしし座全体を見渡せるようになるということです。が、しし座流星群だからしし座に見えるとは限りません。流星は東に限らず、空のあらゆる方向で見られるはずです。しし座流星群の流星は、流れる方向が、しし座のほうから流れてくるように見える、ということであって、しし座に見えるとは限りません。なるべく視界の開けた場所で、できれば地面に寝っ転がって天頂を中心に空全体を広く見渡すのが、首に負担をかけない見方です。
今の時期は、土星や木星が比較的早い時間帯(夜9〜11時)に南中するので、これらの惑星の観測にも適しています。ただ、私の住む神奈川県地方、今週はずっと曇りがちの天気が続くので、今年もあまり期待できないかな。見物される方はあたたかい格好で、くれぐれも風邪などひかぬよう、お気をつけ下さい。
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夕暮れ写真第?弾。コロラド州デンバーの夕暮れです。3年前のちょうど今頃撮影した写真です。このホームページのバナーはこの写真を加工したものです。
その頃は、駅前留学をはじめてまだ1年足らずでしたが、それまで海外旅行必需品だった英会話フレーズ集を、敢えて持っていかなかっのです。なかなかエキサイティングでした。
海外に行くといつも思うことがあります。公園のハト。イヌ・ネコもそうですが、とくにハトはどの国へ行っても日本のハトと変わりません。若干大きさが違ったりしますが。雄が首を膨らませてゴロゴロいいながら求愛する様子も一緒。
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以前このページで、遺伝子組換えトウモロコシがシリアルの原材料に使用されたという話を書きました。その後、家畜の飼料にも混入していることがわかり、大統領選フロリダ編のごとくあとを引いています。ところで、遺伝子組換え作物の可能性として、こんなことも可能になるのです。
カフェインはお茶やコーヒーに含まれる天然の物質です。適度な摂取は覚醒作用を促し、眠気覚ましに飲んだり、ちょっとした気分転換にもいいものです。しかし、摂りすぎはいけません。動悸、不安、震え、高血圧、胃腸の障害、不眠症等を起こす可能性があるからです。そのために、カフェインなしのお茶やコーヒーが求められ、スターバックスにもディカフェと呼ばれるカフェインレスコーヒーがあるのですが、豆からカフェインを抽出するという製法上、風味の低下は避けられないのです。ところが、風味を犠牲にしないでカフェインなしのお茶やコーヒーを作ることが、近い将来可能になるかもしれません。
カフェインシンターゼ(caffeine synthase)はカフェインの生合成経路の最後のステップを触媒する酵素です。基本的にその酵素がカフェイン生産に関して重要な役割を果たしているのです。すなわち、この反応の前の物質はカフェインのような生理作用は持たないので、カフェインシンターゼの働きを抑えればカフェインができなくなるはずです。
さて、研究者達はどうしたかというと、カフェインシンターゼ遺伝子をクローニングしました。カフェインシンターゼのアミノ酸配列が部分的に知られていたので、その情報をもとにcDNAライブラリーをスクリーニングしてカフェインシンターゼの完全長cDNAを取得しました。さらにこれをもとにして大腸菌で作らせた酵素の活性を調べ、確かにカフェインシンターゼの活性が認められました。
以上は実際にnatureに報告された論文の内容です。遺伝子がわかると遺伝子そのものを働かないようにすることができます。遺伝子組換えの技術で、カフェインだけが含まれないお茶やコーヒーを作ることが理論上可能ですが、飲んでみる気はありますか?
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今日の1枚は最近の科学雑誌「nature」の表紙です(上のカフェインの話はもっと前のnatureの論文です)。表紙の魚は軟骨魚類のネコザメです(たぶん)。硬骨魚類よりも原始的な構造をしています。
硬骨魚類のひれを動かす筋肉は、ヒトが手足を動かす筋肉と、起源上同一といわれています。ところが軟骨魚類のサメ類は、そのひれを動かす筋肉はヒトが体をねじったりのばしたりする筋肉と起源が同一なのです。
つまり、軟骨魚類から硬骨魚類への進化の過程で、ひれを動かす筋肉の支配が変わっていったことによって、脊椎動物が陸生への適応を果たせたということを言いたいのですよ。
たぶんそういうことだと思います。難しいですね。
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私はまったくのMacユーザーで、Mac歴は10年を越えました。その間、Windowsに心を奪われ、魂を売ろうとしたこともありましたが、なんとか今日までMacユーザーを貫いてきましたが、Virtual
PCの出現によってこのところの興味はWindowsに向いています。
Virtual PCというソフトはいわば、Macの上でWindowsを走らせるソフトです。現行のバージョンはVirtual
PCとともにWindows 2000 ProfessionalがMacintoshのハードディスク上にインストールされます。このソフト自体は以前から存在し、決して新しいものではありません。現在の研究室にあるコンピューターのほとんどがMacである反面、やりとりの多い海外のラボはほとんどWIndowsであるという現状に備えるため導入されたわけです。
そのVirtual PCのおかげで動くMac上のWindows 2000は、さすがに動作が遅くなりますが、まったくWindowsそのものです。とはいえ、Windowsをよく知らない私にとってはまったく次元の違うOSで、しばらくこれで遊べそうです。自宅のiMacにもインストールしました。これで私のiMacには基本システムのMac
OS 9とMac OS X Public Beta、そしてWindows 2000 (emulated by Virtual PC)の3種類のOSが載っていることになります。では、Mac
OS Xのclassic環境でMac OS 9を走らせ、そこでWindows 2000を起動させたら、いったいどんなことになるでしょうか?
論文が片づいたらやってみよう。それまでは恐くて、とてもとても。今日はマニアックな話題で申し訳ない;;
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話題はガラリと変わります。今日は仕事を早めに切り上げてスタバに行ってしまいました。本日11/15から12/25までクリスマスキャンペーンです。クリスマス限定グッズが定番グッズを押しやって、ところせましと並べられていました。
コーヒー豆はクリスマスブレンド。トールサイズの紙コップも赤いクリスマスバージョンになっていました。期間限定のクランベリーブリスバーとエッグノックラテに、クリスマスバージョンにデコレートされたお菓子類もありました。
私のお目当てはクリスマスタンブラーで、これは4種類ありましたが、今回は左のように3タイプを買ってしまいました。それにしても、なかなか商売上手です。
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タンブラークリスマス12 OZ。トールサイズ。ボダム社製のトラベルプレスのプランジャー付きフタがないバージョンです。鮮やかな赤にポットの家が描かれた背景に二つのポットの家がアップになっています。
スタバのセイレンロゴの緑があって、よりクリスマスっぽくなりますね。
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タンブラーハンドルクリスマス14 OZ。取っ手が付いたトールサイズよりひとまわり大きい(容量はトールとグランデの中間)のタンブラーです。濃いアイボリー、タン(?)色地にDreaming、Wishful、Marvelousなどなど、聖なる夜を讃える英単語が並んでいて、いい勉強になります。とはいえ、季節を問わず使えそうな色使いですねぇ。
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タンブラーベアリスタ8 OZ。ショートサイズ。クマ・ブタ・ヒツジ・ウサギ・アヒルと雪だるまがソリ遊びをしているかわいい絵柄です(Illustration
by Frank Fraser)。いかにもクリスマスっぽい色使いです。
ショートサイズはこのほかに青系で雪だるまが描かれたタンブラーがあります。予算の都合で、今日はここまで。
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16日の午前中、某スタバサイトの掲示板に、「クリスマスタンブラーの写真をアップしました」と、ホームページへのリンクとともに書き込んだところ、16日だけで130のアクセスがあり(午後10時現在)、おかげさまでTaisuke
of the dayのアクセス数は1000を越えました。一日数千アクセスを記録する某スタバサイトの影響力を借りた一過性のアクセス増と推察しますが、これも、これまでに見に来てくださったたくさんの方々に支えられ、毎日更新することができたおかげだと思っております。ありがとうございました。また、某スタバサイトから来てくださった方も、また来てくださいね。ちなみにタンブラー画像は昨日(11/15)のページです。
このホームページは私、Taisukeの超個人的ページですので、私の趣味が強く反映されるために話題も偏りがちですが、決してスターバックスやMacintoshに特化したホームページではありません。ですから、「こんな話題も取り上げて」というリクエストがありましたら、どしどし掲示板やメールでお寄せください。
10/11のリニューアルからほぼ毎日更新を続けてきましたが、最近、いつ、何が書いてあるのか、自分でもわからなくなっています。ホームページの改良もしつつ、内容も充実させていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
ここでちょっとサッカーネタを。我が浦和レッズは本日、大宮アルディージャと対戦し、アウェイにて1-0で勝利しました。ここで大分トリニータが負けると浦和のJ1昇格が決まったのですが、大分もベルマーレ湘南に2-0で快勝。浦和レッズのJ1昇格はJ2リーグ最終節までもつれ込むことになりました。
最終節は19日、ともに午後1時から、浦和はホームでサガン鳥栖と、大分はホームで大宮と対戦します。浦和が延長勝ち以上なら、自力昇格が決まります。
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仕事の帰りにスーパーに寄りました。お菓子売り場を通りかかると、女子高生やOLさんがワゴンに群がっていました。何?と思いのぞき込んでみると、そのワゴンには小さい箱のお菓子が積んであり、女子高生やOLさんたちはその箱を1つ1つ手にとって何かを探しているようでありました。
そのお菓子の正体とは、「365日のバースデーテディ」という明治製菓のお菓子で、身長5、6
cmぐらいのテディベアがおまけについているもので、そのテディベアは365種類あるというのです。右のようなカレンダーがそばに置いてあり、カレンダーのテディベアと菓子の箱の小窓から見えるテディベアとを見比べながら、自分あるいは友達、彼氏の誕生日のテディベアを同定しているのでした。
ちなみに私の誕生日、10/17のテディベアはこんな感じ(下)です。私もしばらくワゴンのそばで待っていましたが、群らがる女子高生やOLさんは増えるばかりで、探すのをあきらめました。どなたかみつけた方がいらっしゃいましたら私までご一報ください。なお、このお菓子は愛知・三重・岐阜・福井・石川・富山の各県で先行販売され、つい最近、関東・甲信越・静岡県にて販売開始されたようです。それ以外の地区の方にはあしからず。
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今日は研究室にMicrosoft Office 2001 for Macintoshが届きました。Microsoft社のMacチームが総力あげて完成にこぎつけたMacユーザーのためのMicrosoft製ソフトウェアです。従来のOffice同様、Word、Excel、PowerPointに加えて、Outlook
Expressに代わるメールソフト、Entourageを含んでいます。
研究室の共通Macにいきなりインストールするといろいろと混乱が起こって面倒なので、という建て前のもと、まずは役得ということで個人所有のiBookにインストールしました。使用感やこれまでのデータ、論文などが開くかどうかのチェックをするわけです。いや、ただ単に新しもの好きなだけというのが正直なところでしょう。
ソフトウェアというものは、ハードウェアの進歩にともなって、どんどんアップグレードしていき、様々な機能を持つようになります。しかし、どんどんメモリを食うようになり、ソフトウェア自体の容量が大きくなり、ハードディスクを食っていきます。Office
2001もまた、思っていたよりメモリ食いでもなく、サイズもさほど大きくないようですし、さすがMacの特化されたソフトウェアだけあって、洗練されたインターフェースに見合った動作の快適さが期待されます。
しかし、私のiBook、自宅のiMacには、1992年にリリースされたMicrosoft Word 5.1aがいまだにインストールされ、しかも英文ワープロソフトの主力として大活躍しているのです。論文作成には欠かせないこのソフトは、ハードがどんどん進化してもフリーズすることもなく、たまに考え込んでしまって時計カーソルがぐるぐる回りますが、8年が経った今でも安定に動作するのは、まさに完成度の高さを証明しています。まさに「名作」ソフトです。
8年前、ビル・ゲイツは、な〜にを考えていたんでしょうねぇ、こんなMacにいいもの売って。
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中国人研究員の方から中国のお土産をいただきました。ダイエット茶なんですが、きっと日本人観光客が良いお客なんでしょう。日本語表記の説明が箱に書かれているのです。これがちょっと笑えます。
<上手なぉ茶の入れ方と召し上がり方>
毎回1袋を入れ約170mlのぉ湯を注ぎ5分〜10分後にぉ召し上がりください。二回ぶっつづけでぉ湯を注ぎぉ召し上がるできます。
「ぶっつづけ」というところが気になってしかたがありません。中国語を和訳された方には、よく訳されたと感心してしまいます。
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明日私は名古屋に行ってきます。正確にいうと、名古屋から名鉄本線に乗って少し戻ったところにある某大学の研究所に行ってきます。その研究所のポスドクに応募したのです。ちょっと研究内容について話をしてこようというわけです。私が訪問する研究室は文部省のあるプロジェクトに参画し、主にES細胞を神経細胞に分化させる研究をしています。
ES細胞とは?「embryonic stem cell」の略で、日本語では「胚性幹細胞」と呼んでいます。哺乳動物の卵子が受精すると、1つの細胞が2つ、4つと分裂をはじめていき、やがて胚盤胞という風船のような状態になります。その過程でできる内部細胞塊という、風船の中にできた細胞を体外に取り出して培養すると、ES細胞が得られます。ES細胞はどんな細胞にも分化することができる「多分化能」という能力を持っています。
ヒトの体は約60兆個の細胞からできているといいますが、その60兆個の細胞はすべて同じではなく、肝臓は肝細胞、心臓は心筋細胞、神経は神経細胞というように、それぞれの臓器・組織で役割分担が決められています。これらの細胞はもはや、他の臓器の仕事はできません。私が今さらサラリーマンや接客の仕事に就けないのと同じです。ところが、ES細胞はそれら、どんな細胞にもなることができます。どんな仕事でもできるようになるのです。
ES細胞を神経細胞にすることが可能になると、パーキンソン病やアルツハイマー病など神経細胞が死んでしまうことによる疾患、脳梗塞などで神経細胞に障害を受けた患者さんの治療に飛躍的進歩を与えます。ES細胞によって作った神経細胞を移植するのです。移植された新しい神経細胞は、周りの神経細胞とネットワークを作り始め、機能するようになります。
そのためには何を研究しなければいけないかというと、ES細胞をどのようにすれば神経細胞になるかということです。まず、ES細胞と神経細胞では何が違うのかを明らかにし、そして、ES細胞が神経細胞になるときに、細胞内ではどんな変化が起こっているかを明らかにしなければいけません。このような研究テーマは生命科学界の流行ですが、まだ始まったばかりです。
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今日は名古屋に行ってきました。某大学の研究所のポスドク公募について話をしにいくためでした。仕事の内容は申し分なく、「やります」とひとこと返事をすれば即決の話だったのですが、ちょっと待遇が・・・ポスドクの待遇としては平均的かもしれませんが、今までのよう生活はできないだろう、というものなので、返事は保留してきたのです。今の仕事の待遇が良すぎたんだなぁ。
実はもうひとつ、つくば方面にアプライしているところがあります。そこはもうだいぶ前に、このサイトがまだリニューアル前の頃に、いい返答をいただいているのですが、そこはとある省庁直属の研究所。来年度の省庁再編がらみでゴタゴタしていて、いっこうに決定しないのです。
無事に新しい年、新しい世紀を迎えることができるでしょうか。
ところで、JR名古屋駅のセントラルタワーズの13階にスターバックス「名古屋JRセントラルタワーズ店」がありました。比較的スペースは広く設けられていましたが、日曜日ということもあって、私が行った11時半の時点では、とにかく混んでいました。これが本厚木店だったらまだまだゆっくりできるのですが。私はここで、赤のタンブラークリスマス12
OZをデビューさせました。名古屋タンブラー、通称「シャチタン」もゲットです。
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クリスマスツリーがあちこちで点灯していますね。左のツリーは名古屋市営地下鉄、植田駅の横の公園で見かけたツリーです。
デジカメでも意外ときれいに撮れるものです。ややぶれていますが。ツリーの明かりで照らされた地面がけっこういい感じに写っています。
名古屋といえばグランパスエイト。今日、浦和レッズがJ1昇格を決めました。さて、来シーズンのJリーグ、グランパス-レッズ戦とアントラーズ-レッズ戦、どちらを見に行くことになるのでしょうか。
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