さあ、新しい1週間の始まりです。がんばっていきましょう。さて、以前データの捏造をした研究者が学会を追われたという話を書いたことがありますが、またまた捏造が発覚しました。今度は考古学の世界です。テレビのニュースに映る本人の記者会見では、「魔が差した」と述べておりますが。
考古学研究におけるデータの捏造は、私たち自然科学・生命科学研究におけるデータの捏造よりも悪質であると言わざるを得ません。なぜならば、考古学における捏造行為は歴史を作りかえてしまうことに他ならないからです。生命科学研究における捏造は、やってもいない実験をあたかもやったかのように論文に記述することによってできあがります。したがって、第3者が同じ実験を行ったときに、記述されている結果が再現されるかどうかによって、捏造が発覚したり、捏造を決めつけられない場合でもその論文の信憑性に疑問符が打たれる、ということになります。言い換えると比較的容易にチェックすることができるのです。
ところが考古学の場合はそう簡単にチェックすることができません。例えば50万年前の地層から出土した石器片が、50万年前に実際に使われていたかどうか証明することは困難です。放射性同位元素を使った年代測定法もありますが、実際には出土した地層の年代をもってその石器ができた年代とする方が現場的でしょう。そして出土品の年代を特定した後に、出土品の形態的特徴や地層の成分などを総合的に評価して、その年代の気候、風土や、そこに暮らしていた古代人の衣食住環境、生活様式、生活慣習などもろもろのことを類推していくのです。
たった一人「魔が差した」だけで、地球創世以来の歴史が勝手に作りかえられては、今までに「○○原人」と名付けられた我々人類のご先祖様もお怒りになりますよ。
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本日の1枚は、ぶらんままさんから頂いた写真です。ご本人のホームページにもよく似た写真があったような・・・昨日の結婚披露パーティーの会場の窓から見えた夕日です。この写真の右手に、実は富士山の影が見えておりました。横浜・たそがれ、という感じです。
デジカメで朝日や夕日の写真を撮るのは難しいですね。とくにコンパクトなデジカメですと、露出やシャッタースピードの設定がよくわかりませんから(そういうマニュアル設定はあるが、使っていないだけか)。
明日は一眼レフで撮影した夕日の写真を掲載しましょう。
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21世紀最初のアメリカ大統領を選ぶ一般投票が始まりました。早ければ日本時間8日昼頃には第43代アメリカ大統領が判明します。民主党政権の維持を目指すゴア副大統領と8年ぶりの政権奪還をめざす共和党のブッシュ・テキサス州知事が史上まれにみる大接戦を展開しているそうで、投票前日まで勝敗の行方がまったく読めない本選挙戦は、40年前のニクソンvsケネディ以来なのだそうです。
共和党のジョージ W. ブッシュ氏のプロフィールはこんなかんじです。1946年7月6日、コネチカット州生まれ。ご存知の通りブッシュ前大統領の長男です。エール大(歴史学)卒業、ハーバード大(経営学)修了、とありますが、親と比較すると息子のジョージはいわゆる「ぼんぼん」で、成績はぎりぎりだったそうな。1968-73年までテキサス州空軍のパイロットをし、石油採掘やガス事業、プロ野球チームの買収で成功を収めた後、政界に転身し、現在第46代テキサス州知事をしています。敬虔なキリスト教徒でもあり、クリントン大統領のセクハラスキャンダルを徹底的に批判した態度で女性からの支持を大いに獲得したとういう見方もあります。
一方、民主党のアル・ゴア氏は、1948年3月31日、テネシー州カーテイジにアルバート・ゴア上院議員のジュニアとして生まれました。1969年、ハーバード大学卒。ブッシュ氏とは対照的に成績優秀、エリートの道を歩んできました。米軍兵役でベトナム戦争従軍後、テネシー州ローカル紙のリポーター、同州下院議員、同上院議員を経て、1993年第45代副大統領に就任、クリントン政権を支えてきました。生まれながらにしてエリートの道を歩き、中央政界入り、そして大統領選候補は当然視されていて、このことが逆に人気を落としていたこともあったとか。しかし、好況に沸いているアメリカ経済を築いたクリントン政権の後継者として、やはり支持は厚いのです。
アメリカ大統領選の選挙方式は大変複雑で、私はまったく理解しておりませんが、とにかく明日のお昼には勝敗が決するわけです。一方、日本では森政権の支持率下落で首相交代の動きが見え隠れいています。「誰がやってもいっしょじゃん」といういつもの日本国内の世論と対照的に、熱くなっているアメリカ国民がうらやましいぐらいです。
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昨日の予告通り、夕日の写真です。11/2付けのこのページに掲載したレインボーブリッジと同日撮影です。場所は、今ほどにぎやかではない頃のお台場の辺りです。
カメラ、ミノルタ3700iという、今は見かけない一眼レフで撮影しました。写真の現物はもっとオレンジが強いですが、スキャナで取り込んだら赤が強くなりました。解像度を落としただけの画像です。
やっぱり夜景や薄暗い時間帯の写真は、銀塩写真にはかなわないかな。
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今日は久々のMacintoshネタです。アメリカ大統領選はジョージ W. ブッシュ氏が激戦を制したようですが、ブッシュ氏が州知事を務めていたテキサス州はDELL
Computer城下町であるにもかかわらず、当のブッシュ氏はPowerBook G3のユーザーなのだそうです。選挙活動員の中にも何名かのMacintoshユーザーがいたとか。Windows大国アメリカにしてはけっこうなMacユーザー率だとは思いませんか?
しかしながらApple Computerの会長、スティーブ・ジョブズ氏は民主党支持者なので、アル・ゴア氏支持を表明していたそうですが、大統領選では惜しくも敗れてしまいました。そのアル・ゴア氏がMacintosh支持者か、Windows信者か、定かではありませんが、少なくとも米国コンピューター業界のことにはかなり通じていたことは確かです。アル・ゴア氏の売り文句のひとつに「情報ハイウェイ構想」がありましたが、実はアメリカにとっては革命的要素をはらんでいたのです。
アル・ゴア氏を支持していたのはApple社だけではなかったのです。Appleと密接な関係にあるNetscape社(Mac定番ブラウザソフトの開発元)、Real
Network社(Mac用ソフトウェアのプログラミングを容易に行うことができるReal Basic開発元)、Handspring社(Macintosh寄りのPalmデバイス「Visor」開発元)など、Appleを支える企業もまた軒並みアル・ゴア氏支持を表明していたようです。したがって、アル・ゴア氏がこの大統領選を制し、同氏の「情報ハイウェイ構想」が実現することになったならば、そこにはAppleのテクノロジーが総動員されていたかもしれないのです。これはもう、Microsoft社の独占禁止法どころの騒ぎではなく、世界におけるWindowsとMac
OSの勢力図が逆転したかもしれません。
というシナリオは、私のまったくの空想です。
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科学雑誌の表紙は多くの場合、その雑誌に掲載されている論文の内容を象徴した写真や絵が使用されることがありますが、今日の1枚もそうなのです。ちょっと論文をコピーしようとHuman
Molecular Genetics (ヒトの分子遺伝学雑誌)Vol.9 2000年3月号を取り出したら、あらら表紙がハスキーくんだったので、思わずスキャナで取り込んでしまいました。
内容はといいますと、X-linked progressive retinal atrophy (XLPRA)という遺伝性疾患、和訳すると、X染色体関連進行性網膜萎縮症という感じの疾患を患ったシベリアンハスキー犬がXLPRAの遺伝子座をマッピングするのに使われた、というものです。その目的は、イヌXLPRA遺伝子がヒトretinitis
pigmentosa 3 (RP3)遺伝子のホモログであることから、ヒトの疾患の理解のためにイヌのXLPRAの病態を解析しよう、というものです。
今日は難しい話で恐縮ですが、私もこの辺は専門外なのであまり理解していないのです。科学雑誌の表紙は眺めているだけでもおもしろいので、また取り上げてみようと思います。
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昨日の大統領選、まだ決まっていなかったんですね。再集計の途中経過では、ブッシュ氏とゴア氏の得票差がさらに少なくなっているそうです。その開票作業の結果が注目されているフロリダ州の知事はジョージ・ブッシュ氏の実弟だそうですね。そのブッシュ州知事、公正を期すために公務を休んでるようです。居づらいんでしょうね。
明日は職場関係の催し物があるので、スーツを着用します。研究職、とくに私のようなまだまだ下っ端の研究員は、ほんとにスーツを着る機会がありません。結婚披露宴におよばれとか、就職の面接を受けるときとか、学会発表するとか、年に数えるほどでしかないのです。その学会発表も年々スーツを着ない人が多くなりました。私は、発表する者はスーツで決めるものだと学生の時からなぜか刷り込まれているので、12月に神戸で開催される学会でもスーツを持っていくでしょう。
というわけで、私は現在、スーツを2着しかもっていません。ひとつは大学の入学式のために親に買ってもらったスーツ。つい最近までその1着で着まわしてきたのです。2着目は先日のいとこの結婚式の前に買いましたから、ほんとにこの歳になってもなお1着しか持っていなかったというのは、我ながら恐るべしというところです。
言い換えれば物持ちがいい、ということにはなりませんか?物持ちがいいといえば、私は高校入学の時に親に買ってもらった腕時計を今も大事に持っています。文字盤にはさすがに傷が目立ちますが、16年は時を刻み続け、今も現役で動いています。
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本日はtrends
in GENETICS(遺伝学のトレンド)Vol.16 11月号の表紙です。ヤギです。ザーネン種と呼ばれるヤギです。
Polled/Intersex Syndrome (PIS)という遺伝性疾患の原因遺伝子が発見された、という論文を示す表紙なのです。
PISという遺伝性疾患がどんなものかは知りませんが、おそらく性決定に異常が起こるような疾患だと思います。表紙のヤギはこのPIS遺伝子に変異をヘテロに持った雌ヤギです。ヘテロなので発症はしません。PISの変異をホモに持つと、雌ヤギの生殖腺が雄化してしまうのだそうです。
動物の雄雌はXとYという性染色体の組み合わせで決まるのですが、遺伝子は雄でも見た目は雌ということ、あるいはその逆がまれに起こったりするのです。性決定に関与する遺伝子はこれまでにもいくつか知られていますが、PIS遺伝子の発見によって性決定の分子機構がよりくわしく理解できるようになるでしょう。
はぁ、ちょっと私にも難しいですよ。無理はやめとこ。
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週末が近づくとスタバネタが多くなると思います。なぜなら、今度はどこのスターバックスに行こうか、と考えるとうずうずしてしまうのです。明日、まず、間違いなく行くところは「青葉台東急スクエアー店」。ドリンクカードのスタンプをためなければいけません。私の最寄り駅からは、乗り換え時間を加えると1時間近くかかってしまうので、せっかく出るならどこかハシゴしたいのです。
東急田園都市線沿線となると、青葉台から少し戻って「南町田グランベリーモール店」か、かなり先まで行って「自由が丘店」に行くという手もあります。あるいは中央林間まで戻って小田急江ノ島線の「湘南台店」か。あまり遠くへ行くつもりはないので、この範囲で出没するでしょう。座席が空いていれば、そこでWorkPadとPortable
keyboardでカタカタやっているのが私です。
今日は、私が所属する研究プロジェクトの終了パーティーがありました。5カ年計画で立ち上がったプロジェクトも、2000年12月31日をもって終了します。その5年間で出た成果を讃え、皆さんご苦労さまでした、という意味合いのパーティーです。私はこのプロジェクトの途中から参加しましたが、終了間際になってようやく論文が1報、できあがろうとしています。なかなか手こずりました。今でも納得いかない自分自身の研究内容ですが、それを論文に仕上げるのも研究者の技量です。願わくは、できるだけいい雑誌に載せたい。
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研究室の私です。目を隠しているのは、ちょっとこういうことがやってみたかっただけのことです。目つきがやばいとか、そういうことではありません。それにしても、やはり猫背ですなぁ。
これが私の日常業務ですが、最近は論文書いたり仕事探したりで、すっかり実験から遠ざかっています。しばらく手を動かしていないと、実験の腕も鈍ります。写真の私は白衣を着用していますが、実はこれは写真用に着たのです。研究者というと白衣というイメージがあるかと思いますが、現場ではそうでもないのです。
先日、夢の中にボスが出てきました。「論文はどうなっとるかねぇ〜」と夢の中で怒鳴られたときには、さすがに目覚めが悪かったなぁ。嫌な汗はかいてるし・・・。
ところで昨日のこのページは、いきなりヤギの顔が出てきて、ちょっと恐かったね。
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今日の神奈川県は爽やかに晴れ渡りました。昨日の予告通り、私は東急田園都市線の青葉台に行ってきました。まずはスターバックスで一息つきました。今日のおすすめがキャラメルラテだったので、シナモンロールをダブルトールキャラメルラテでいただきました。その後、リフィルしてもらいました。本日のコーヒーはカフェ・ベロナ。デザートコーヒーの傑作。チョコレート系のデザートと合わせるのがお勧めだとか。最近はスタバの豆の勉強にも抜かりありません。
さて、コーヒーを満喫したあと、スターバックスの入っている東急スクエア1の無印良品に行きました。WorkPadとPortable
Keyboardをひとまとめにいれておけるケースを買うためです。ポリプロピレン製で、A5サイズのノートパソコンと同じぐらいの大きさです。それならばA5のノートパソコンを持ち歩いた方が、WorkPadよりもよっぽどスマートで快適にモバイルできると思われますが・・・そんなお金はありません。
帰りは田園都市線南町田駅で下車して、スタバ「南町田グランベリーモール店」をハシゴしました。最近、いろんなところで大規模なアウトレットショッピングモールができていますね。グランベリモールは都内最大のアウトレットモールを売り物にしているところです。私の目的はスターバックスのみでしたので、アウトレットショップはひやかしもせず、ヘーゼルナッツラテでくつろいできました。
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今日は天気が良かったにも関わらず、私はデジカメを忘れて出かけてしまいました。
東急スクエアにもグランベリーモールにも、かわいいわんこ連れを見かけたので、写真を撮らせてもらおうと思ったら、あらま、バッグに入っていなかったのです。ショック。
ですので、今日はこのサイトが「Taisuke's Tips」だった頃に掲載した写真を再掲載します。新宿サザンテラスをウサギがピョコピョコ散歩してたんですよ。ウサギの散歩はそう見かけるものではありませんから、通りすがる人達の注目を浴びていました。
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最近は、スターバックスに行くとバリスタさんとひとことふたこと、オーダー以外の言葉を交わすことが多くなりました。とくに大したことを言うわけでもありませんが、店員と客のささやかなコミニュケーションが楽しいのです。
今日もまた青葉台店へ行きました。ドリンクカードのスタンプをためるためです。昨日と同じキャラメルラテをタンブラーでいただいた後、リフィルを頼んだときのことです。私はタンブラーの底にそのタンブラーの入手先を書くことにしており、今日の東京タンブラーは本厚木店で買ったものでした。ですから、底には「本厚木」と書かれています。リフィルをお願いするとバリスタさんはタンブラーをすすいでくれます。その時に「本厚木」の文字が目にとまったのでしょう。
「本厚木の方ですか?」
「いいえ、もうちょっと西から来ました。」
「遠くからお疲れさまです。」
そんなささいなやりとりが、また来ようという気にさせてくれるのです。昨日も南町田グランベリーモール店で、ショートヘーゼルナッツラテのオーダーを取ってくれたバリスタ兄さんが、
「え〜っと、シロップはアーモンドでしたっけ?」
「あ、ヘーゼルナッツ。」
「すいませ〜ん、(アーモンドは)自分の趣味でした・・・。」
「アーモンド、私も好きですよ。」
ヘーゼルナッツラテを作ってくれたバリスタさんには、
「かわいいタンブラーですね〜!」
昨日のタンブラーはeBayオークションで入手したDoones & Buryのトラベルタンブラーでした。
こんな他愛のない、ほんのちょっとの会話を楽しみに、また行ってしまうのです。今度はこちらから質問を浴びせかけてみようかと企んでみたりしています。マクドじゃ、こんなこと、まずないですもんねぇ。といいつつ、今日のお昼はグラコロバーガーでした。
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今日はまた無印良品に行ってしまい、ついつい買い物をしてしまいました。左の写真の左側に写っている水彩色鉛筆のセットです。
私は絵を描くのも好きなのです。無印を徘徊していたらふっと目にとまってしまって、買わずにはいられなくなってしまったのです。
右側に移っているのは、ハンズセレクトのスケッチブック。町田の東急ハンズまで行ってしまいました。ということは、結果として、スタバ「まちだ東急店」もハシゴしてしまったのです。
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