熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2024年10月25日(金)
 工房着:午前9時50分  作業開始:午前10時10分−作業終了:午後2時35分
 工房の気温:20度

 今日は『旋盤手裏剣』3枚の仕上げ作業です。今日も2時半には帰路に着くので、畑の見回りのあと、直ぐに作業に取り掛かりました。カリン(マルメロ?)の実が1つ落ちていました。綺麗な実だったので家に持ち帰ることにしました。

 仕上げ作業は刃付けからです。『旋盤手裏剣』は鍛造は楽ですが、刃付けが少々面倒です。まずベルトサンダーで荒削りをしたあと手ヤスリで刃付けをしていきます。手ヤスリでの作業は1枚仕上げるのに40分位かかります。
 刃付けを終えたら銘とロットナンバーを刻印して焼き入れです。黒染めを終えたのは1時40分頃でした。


作品2025〜2027 『旋盤手裏剣』

 ほぼ予定通りに作業が出来ました。ここまで作ったところで、『手甲鉤』・『車剣』と合わせて明日にでも『伊蔵』さんに発送する予定でいます。

 来週は28・29日と一泊でワイフと戸隠に行くことになっています。新蕎麦を食べに行ってきます。その為、次の作業は30日(水)になります。次に作るものは『折り畳み十字手裏剣』にしようかと考えて居ます。
2024年10月30日(水)
 工房着:午前10時05分  作業開始:午前10時25分−作業終了:午後3時35分
 工房の気温:16度

 昨日・一昨日と戸隠に行ってきました。新蕎麦を食べ、紅(黄)葉を眺めに行きました。残念ながら天気はイマイチでした。上信越道 下りでは佐久ICから小諸に向けて走るところで雄大な浅間山が眺められますが、今回は全く眺めることが出来ませんでした。帰路も小諸IC辺りから綺麗に眺められますがこれも全く駄目でした。しかし、戸隠では傘を差すことはありませんでした。戸隠連峰も眺める事が出来ました。

 戸隠に着いてまず『新蕎麦』を食べに行きましたが、『うずら家』さんは長蛇の列、そこで『うずら家』さんはパスして、『仁王門屋』さんへ行きました。ここは『蕎麦ソフトクリーム』の元祖のお店です。

 
天ぷら大ざる蕎麦(10ボッチ)                   元祖『蕎麦ソフトクリーム』

 蕎麦を食べたあとは『鏡池』に行きました。『西岳』にガスが掛かっていましたが、紅葉は綺麗でした。写真撮りましたが、翌日の方が綺麗でした。

 『鏡池』から『パイプのけむり』へ行き、このお店に流れる『戸隠時間』を楽しみました。『キノコとベーコンのソテー』を頼み、ビールもお願いしました。ここからはワイフに運転して貰いました。

 
      定宿の林を眺めながらの朝食             本当に鏡のように紅葉と戸隠連峰を写す『鏡池』

 定宿の『森の宿 めるへん』では、泊まっているのは熊公夫婦のみだったので、久し振りに家族風呂でした。ご主人や奥さんと楽しく話しました。
 戸隠の静けさの中、読書も楽しみました。本当に戸隠は良い所です。


スキー場駐車場からの戸隠連峰のパノラマ写真

 翌日は朝食後、中社の方に降りましたが『山口屋』さんはお休みで、お土産などは買えませんでした。お土産は『信濃町の道の駅』で購入することにして、また『鏡池』に向かいました。『鏡池』への道は朝9時半から夕方まで一方通交になります。『宝光社』のすぐ下の所から鏡池に行き、帰りは『そばの実』の所に出るコースです。
 戸隠連峰にガスは掛かっておらず、時折お日様が出てくれて本当に綺麗でした。眺めて居る間ににも景色が変わる感じ、いつまでも眺めて居たかったです。
 パノラマ写真の赤丸の部分の白い物は『道標』ですが、ここから古道の『越後道』に出る道があります。『せせらぎの小径』といいますが、この名付けの親は何とワイフなんです。採用された時、戸隠の民宿一泊の旅行券が贈呈されました・・・。

 『パイプのけむり』に11時15分頃に行き、スパイシーカレー・ビーフシチューのセットを頼んで食べ、『花豆のケーキ』と『ベーコン』をお土産に1時過ぎに帰路に着きました。最後はオーナーご夫妻と記念撮影して帰って来ました。事前に『花豆のケーキ』を買って帰りたいと連絡しておいたので、なんと前の日の夜に焼いて準備してくださっていました。感謝です。(o^v^o)

 群馬県に近づくにつれて雨が降り出し、『八風山トンネル』を越えると霧が出ていました。久々にフォグランプを点灯しました。東京に近づくにつれて雨が酷くなり、帰宅した時には傘をささなければ駄目でした。

 1泊2日の旅でしたが本当に楽しかったです。戸隠は良い所です。山のお土産に『瑪瑙山』の『お泉水』を源とするお水を4L汲んできましたから、これから暫くは美味しいコーヒーを飲む事が出来ます。今晩は『花豆のケーキ』と『コーヒー』で戸隠を感じながら味わいました。(ノ^^)ノ



 先週の土曜日に『玉ネギ苗』が届きました。そこで今日はこれを定植しなければ成りません。朝は雨で「こりゃ畑の作業は出来ないな・・・」 と思いながら工房へ向かいましたが、与野辺りから青空が北西方向から広がり出しました。浅間山ビューポイントで一瞬ですが浅間山を眺めました。昨日は浅間山のすぐ下を走っていたのに眺められなかったのに・・・。帰りも荒川を渡る際眺めることが出来ました。

 工房に着いて着替えをしてまずはオクラ・シシトウ・甘唐辛子・唐辛子などを収獲しました。オクラは今日の収獲が最後と思われます。
 次に小松菜・ホウレン草・二十日大根・ラディッシュの芽の出ていない所に種を蒔いてやりました。そして、11時頃から『玉ネギ苗』の定植作業に取り掛かりました。まずはマルチに穴を開けていきますが、雨が降っていたため土に水分がたっぷりで、穴開けの道具に土がくっついてちょっと手間が掛かりました。また、しゃがんだ前屈み姿勢の作業、きつかったです・・・。(>.<)
 『玉ネギの苗』は200株です。この前マルチを掛けた所には162株しか植え付けられないので、里芋を植えていた所にマルチを掛け、残りを植えるようにしました。届いた『玉ネギの苗』は207株有りました。

 
ホウレン草・小松菜の畑                          玉ネギの畝4本  

 
随分黄色くなってきたカリンと柚子

 『玉ネギ苗』の定植をし終えて、『HB−101』を撒いてやり、種を新たに蒔いた所に散水して作業終了にしました。3時をまわっていました。残りは『ノラボウ菜の苗』の定植だけになりました。

 明日は『折り畳み十字手裏剣』の部品を準備する作業をする予定でいます。ただ、今日のしゃがんで前屈みの作業で腰がどうか・・・。今日は入浴後、湿布を貼張りましたが腰がズ〜〜ン と、重くなってきています。明日はお疲れさん休みになっちゃうかな・・・。(-_-;)
2024年10月31日(木)
 工房着:午前10時00分  作業開始:午前10時20分−作業終了:午後3時30分
 工房の気温:17度

 10月も今日でお終いです。今年も残り2ヶ月になっちゃいました・・・。今日も荒川を渡る時『浅間山』を眺めることが出来ました。月・火もこんな天気だったら綺麗に眺められただろうに・・・。

 今朝はさすがに腰が重くて工房行きどうしようかと思いましたが、熊公の持病の腰骨のズレではなく筋肉の問題ですから動かした方が良いわけで工房へ向かいました。今日は『折り畳み十字手裏剣』の部品の準備です。ブレードを鍛造して切り出し、刃付けまですることにしました。


揃え終えた『折り畳み十字手裏剣』の部品

 『折り畳み十字手裏剣』はブレードを鍛造してから切り出すのが第一ポイントになります。ペアーになるブレードが点対称になっていないと駄目なわけです。今回はまずまずでしょうか・・・。
 切り出し終えて刃付けを終了したのは3時前でした。リボン鋼・鋲などを準備して、今日の作業は終わりにしました。その後、今晩から天気が悪くなる予報ですが玉ネギの苗に散水して作業終了にしました。

 明日は組み立て作業ですが、焦ると次のポイント、ストッパーのカタ付きが出てしまいますから、明日は1本作るつもりで作業しようと思っています。

 昨晩遅く新婚旅行中の長男夫婦からLINEのテレビ電話が来ました。現在メキシコの『カンクン』に行っているのですが、ホテルの部屋(7階)からのカリブ海の眺めなど見せてくれました。スマホは本当に便利な道具ですね・・・。
 泊まっているホテルは飲食は基本無料で、冷蔵庫のビールなどは飲むと補充されるという天国みたいなシステムということです・・・。ハネムーン特典という事でスパークリングワインも貰ったという事でした。ゴージャスな新婚旅行だな〜〜〜!! 素敵な思い出を作ってくることでしょう・・・。

 メキシコの『ハローウィン』はどんなでしょうか。死者との関わりをテーマにユーモラスに描いたディズニー映画の『リメンバー・ミー』はカンクンが舞台と聞きました。キリスト教は11月が典礼の最後の月になり、『死者の月』です。日本人とは『死』についての考え方が違っているから、墓地など見るチャンスが有れば飾り付けられたお墓を見る事出来るでしょうね・・・。
 11月1日は『諸聖人祭』で、天国に行った人達のことを祝います。2日は『死者の日』で、亡くなった人全ての方々に祈りを捧げます。キリスト教では死ぬことを『帰天』という言い方をします。『死』は神様のところに帰ると考えるので、別れることは辛く淋しいことですが、忌み嫌うものではないのです。
2024年11月01日(金)
 工房着:午前10時05分  作業開始:午前10時25分−作業終了:午後2時20分
 工房の気温:17度

 今朝は工房によく遊びに来て下さる忍者 『習志野』さんの奥さん 『しころ』さんから嬉しいメールがありました。昨晩、ご夫妻に女の赤ちゃんが誕生したというものでした。母子共に健康という事、嬉しいですね!!
将来は『くの一』確定でしょうね・・・。三人で工房に遊びに来るのはいつ頃かな・・・? 奥さんは子供達に読み聞かせなんかをする仕事をされていますから、きっと情緒安定した子に育つと思います。そして、手裏剣の達人になるのかな・・・? おそらく『習志野』さんは愛娘にメロメロになっていると思います・・・。

 今日は『折り畳み十字手裏剣』の仕上げ作業、急ぐのは禁物ですから1枚確実に仕上げるように作業しました。まずはリボン鋼に穴を開ける作業からです。リボン鋼はボール盤で穴を開けるとドリルの刃が駄目になるだけです。そこで、まず穴を開ける位置にポンチで凹みを付け、反対側の凸部分をルーターのダイヤモンドの丸ビットで削り、もう一度ポンチで打って、凸部分を削ります。これを三回くらい繰り返すとピンホールが開くので、ここを細いダイヤモンドビットで大きくしていきます。これは2枚分作業しました。

 リボン鋼が準備できた所で『折り畳み十字手裏剣』の1枚のブレードにこのリボン鋼が納まる凹みを削り出していきます。これが根気のいる作業です。全体が納まるようにしたらリボン鋼に軽く反りを付けて、最初に開けた穴を使ってブレードに鋲止めします。

 ここからが一番気を遣う作業です。リボン鋼がカチッと納まる、しかもブレードが直角になるようにストッパー部分を削り込んでいきます。これをピッタリ削るのは本当に大変なことです。この前作った治具を使いストッパーの掛かり具合を確かめながら削って行きます。
 ブレードの両側を削り込んだらボルト・ナットで仮組みして、更にストッパーの掛かり具合をチェックして微調整します。調整できた所で銘とロットナンバーを刻印して、鋲止めします。
 この鋲止め作業もハンマーで打っていくと鋲自体が曲がったりして微調整では直角に交わったのに、ズレちゃったりします。今日は最初の鋲止めは失敗で、抜き取り打ち直しました。

 
ストッパーの具合を確認する治具               作品2028 『折り畳み十字手裏剣』

 鋲止め後はスムーズに回転するように調整して先端部分2cm位をガスバーナーで焼入れします。焼き鈍しを掛け黒染めして、再度回転のチェック、調整をして出来上がりです。今日の黒染め終了は1時半頃でした。『折り畳み十字手裏剣』の仕上げ作業は3時間くらい掛かります。
 次回はリボン鋼の穴開け作業がない分少し早く終わるかもしれないです。今回の手裏剣は少しカタ付きがでてしまいました。何か良い方法は無いものでしょうか・・・。

 作業後柚子を試しに5個ほど収穫してみました。今日収穫したものは良い大きさでした。


試しに収穫した柚子5個

 まだ少し青い所がありましたが良い感じです。今年は何個くらい収穫出来るでしょうか・・・。去年ほどは収穫出来ませんが知り合いに差し上げること出来るかと思って居ます。ワイフには『柚子ジャム』等作って貰うつもりです。熊公自身は柚子サワーにして焼酎を飲むつもりです。

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