熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2024年01月25日(木)
 工房着:午前9時50分  作業開始:午前10時20分−作業終了:午後3時15分
 工房の気温:5度

 今日は東京は今シーズン一番の寒さと言うことでしたが工房の作業用の水や水道などは凍っていませんでした。風は強かったので、作業室の掃除をしたいくらいでした・・・。
 浅間山は雪雲をかぶった状態で眺めることができました。

 角手の正しい仕様が届きました。『伊蔵』さんに依頼されたのは外国の方ということで、英語でやり取りしたと言うことで、きちんと伝わらなかったようです。どうも外周71.0mmという表現は、指の外周ということだったようです。ということは『指抜き鐶の内径』は22.6mmということです。これであれば納得です。『二本長爪角手』と『四本爪角手』を一つずつ作る事になります。今日は二つ仕上げることにしました。

 
作品No.1763・1764 『二本長爪角手・四本爪角手』              四本爪角手の爪の様子       

 角手は一日に2つくらい造るのが良いペースです。やはり『指抜き鐶の厚さ』はこれくらい(2.3mm位)がバランス的に良い感じです。

 『四本爪角手』角手は写真のように厚みがありますから、指にはめて握ったとき角が掌に当たります。強く握ると自分が怪我をしてしまう感じです。

 作業後、ネギを収穫して帰路に着きました。

 奉納札用の鋼材、発注先のコンピューターでシステムエラーが起きて発注した寸法が不明になってしまったと言うメールが届きました。そこで改めて連絡することになったので、届くのは来週末くらいになるかと思います。届けばすぐに制作しますが、届くまでの間はフリータイムです。明日は工房行き掛けにジャガイモの種芋を購入して、工房では櫃抜きしたあとの鐶の太さを決めて行く治具を手直ししたり、新しく造ったりしようかと思って居ます。
2024年01月26日(金)
 工房着:午前10時10分  作業開始:午前10時35分−作業終了:午後3時45分
 工房の気温:8度

 今日は工房の行き掛けにホームセンターに寄ってジャガイモの種芋とジャガイモ用の肥料を購入しました。今年も例年通り、男爵(2kg)・メークイーン(2kg)・十勝コガネ(2.4kg)です。今年も長男夫婦・義妹夫婦・兄貴に芋掘りを楽しんで貰うつもりで居ます。

 今日の作業はまず外の流しの配水管の交換を考えて居ましたが、サイズを間違えてしまいこの作業はアウトになってしまいました。続いて風が強く吹くと駐車スペースの屋根に掛けたシートが煽られるので固定しているロープを張り直してやりました。ロープを張り直していくと、シートの煽られて波板と擦れる所に傷ができていたので、それを防ぐためにガムテープを貼ってやりました。一応波板に当たる部分全体に張ってやり、傷が出来ている部分は二重にしてやりました。ロープの張り直しやガムテープ貼りの作業、結構時間が掛かりました。

 続いて、計画していた穴開け時に使うポンチや穴のサイズを決めて行く治具類を立てて整理してある材木に穴をプラスして、確り立つように穴の大きさを大きくしたりしていきました。それが出来上がったところで一番使う治具類を綺麗にしていきました。

 
シートの擦れる部分にガムテープを貼る                治具を磨いて作業に備える    

 
         整理できた穴開け治具              送風管周りにレンガを積んで焚き付け置き場を作る

 穴開け治具を整理し終えたところで、送風管の周りに乱雑に積んである割れた耐火レンガを綺麗に積み上げてやり、焚き付けの木片を置く場所を広くしてやりました。レンガの積み上げをし終えたときは3時過ぎていました。今日の作業はここまでにして帰路に着きました。

 来週は奉納札用の鋼材が届けば札を作る作業、届くまでの間はフリーなので使っている切り出しやナイフ類を研いだり、溶接の練習をしたりしようと思って居ます。マングローブ炭の炭切りもしないといけないです。
2024年01月29日(月)
 工房着:午前9時45分  作業開始:午前10時10分−作業終了:午後2時05分
 工房の気温:7度

 1月もあと2日を残すのみです。本当に時の流れは速いです。そして、『能登半島地震』から4週間経ちました。奥能登では復旧がままならない状況のようです。亡くなった方は今日までに238人 安否不明者は17人ということです。
 長男夫婦の仕事は医療関係です。お嫁さんの職場に『能登半島地震』の支援の要請があり、お嫁さんは志願したということでした。ほとんどの仲間が志願したとか、素敵なことですね。ただ、若い方から派遣されているようです。派遣された時は、三食ともカップラーメン、お風呂には入れないし、トイレなども携帯で処理するということでした。そういう中支援に入る方達、本当に尊敬します。奥能登の復旧は半島だけに時間が掛かりそうです。

 発注先のシステムエラーで届くのが遅れると考えられたステンレスのフラットバー、意外と早く届きました。そこで今日は『奉納札』を作る事にしました。
 鍛造することはありませんから素材を切り出して文字を彫り込むだけです。今回の札は貼り付けるようで裏面は接着剤が着きやすくなるように溝を彫り込む事になります。
 まずは素材を切り出して、彫り込む文字を写しました。彫り込む文字は『大姉』の2文字です。どういう意味があるのでしょうか・・・? 単純に行者さんの上のお姉さんのためということでしょうか・・・?
 写し終えたらルーターを使って文字を彫り込んでいきました。

 そして、貼り付けるため裏面に接着剤がより確り貼り付くように溝を彫りました。色々試してみて、修理して使えるようにした『電動ヤスリ』が良い感じでした。しかし、またまた壊れてしまいました・・・。もう廃棄した方が良いかもしれないです。
 『電動ヤスリ』が駄目になったところでディスクグラインダーの0.8mm厚の切断ディスクが良い感じだったのでこれで溝を彫りました。

 
作品No.1765 『奉納札』                    長男に頼まれて小割にした熔岩

 『奉納札』の制作をし終えてから長男に頼まれた作業をしました。長男は『苔テラリュウム』を作り、育てるのを趣味にして居ます。熔岩で崖を作りそこに苔を植え付ける計画をして居るようです。ホームセンターで『熔岩ベーパー』という薄い(厚さ25mm)レンガ状にスライスされた熔岩を見付けました。これを小割にして積み上げて使うようです。簡単に割ることができましたから、長男のマンションのベランダでも作業できそうでした。
 この『熔岩ベーパー』は耐火レンガの代用にも使えるかも知れません・・・。

 熔岩の小割作業の後はブロッコリーの脇芽・ノラボウ菜・小松菜・小カブを収穫して帰路に着きました。今日はお弁当を持っていきませんでしたから帰り道ラーメンを食べて来ました。

 明日は特別なことがありません。『電動ヤスリ』の修理をすれば良いかな・・・? ワイフが明日は年休を取って以前の職場で使っていた銀行口座を閉じると言うこと、一緒にお休みしちゃいそうです・・・。
2024年01月31日(水)
 工房着:午前9時50分  作業開始:午前10時10分−作業終了:午後1時00分
 工房の気温:6度

 昨日はやっぱりワイフのお休みに引っ張られて工房お休みにしちゃいました・・・。特別依頼されていることが無いとどうしてもダラダラしちゃいます・・・。
 今日も特別やること無いのですが、前回の作業でまたまた調子が悪くなった『電動ヤスリ』を修理することにしました。本当は分解して壊れている部分をジュラルミンで作る事が出来ればベストなんですが、今日もチャレンジしてみましたがどうしても回転運動をピストン運動にする肝心の樹脂製部品を外すことができませんでした。
 様子を見てみると、2液混合のエポキシ樹脂の回転を受け止める軸受け部分が割れていました。でも、これまで紫外線硬化樹脂などで修理した時と比べると厚みを持たせればしばらく使えそうな感じでした。

 『電動ヤスリ』の修理は昼前まで掛かりました。その後、アール付けサンダーのテンションを緩める為の金具を手直ししました。これまで振動で外れちゃったりすることがあったので、切り欠きを付けて外れないようにして、紛失防止に紐を付けました。

 
       電動ヤスリの修理                  アール付けサンダーテンション調整金具

 時計は12時半を廻ったところでした。早いけれど今日は作業終了にして、超早く帰宅しました。帰宅したら注文して置いたφ22mmの丸鋼棒が届いていました。明日はこれで丸い穴の内径を確り決める治具を作ろうと思って居ます。

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