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工房着:午前9時45分 作業開始:午前10時10分−作業終了:午後3時55分
工房の気温:9度
今日も雨でした。この春は本当に雨が多いです。桜が散っちゃっている感じでした。そして今日は寒くなりました。
工房に着いてすぐに溶接機を出して、ヤットコと昨日親方に依頼された折れた錨の爪を溶接する作業に取り掛かりました。ヤットコは鋲を抜いてどの方向からも溶接出来るようにしたのでほぼ完璧に溶接出来ました。またしばらくの間使えそうです。一番使い易いヤットコだから大切にしたいです。
ヤットコの後は鎖鎌の分銅と鎖を繋ぐ鐶の合わせ目の溶接です。『半自動溶接機』は細かいところの溶接も簡単にできるので本当に助かります。そして、錨の修理に取り掛かりました。
まずは溶接する面を削り、1本ずつ溶接しました。2本溶接した段階で強度を増すために4本の元の部分を繋ぐように溶接してみました。かなり強くなったと思います。
ヤットコの修理の様子 錨の修理の様子 ・
修理の作業は午前中いっぱい掛かりました。『半自動溶接機』のおかげで溶接が楽しくなってきました。お昼からは切り出すところまで終わっている『鉄毬』の仕上げ作業です。まずは北極と南極の棘を薄める作業をします。その後、この極の部分の棘は他の部分の棘より少し短めに切り出してあるので、まずはこれを少し打ち延ばして、仕上げに取り掛かりました。
作品No.1622 『鉄毬』
棘を尖らせる作業が他の棘が邪魔して結構大変です。成形し終えたところで全体を焼入れして、少し強めに焼き戻しを掛けました。黒染めを終えた時は3時半になっていました。
『鉄毬』は「これ以上近寄ったら投げつけるぞ!!」 という感じに投げるそぶりをされただけで怯んでしまう物です。忍者はそうやって怯ませて逃げたりしたんでしょうね・・・。それに紐を付けて振り回されたら近づけないです。作っていて、かなり怖い忍具だと感じています。
兄貴と『山陰鉄の旅』をした際、帰り道甲賀の『望月家』に寄りました。その展示資料に『鉄毬』が有って、色々な方向から眺め、作り方が閃きました。今回で6個目かな・・・。作る度に工夫すべき点が見付かります。こういうのは楽しくて仕方ないです。昨日、親方からも制作依頼を受けたので、4月末にはまた作る事になります。
明日からは『苦無』の製作に取り掛かります。4本作ります。1日一本ずつ造っていこうと思って居ます。今週の作業は明日で最後、30日・31日と一泊で戸隠に行ってきます。 |
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工房着:午前10時05分 作業開始:午前10時20分−作業終了:午後3時55分
工房の気温:14度
今日は久し振りにお日様を眺めた感じでした。明日から一泊ですが戸隠に行きます。次の作業は4月3日になると思います。そうなると工房裏の桜はみんな散っちゃっていると思い、作業後にお花見するつもりで散歩に出ずに作業しました。
工房付属農園のカリンの花が咲き始めました。
今日作るのは『笹の葉型苦無』です。全部で4本作ります。慌てずに製作していくため、一日に1本のペースで制作することにしています。柄尻の鐶は丸穴でという依頼でしたから櫃抜きの要領で穴を開けることにしましたが、今日も気持ち良く抜くことが出来ました。内径16mmの穴にしますが、捨てる部分は直径5mm程、厚さも5mm位の鉄片だけです。ドリルで開けると捨てる部分が多くなりますね・・・。鋼の節約になります。
カリンの花 柄尻の丸穴の穿孔
鍛造作業は3時間半くらいでしょうか、成形も切っ先部分を削る程度です。『笹の葉型苦無』は素材とサイズのバランスが良くて作りやすいです。ただ、柄尻の鐶が丸穴だと柄を打ち延ばしていく際の残し方がチョット難しいです。
作品No.1623 『笹の葉型苦無』
苦無を作り終え、ノラボウ菜を収獲しました。その後、公園に水汲みに行き、記録を付けて着替えをしてから、最後になるだろうお花見に行きました。晴れ間がある中でのお花見はやはり気持ちが良かったです。広い公園に一人だけで桜を独り占めにする何とも贅沢な花見です。
公園の桜を独り占めにしてのお花見
4時前に帰路に着きましたが、どんどん天気が悪くなってきて、自宅まで10km位の所で雨に遭いました。今年の春は本当に雨が多いです・・・。
明日から戸隠行きですからガソリンを満タンにする必要があり、雨の中給油するのは嫌だな・・・と思いつつ走りましたが、不思議なことに荒川を渡って東京都に入るとほとんど雨は降っていない状態になって、給油中はまったく平気でした。助かりました。日誌を綴っている現在、雨音立てて雨が降り出しました。
次の作業は4月3日の予定です。同じく苦無作りです。桜は散ってしまっているでしょう・・・。
明日は大好きな戸隠です。今年は雪は少なかったということで、雪道走ることは無いと思います。天気が良くて戸隠連峰を眺めること楽しみにしています。戸隠蕎麦を食べること、それに、大好きな喫茶店『パイプのけむり』のご主人達とお話しすること、更にはスパイシーカレーやビーフシチューを食べるのも楽しみです。定宿での美味しい食事、熱燗を飲むのも楽しみです。
それから、行き帰りに浅間山が眺められますように!! ワクワクするものが有るのは良いですね!!
戸隠スキー場は31日までだから、最後ということで人が多いかも知れないです。熊公はスキーはしないで雪山や林の木々を眺めます。 |
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工房着:午前9時45分 作業開始:午前10時10分−作業終了:午後3時30分
工房の気温:14度
30日から一泊で戸隠に行ってきました。大好きな浅間山も眺められましたし、戸隠連峰・北アルプスの山々も眺めることが出来ました。\(^o^)/
浅間山 北アルプスの山々 (鹿島槍ヶ岳・五竜岳)
戸隠連峰 (左から 西岳・戸隠本峰・高妻山)
たった一泊の旅でしたがリフレッシュ出来ました。本当に戸隠は良い所です。戸隠蕎麦も美味しかったし、大好きな喫茶店『パイプのけむり』のベーコンとキノコのソテー・スパイシーカレー・ビーフシチューも美味しかったです。( ^3^)/
さて、今日はネギの苗が届いたのでこれを植え付ける作業からスタートです。兄貴が今日も手伝いに来てくれました。今回は200本の苗を植え付けます。いつも75本ずつ2畝に植え付けますが、今回は100本になるので、ジグザグにチョット幅を持たせて植え付けることにしました。
ネギの植え付けの様子
植え付け作業はお昼前に終了、お昼を食べて兄貴は12時半前に帰っていきました。熊公は12時半から『笹の葉型苦無』の鍛造に取り掛かりました。連続して作ると要領を思い出します。今日は2時間程で打ち上げることが出来ました。
今日も穴開け作業気持ち良く抜くことが出来ました。スカッと抜けるのは快感です。
穿孔の様子 作品No.1624 『笹の葉型苦無』
これで2本鍛造しました。あと2本です。一気に2本鍛造出来そうですが、無理せず1本ずつ造ります。今日はコークス一袋使い切りました。明日は作業前にコンテナに補充しなければなりません。
玉ネギが随分大きく成って来ました。明日は一つ収穫してみようかと思っています。明日は久し振りに散歩に出て、それから鍛造作業に取り掛かるつもりで居ます。 |
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工房着:午前9時50分 作業開始:午前11時10分−作業終了:午後3時00分
工房の気温:15度
今日は久し振りに散歩に出ました。ウインドブレーカーを着ないで歩きましたが、暑い感じがしました。堤防上では浅間山がかすかに眺められました。桜はほぼ終わった感じです。八重桜・しだれ桜が良い感じでした。
かすかに眺められた浅間山 満開のしだれ桜 ・
浅間山の雪は山頂部と北東斜面に残っているだけという感じでした。本当に今年の雪は少なかったようです。浅間山の向こうに戸隠があるんだな〜〜〜!! と思いながら眺めました。
工房に戻り早い昼食を摂って鍛造作業に取り掛かりました。まずはコークスの補充、その後火床の掃除をしました。コークス1袋(20kg)を使い切ったところで灰受に灰を落として処理します。鍛造作業はほぼ正午からになりました。
今日も気持ち良く穿孔出来ました 打ち広げ終わったブレード ・
今日も穴開け作業は気持ち良く出来ました。ブレードの打ち広げ作業、今日は若干延ばしきれませんでした。上の写真の打ち広げた状態からブレードにアールを付け、焼き入れをしちゃいます。焼き入れはV字に焼入れして、焼き戻しを掛け、ほぼ先端部分の形状を整えるように削り出して黒染めします。
作品No.1625 『笹の葉型苦無』 カリンの花が満開になりました
打ち上げるのにやはり2時間という感じ、ブレードを削り整形して黒染めするのを入れて2時間30分〜3時間という感じです。これで3本作り終えました。あと1本です。
工房付属農園のカリンの木が満開になりました。きちんと消毒してカリンを収穫出来るようにしてみようかな・・・。カリン酒久し振りに造りたいです。
ラジオの交通情報を聞いていたら新大宮バイパス上り線、白鍬通りの交差点でトレーラーの事故、2車線通行止めで3km渋滞ということでした。そこで今日は荒川右岸コースを使って帰って来ました。途中で交通情報を聞いたところ、新大宮バイパスの事故現場通過に30分ということでした。荒川右岸コースをスイスイ走って48分で帰って来ました。この道開拓して良かったです。(^・¥ |
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