熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2022年12月16日(金)
 工房着:午前10時05分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後3時50分
 工房の気温:7度

 今朝は車のフロントガラスに氷が張った感じの部分がありました。天気が良くて浅間山がクッキリと眺められました。工房に着き畑を見回ったら工房の陰になっているところに霜柱が残っていました。今年初めて見る霜柱、早速踏んで霜柱を楽しみました。

 
少し凍った感じのフロントガラス                    今年初めての『霜柱』   ・

 今日は『手甲』の仕上げです。2時間くらいで終わると考えて居ますが里芋を掘りあげないといけないですし、ピーマン類の抜き取り作業もしなければなりませんから、散歩には出ないで作業することにしました。

 今日の作業は革を取り付ける作業です。まずは手首の輪にヌメ革を縫い付ける作業です。その後は握部分に銅鋲を使って固定する作業です。2時間半ほど掛かりました。

 1時過ぎから里芋を掘りました。やはり数は例年並みですが大きく成っていない感じです。しかし、味はバッチリでしたからしばらく楽しめそうです。
 芋掘りを終えてからピーマン・シシトウの抜き取り作業です。今年は良くなってくれたと思います。甘唐辛子は美味しく食べましたが、飽きるくらい食べました・・・。シシトウも2株植えましたが、来年は1株にします。
 ピーマン類の抜き取りを終えてから、黄色くなった激辛唐辛子を収獲して、これも抜き取りました。その後は芽キャベツやブロッコリー、ノラボウ菜に液肥をまいてやりました。
 最後に残り1株になったサニーレタスを収穫しました。二十日大根は種まくのが遅かったからまだしばらく掛かりそうです・・・。白菜は随分確りと大きく成ってくれています。来週から収穫出来そうです。

 
作品No.1533〜1536 『手甲』                  『Yさん』にお贈りする忍具

 畑の作業を終えてから記録を付けました。今日仕上げた『手甲』4つで『武蔵一族 忍士団』の『Yさん』依頼の忍具を作り終えることが出来ました。もの凄く充実感があります。

 来週からは京都の『伊蔵』さんに依頼されている物の製作をスタートさせますが、こちらも数が多いので、納めるのは来年2月か3月頃になるかと思います。
 来春に備えて畑を耕したりしなければ成りませんから、月曜は耕運機掛けをいます。また、北風が強い日があればコークス搬入口から風を作業室内に入れて、ブロアーを使いながら貯まった粉塵を出入り口から吐き出す作業をしようと思って居ます。この作業は全身埃まみれになります・・・。今年は強い風吹くでしょうか・・・。

 帰路に着き、新大宮バイパスと16号のジャンクションまで来ると新大宮バイパス側はズラーッと車が渋滞していました。様子から判断して1時間半以上掛かるパターンの渋滞の感じでしたから、16号に入り上江橋を渡って荒川右岸コースをたどって帰って来ました。こちらも渋滞が有りましたが、1時間5分で帰ってくることが出来ました。師走ですから車の出が多いのでしょうね・・・。

 明日は梱包作業をして発送まで出来ればと思って居ます。今日の晩酌は美味そうです。( ^_^)_∀
2022年12月19日(月)
 工房着:午前9時45分  作業開始:午前11時25分−作業終了:午後3時15分
 工房の気温:2度

 今日は寒い朝でした。日本海側では大雪に成っているようです。新大宮バイパスを走っているとき、長岡ナンバーのトラックが前を走っていましたが、荷台に雪を載せた状態でした。今週末はクリスマスです。


熊公家のクリスマスリース

 クリスマスの準備をする期間を『待降節』といいますが、11月30日に一番近い日曜日からスタートします。クリスマスまで4週間有ります。そこで4本のローソクを立て、一週毎にロウソクを灯していきます。昨日4本目が灯されました。4本目が灯されると1週間以内にクリスマスが来るわけです。ちなみに来年は4本目が灯される日がクリスマス・イブに成ります。
 『待降節』はプレゼントを待つのでは無く、キリストが私たちの元に来て下さったのは何故なのかを考え、『救い』をもたらして下さったことに感謝し、自分たちの生活を振り返っていく期間です。『救い』はキリストが十字架に掛けられることによって完成するわけで、将来十字架に掛かるキリストの誕生は、ただ『おめでとう!!』とは言えないわけです。『ありがとうございます!!』という気持ちが優先されるべき日だと思って居ます。

 今朝は清河寺の交差点で停車して居たら“Google”のストリートビューを撮影している車が横切って行きました。もうしばらくしたら熊公の車がストリートビューに出るかも知れないです・・・。

 工房に着いたら作業用の水が凍っていました。水道も凍った状態でした。水道ポンプの元栓部分に凍結防止対策の張り紙をして、近くの水道にコックを付け水抜きするようにしました。

 
凍った作業用の水                           確りとした霜柱

 寒いですが散歩に出かけました。そろそろ手袋を準備しないといけないようです。『浅間山』は山頂から中腹に掛けて雪雲がかかっていました。次に眺める時は真っ白になっていると思います。

 工房に戻って、予定通り畑作業に取り掛かりました。今日は里芋・ピーマン類を植えてあった畑を耕します。まずは雑草類を取り除き、耕運機を掛け耕しました。その後『有機石灰』を蒔き、もう一度攪拌するように耕しました。来年ここには長ネギを植える予定です。一畝分は枝豆を植えようと思います。

 
  耕し終えた畑                         法面下の雑草の焼却

 耕し終えた後は法面下に積み重ねてある雑草の焼却処分です。焼却と平行して、白菜の頭を紐でまとめてやり、霜で焼けてしまわないようにしました。そして、今日は白菜1つ収獲しました。また、長ネギも5本収穫しました。これからは『鍋』の季節ですね!!

 
  白菜の頭を縛る                         万力鎖の素材の準備

 焼却した雑草に下になって居たものが湿っていて、それが悪さをして全て灰にすることは叶いませんでした。そこで、一旦水を掛けて消火して、改めて乾いたところで焼却し直すことにしました。

 畑の方の作業を終えてから、今週から製作に取り掛かる京都の『伊蔵』さん依頼の1つ目、『万力鎖』の素材を準備しました。『伊蔵』さんからの依頼は大量で、3期に分けて納品することになります。1期目は『万力鎖』2本・『角手』三種2つずつ・『伊賀流十字手裏剣』20枚です。手裏剣は10枚は出来るだけ早く送ります。12月中に『万力鎖』と『角手』を製作して、新年最初に手裏剣10枚を製作します。1期目は1月中に納品出来るものと思っています。

 乾燥しているためか鼻・喉がいがらっぽいです。人混みには出ていないし『新型コロナ』ではないと思っています・・・。加湿器を準備した方が良さそうです。マスク付けて鼻・喉の乾燥を防ぎ本格的な風邪引きにならないようにしたいと思って居ます。体調によりますが、明日は『万力鎖』の分銅を4つ製作する予定でいます。翌日は鎖の製作です。単調な作業・・・。頑張らねば・・・。 
2022年12月21日(水)
 工房着:午前9時50分  作業開始:午前10時15分−作業終了:午後4時50分
 工房の気温:2度

 昨日は朝熱を測ってみたところ37.1度でした。鼻・喉のいがらっぽさは前日よりも良くなっていました。少し怠さがあったのでお休みにしました。しかし、お昼は36.8度 夕方は36.6度になって、調子もバッチリ元に戻りました。『新型コロナ』でなくて良かったです。『新型コロナ』といえば東京都の感染者は昨日2万人超えして、今日は21186人でした。第8波の感染拡大は第7波と比べるとジワジワと増えている感じです。
 東京都の感染者の累計は382万2816人です。東京都の人口は1404万4538人(11月1日現在)ですから27.2%の都民が罹患した計算です。4人に1人は罹患した計算です・・・。

 今日は荒川を渡るとき『浅間山』を頂上まで眺めることが出来ました。若干黒い部分がありましたが、東部町の方へ続く山並みも白く成っていました。上越国境の山も眺められましたがほぼ真っ白になりました。学生時代から就職して数年間、上越国境の山の白さを確認してスキーを持って越後湯沢に行き、リフトの準備をしている所で一人滑ったこと思い出します。リフトの準備が出来るとタダで乗せて貰い一日滑りました。新幹線が開通してからはそういう情緒がなくなってしまいました・・・。新幹線が開通する前は本当に川端康成の小説『雪国』を感じる場所でした・・・。温泉街はひなびていて駒子が出てきそうな感じで、清水トンネルを抜けるとドカッと雪が増える様子が懐かしいです。

 さて、今日の作業ですが、予定では、昨日は『万力鎖』の分銅を作り、今日は鎖を成形して仕上げるつもりでいましたが、昨日お休みしちゃいましたから忙しくなります・・・。

 工房の水道元栓を開いたら水圧で蛇口が抜けてしまいました。その為まずはその修理から始めました。そして、新しく導入した『DREMEL』のルーターが非常に使い勝手が良いので、作業時に本体を置く場所を作りました。本体はぶら下げてそこから『フレックスシャフト』を使うことにしました。本当に使い易いので『サンディングバンド』も少し多めに購入しました。

 11時頃から作業を始めて、まずは分銅を鍛造しました。鍛造自体は40分くらいで終わりました。その後鎖の成形作業です。1本分を成形するのは1時間20分位でした。2本成形し終えたのは3時頃でした。とにかく単調な作業、『忍』の一字です・・・。その後、鎖の鐶を楕円形にしました。

 鎖の成形を終えたあとは分銅の荒削りをしました。荒削りを終えたのは4時過ぎに成っていました。今日の作業はここまでにしました。


作品No.1537・1538に成る予定の『万力鎖』

 明日は分銅を仕上げて、組み上げます。明日は2時までには作業を終わらせて、早めに帰る予定なので、出来れば午前中には分銅を仕上げ、午後早くに組み上げられたらと思って居ます。
2022年12月22日(木)
 工房着:午前9時45分  作業開始:午前10時00分−作業終了:午後2時20分
 工房の気温:3度

 今日は『冬至』です。明日から昼の時間が少しずつ長くなると思うと嬉しいです。今日は昼まで雨でした。今日の作業は『万力鎖』の仕上げです。早めに帰路に着くことにしているのですぐに作業に取り掛かりました。

 まずは分銅の成形です。ペアーになるものの重さを揃えるのに少々時間が掛かりましたが、おかげで0.1gの差で仕上げることが出来ました。

 鎖と分銅とを取り付ける鐶、焼き鈍しを掛けたのに冷たいものの上に置いたためでしょうか充分に鈍し切れていないで、ボクリと折れてしまいました。そこで、残ったものと新しく準備したものをもう一度焼き鈍し、今度は灰の中に入れて冷却しました。今度はしっかり焼き鈍し出来ました。

 取り付け鐶の溶接には半自動溶接機を使いました。やはり細かい部分の溶接にはこれが使いやすいです。気持ちよく溶接が出来ました。


作品No.1537・1538 『万力鎖』

 分銅は先端1.5cm位まで焼入れしました。焼戻しは焼入れしていない部分の余熱で行いました。『伊蔵』さんに依頼された物、まずは1つ目を作り終えました。

 今日は用事があるので2時20分には作業終了して帰路に着きました。明日はオフクロ様のアッシー君をするのでお休みします。

 来週は『角手』を三種 2個ずつ造ります。来週月曜日はもう26日ですから、今年は28日まで作業するとして、この角手造りで今年の作業を終えることになると思います。

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