熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2022年08月12日(金)
 工房着:午前10時10分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後1時30分
 工房の気温:32度

 お盆休みに入ったからでしょうか、新大宮バイパスの渋滞がいつもと違っていました。三橋5の先もなんだか渋滞している感じだったので、久しぶりに指扇駅前を通って工房へ行きました。
 台風8号が接近中です。明日の午後 関東地方を通過していく感じの進路を取っています。明日はどんな天気でしょうか・・・。3時現在の気圧は1002hPa 最大瞬間風速し25m/s 台風としては小さいです。

 
台風8号の進路 (Yahoo!天気より拝借)                枝豆の畝の除草作業 

 今日は兄貴が除草を手伝いに来てくれました。長ネギの土留めに使っている畦板を外すことにして、まずは長ネギの畝と隣の枝豆の畝の除草をお願いして、熊公はキュウリや唐辛子、オクラ等を収獲しました。オクラの収穫の時は兄貴に要領を覚えて貰うため、手伝って貰いました。要領は『スナイパーを見付ける感じに・・・』 と、伝えました。兄貴は実際にその感覚が分かったようで楽しんで収穫していました。今日もまた葉巻虫(ハマキムシ)を何匹か駆除しました。

 
畦板を外した長ネギの畝                        今日の日当枝豆・・・

 長ネギの土留めに使った畦板を外したので土寄せが簡単になりました。大きく育ってくれると良いです。畦板を外す際に押さえの鉄棒を抜こうとしてか、兄貴はすっ転びました。そして、ピーマンの株を倒してしまいました。これを起こす際に枝を折ってしまいました。まだ収獲には早い実が6個付いていました。折った責任を取って貰うため、持ち帰って貰うことにしました。(;¬_¬)

 今日は台風の影響でしょうか風が強く吹いていました。おかげで作業は楽でした。ただ、シソの畑は風でかき回される感じでした。明日は台風が真上を通過していくわけで、そのままだと倒されてしまう可能性が高いと考え、園芸棒などを使って支えを作ってやりました。役に立ってくれると良いですが・・・。

 兄貴の今日の日当は枝豆です。結構確り実が入ってくれていました。熊公も収獲、明日長男のお嫁さん候補が遊びに来ることになっています。そこでチョット多めに収獲しました。

 
   作品No.1459を兄貴にプレゼンとしました         お昼はいつものようにノンアルコールビールで乾杯

 6月末に製作した『除草整地鎌(捻り鎌)』を兄貴にプレゼンとしました。この前使っていて家の庭の除草作業にあったら便利そうだな・・・」 と、話していましたから・・・。この鎌は2004年11月に須賀川の伯父の庭で鍛造した包丁で、中子部分に鍛接不良が出てそのまま放って置いた物を焼き直して作りました。渡すに当たって、刃を付け直してあげました。もの凄く喜んでくれて嬉しかったです。

 1時半頃に帰路につこうとした際、『埼玉の村の鍛冶屋』さんが来ました。そこで、電動チエンソーを借りることにしました。「電動はパワーが無くてガッカリした・・・」 と、話していましたが、手鋸でチマチマと切るよりは良いと思っています。来週は松の木を焚き付け化するため15cm位の輪切りにする作業をしようと思って居ます。

 帰宅したら『フルタングのマキリ刃』をお送りした沖縄の『Nさん』からメールが届いていました。そのメールには『マキリ刃,無事に到着いたしました。自分の理想のマキリ刃がみごとに実現されており,感激いたしました。』 と、ありました。これは物造りをする人間にとって一番嬉しい言葉です。元気を頂きました。
2022年08月16日(火)
 工房着:午前9時55分  作業開始:午前10時05分−作業終了:午後2時40分
 工房の気温:31度

 台風8号は熊公の周辺にはたいした影響が無く良かったです。長男がお嫁さん候補を連れてくる時が台風最接近の時でしたが、来る時も帰る時もたいした吹き降りで無く済み良かったです。

 昨日は『終戦記念日』、カトリックでは『聖母マリアの被昇天の祝日』でした。オフクロ様がミサの動画配信にあずかりたいというので、その準備などをすることになりお休みにしました。

 第2次世界大戦の始まった真珠湾攻撃の12月8日は『聖母マリアの無原罪の御宿りの祝日』です。『無原罪の御宿り』とは聖マリアのお母さん『アンナ』のお腹にマリア様が宿った瞬間に原罪を免れるようにされた事をお祝いする日です。そして、『被昇天』とは原罪が無いマリア様はその結果起こる『死』が無いので、そのまま天に上げられたことを祝う日です。
 第2次世界大戦の日本人の犠牲者は軍人+民間人でおよそ310万人、全世界では6500万人位亡くなったわけですが、その始まりと終わりが(日本に関して)聖マリアの祝日というのは何か神様のお考えがあるような感じがします。
 更に、サンフランシスコ講和条約が調印されたのは9月8日で、この日は「聖母マリア」の誕生日に当たります。建国記念を祝う2月11日は、「ルルドの聖母の祝日」なんです・・・。

 ちなみに、日本にキリスト教を伝えた『聖フランシスコ・ザビエル』が薩摩の地に上陸したのは、イエズス会が設立された記念日である8月15日でした。ザビエルは『聖マリア』に日本を献げると祈ったようで、守護の聖人としては『大天使聖ミカエル』としました。熊公としては『聖マリア』に献げられた日本だから、大きな節目である開戦・終戦・・・等が聖マリアの祝日に重なるのではないかなと思っています。
 『大天使聖ミカエル』の祝日は9月29日で、この日が島津氏から布教許可が下りた日なのでザビエルは守護の聖人にしたということです。

 大戦でこれだけのおびただしい血が流された事によって現在日本は平和で居られます。この大戦の無残さから、そして、戦争を防げなかったことから国際連盟が国際連合に変わってきたわけです。77年経つと人間は悲惨さを忘れてしまうのですかね・・・。
 ウクライナのロシアの侵略は主権国家を脅かす暴挙、ロシアは安全保障理事会の常任理事国から追放すべきです。そして、国連が鉄槌を振るう必要があると思います。
 また、中国も台湾周辺での軍事演習をする行為、その際に日本のEEZに弾道ミサイルを着弾させる暴挙。南シナ海の独占、尖閣諸島に対する公船の領海侵犯行為・・・。これも許されることでは無いです。中国もまた常任理事国の資格は無いと思えます・・・。
 北朝鮮の核開発も合わせて、社会(共産)主義国家は領土拡大や威嚇行為をしたがるのはやはり独裁政治だからなのでしょうね・・・。国民の考えが大切にされない国家はおかしいですね。

 プーチンの造った宮殿は1500億円とか・・・。そして、宮殿周辺は飛行禁止空域に指定してあるんだとか・・・。プーチンは世界で一番『金』を持っている人物らしいです。そんなに金を手にしても意味が無いと思います。プーチンは熊公家の墓碑に刻み込んである 『人、全世界をもうくるとも もし、魂を失わば 何の益かあらん』  の意味はきっと理解できないでしょうね・・・。聖書の言葉なんですが・・・。ロシア正教はこの辺はパスしちゃうんですかね・・・。

 さて、今日は朝から暑くなりました。内陸部では40度になるという予報も出ていました。工房に着きまずは畑の見回り、台風の影響としてはピーマンの枝が1本折れている所が有りました。風に備えたシソ畑は平気でした。日曜日に兄貴にキュウリなどを収穫して貰ったのでお化けキュウリやオクラはありませんでした。オクラの見方会得したようです。(^^)d

 今日は近所の梨園に梨を買いに行くことにしていました。販売開始が11時になってしまったので、まずは着替えをしないでキュウリやオクラを収穫して、11時少し前に到着するように梨園に向かいましたが、着いたら車が沢山並んでいて、熊公が購入したい大きめの梨は最後の2袋のみとなっていました。ギリギリセーフでした。今度買う時は10分前には行ってなければ・・・。梨好きな長男に届けてやろうと思って居ます。

 工房に戻り作業着に着替え、シソの収穫をしました。またまた暑くなってきたので葉っぱの成長が止まってしまった感じがあります。床屋さんには今週は今日の1回しか届けられないかも・・・。12時位から『埼玉の村の鍛冶屋』さんにお借りした電動チエンソーで松の丸太を輪切りにする作業に取り掛かりました。確かに切れ味が悪い感じ、そこで目立てをすることにしました。目立てをしたら良く切れるようになってくれました。ところが、バッテリー切れになってしまいました。充電は1時間ということでしたから、充電している間に工房付属農園の雑草除去作業をすることにしました。およそ1時間除草作業してバッテリーを充電器から取り外しましたが、まだインジケーターは赤の状態、充電は不充分な感じでした。

 
      チエンソーで丸太を輪切りにしていく        本日の成果 焚き付けは造りやすくなると思います

 良い感じで輪切りにしていきましたが20分使ったか使わないかの状態でまたまたバッテリーが切れてしまいました。やはり充電が不充分だったようです。上の写真左側、奥に2本残っている丸太は切ること出来ませんでした。この2本はまたあとで切ることにして、片付けることにしました。丸太の下にシートを敷き、湿気を防ぐようにしました。切る際に出た大鋸屑は工房付属農園の畑にまいてやりました。

 明日は工房行きどうしようかな・・・。雨が降るらしいです。いずれにしろ、次回の作業としては今後忍具の依頼を受けるであろう物を作る際に使う治具を製作しようと考えて居ます。これが出来たら試しに制作してみようと思っています。今日は注文して置いた錆チェンジの塗料が届きました。天気が良い日を選んで屋根の錆び始めた部分を塗装する作業もしようと思って居ます。
2022年08月18日(木)
 工房着:午前9時55分  作業開始:午前10時10分−作業終了:午後2時30分
 工房の気温:23度

 今日は朝結構雨が降っていました。工房に着く頃から小降りになり、1時頃からはお日様も出てきました。気温は割合低めだったので汗でグショグショになるようなことはありませんでした。

 今日は今後造るであろう忍具(滑り止め金具)に必要な治具を作る作業です。まずは野菜の収穫から、キュウリは10本採れましたが、形が悪いです。本当に今年はキュウリ上手く育てられていません・・・。オクラはかなりの数収穫出来ました。収穫しながら葉巻虫(ハマキムシ)を見付けては駆除していきました。今日も5匹くらい駆除しました。結構大きく成っているものも居ました。警備員のカマキリ・トカゲの姿をあまり見かけないです・・・。

 11時前くらいから治具作りに取り掛かりましたが、滑り止め金具に打ち込む鋲の頭を保護する受けを造る作業です。その為には鋲を製作する必要がありますから、とりあえず鋲5本作る事にしました。
 SS−400のφ6mmの丸棒を使って鋲を造ります。

 鋲の頭の部分は長さ10mmの膨らみの降る円錐型、足は四角柱にすることにします。足を円筒形にすれば鋲の製作も、組み上げる時も作業は楽になりますが、カシメ止めたものが緩んだ時回転してしまい色々不都合が起こるのではと考えました。足の長さは15mm位で作り、カシメ止める際必要な長さに切り取ることにします。

 鋲を1本ずつ作って行くのは少々面倒です。作業しながらどうすれば効率よく製作できるかを考えながら作業しました。その結果、鋲の頭と足の境になる部分をグルッと一周ディスクグラインダーで削り込みを入れて、丸棒から25mmの長さで切り出し、足をドリルに固定して回転させ、ベルトサンダーで頭の円錐を作ります。その後、足をディスクグラインダーで大まかな四角柱に削り、最後、今日造った受けに頭を差し込み、足をペンチで動かないように固定して、手ヤスリで四角柱を整えるのがベストであることが分かりました。

 
造った『鋲』とカシメ止める際の『鋲受け』

 
滑り止め金具 仮組みした状態

 言葉では分かりにくいと思いますが、上の写真のような『鋲』と『鋲受け』を製作し、下の写真のような滑り止め金具を製作します。今日は試作品の仮組みまでして作業終了にしました。
 鋲の足が四角柱ですから、φ3.5mmの穴を開けて、そこから穴を四角にしていく作業をしなければ成らないですからチョット面倒です。

 『鋲受け』はφ6mmのドリルで少し削り込み、中心ににφ2.5mmの穴を貫通させます。その後φ3.5mmで更に少し削り込み、段になった所をルーターを使って鋲の頭の形状に削り込んでいきました。この『鋲受け』の形状を変えてやれば色々な鋲をカシメ止められます。太い物や頭の高さも色々作り出せます。

 次回は『滑り止め金具』を仕上げてみようと思って居ます。紐取り付け鐶の受けは少し幅がありすぎる感じなので、製作しながら幅を決めて行こうと思っています。

 明日はワイフと日帰り小旅行を計画しています。『国立民族博物館』・『成田山新勝寺』・『航空博物館』を廻ってこようと思って居ます。新勝寺の門前では『鉄砲漬け』をお土産に買う予定です。そして、鰻を食べられたら嬉しいと思って居ます。
 土曜日、組み上げ作業しに工房へ行こうかなと思っています。
2022年08月22日(月)
 工房着:午前9時45分  作業開始:午前10時00分−作業終了:午後1時50分
 工房の気温:26度

 金曜日の『国立歴史民俗博物館と成田山新勝寺』の小さな旅は楽しい物になりました。ただ、首都高速の予想外の渋滞で『航空博物館』へは行けなかったのは残念でした。詳しくは『熊公の独り言 W』を読んでやって下さい。
 土曜日はさすがにお疲れさん休みに成りました。キュウリ・オクラがお化けになってしまうので兄貴に収獲して貰うことにしました。

 今日も工房に着いてすぐに収穫作業に取り掛かりました。2回目のキュウリもいよいよ終わりのようです。今年は本当に上手く育てること出来ませんでした。花は付けていますがこれは実には成らないような気がしています。ピーマン・甘唐辛子・シシトウは大きく成ってくれていました。オクラも良い感じです。
 今日は夕方出かけるので2時前までには帰路につくことにしています。そこで収穫後はすぐに『滑り止め金具』の組み上げ作業に取り掛かりました。まずはスパイクをカシメ止めていく作業からです。
 しかし、小さな旅のお土産を兄貴に取りに来て貰うことにして居ました。カシメ止め作業終わろうとしている所に兄貴は来ました。カシメ止め作業が終わるところまでやって、お土産を渡しました。そして、来週の入院手術の予定を伝え、入院中、退院後の一週間の畑の御世話を頼みました。11時半頃に兄貴は帰りました。


別れ際兄貴と記念撮影

 兄貴が帰ってからすぐに紐取り付け鐶の受けを鍛造する作業をしました。これは結構手間が掛かりました。今回は直角に曲げたあとに受けを造りましたが、これはストレートの状態で受けを作り、その後直角に受け部分を立ち上げ、スパイクをカシメ止めるという手順の方が良かったようです。

 
作品No.1471 『滑り止め金具』

 結局1時間半位掛かってしまいました。何とか形にしましたが、今回の製作で手順や必用なものが分かりました。今週中に対になる物を制作してみようと思っています。

 いよいよ来週30日(火)は『入院前のPCR検査』と『麻酔科の受診』、31日(水)入院、そして、いよいよ9月1日(木)2回目の栓塞手術(本命手術)です。目前に迫ってきました。また導尿することになるので、膀胱に傷が付くものと思われます。止血剤で治まってくれると良いですが・・・。もう尿閉は起こしたく有りません。
 明日は畑の作業特別無いので工房はお休みにするつもりで居ます。

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