熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2022年06月06日(月)
 工房着:午前10時00分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後2時30分
 工房の気温:16度

 関東甲信地方が今日『梅雨入り』した模様というニュースがありました。一番嫌いな季節に突入です。北風で割れてしまった庇、直せず梅雨入りです。(-_-#)

 さて、今日は朝から雨で寒いくらいの気温でした。ヤフオクでゲットした鉄板と先日3つのホームセンターを廻ってやっとゲットした『L字アングル』・『フラットバー』を持って工房へ行きました。

 鉄板がゲット出来ましたから、先ずは『金敷受けのコンクリート枡』の補強作業からスタートです。

 
     ヒビが入ったコンクリート枡               補強して鎚・ヤットコホルダーを点けた様子

 先ずはL字アングルを300mmで切り出しました。そして、この前仮に付けた針金を外し、アングルと鉄板を仮置きしてみました。思った通り内寸を310mmにすると良いようでした。L字アングルの溶接部分の黒肌を取って、溶接をしていきました。アングルの内外を溶接していきますから30cmの長さ16本分の溶接になります。気になっていたのは雨です。
 工房の溶接場所は北側のドアを開けて、庇の下で行いますが、その庇が割れてしまっているわけで、雨が当たる状態です。雨が当たらないように作業室側まで机を持って来て、そこで溶接することにしました。それでも時々雨のしぶきが掛かりました。
 溶接機は200Vですから、水が付いた状態で感電したら即死です・・・。とにかく慎重に作業しました。ビードは今までで一番綺麗についたかと思います。

 箱状に仕上がったところでコンクリート枡に仮付けしてみました。計算ではスポット入るはずでしたが、溶接時の熱による変形とかがあって、引っかかる場所がありました。ハンマーで叩いて歪みを取ったりしながら填め込みましたが、抜き取ることは出来なく成ってしまいました。本当は一度確認したあと、手前側にフラットバーでヤットコや鎚を整理するホルダーを溶接するつもりで居ました。でも枠を抜き取れなくなってしまい、溶接機を横座まで運んでくるのは大変なので、ホルダーはボルトで止めることにしました。

 コンクリート枡は若干床面に埋まっていて、これまでの金肌などが周りに散り積もった状態なので、鉄板で作った補強枠は20mm位コンクリートの上面よりも高い状態です。皿状になるので鉄片など置いておくには都合が良さそうです。隙間部分は四隅だけという感じ、コンクリートで埋めるよりも土を入れて突き固めるのが一番良い感じです。土に少しセメントを混ぜて突き固めようと思って居ます。

 補強枠をハンマー使って枡に填め込んでいっても溶接部に問題は起きませんでした。鉄板の厚さは3mm有りますから、『金敷受け』はおそらく熊公が鍛冶屋を廃業するまで壊れるようなことはないと考えています。

 補強作業は2時近くまで掛かりました。ここから『手甲鉤』の部品作りをしようかと考えたのですが、気持ちが乗ってこないので明日にすることにして、今日は作業終了することにしました。

 今回『ヤットコ・鎚ホルダー』を取り付けましたから、作業中に散らかることは無くなると思います。また、ヒビ割れを気にする必要も無くなり、なんだか気持ちがスッキリした感じです。
2022年06月07日(火)
 工房着:午前10時05分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後4時40分
 工房の気温:19度

 今朝は曇りでした。工房への行き掛けに昨日作った金敷受けのコンクリート枡補強枠の隙間を埋めるために適当な材料を探すため、ホームセンターに寄りました。土にセメントを混ぜて固めることを考えて居ましたが、水を掛けると固まる土という『マジカルサンド』というものが有りました。自宅前の門から玄関までの間が切り株状のコンクリートの踏み石になっていますが、足が弱った方達には不便を掛けています。そこで一度この『マジカルサンド』というものを使ってみたかったです。そこで、これを購入しました。ただし、隙間を埋めるだけであれば15kgも必要が無いわけで、無駄にしないために、そして、実験のために、セメントブロックというレンガ状のセメントブロックを20個購入しました。

 工房に着いて散歩に出ようかと考えましたが暗くなって雨が降り出しそうでしたから、補強枠などの作業をすることにして散歩は中止にしました。これは正解でした。しばらくしたら小雨が降り出しました。

 先ずは補強枠の隙間を埋める作業をしました。四隅の大きな隙間には棒で突き固めるようにして充填して、上面は1cm位の厚さで覆うことにしました。

 
    補強枠上面を固める                     流しの前の床面をブロックで整える

 補強枠の作業の後は荒れた作業室の床面を整えることにしました。流しの前から横座にかけての床は一番行き来するのと、水がかかったりすることで土壌固化剤で固めた床面に凸凹が出来ていて、これまで10個ほどのセメントブロックで流しの前を保護してきました。でも、数が中途半端だったのでよくブロックがズレたりして何とかしたいと思って居ました。特に作業用の水を入れているペール缶の下は直接土に接する感じで何とかしたいと考えて居ました。

 床面の土をならして大体の水平を出し、ブロックを置いて行きました。作業用の水を入れるペール缶の下は敷き詰めたブロックより若干高くなるようにブロックを置いて床を整えました。
 ブロックの隙間や土が硬くなって欲しい部分に『マジカルサンド』を蒔き、水をかけて固化を図りました。これで休憩室から横座までの床は良い感じに整えられました。

 補強枠や床の整備作業は12時近くまで掛かりました。午後は『手甲鉤』の部品作りをしました。先ずはフラットバーを準備していきました。その後、爪を鍛造をしました。
 爪の鍛造を終えたのが3時半過ぎていました。その後、火床の掃除やハンマーへの注油をして居ると4時近くに成っていましたから、今日は爪の整形はしないことにして帰路につくことにしました。

 
          手甲鉤の部品の準備              補強枠の溶接の様子 綺麗にビードが出来ています・・・

 床にブロックを確り敷き詰めたことと、周りを固めたことで、ブロックが簡単に動くことは無くなりました。また、これまでの床の凸凹が解消されたので気分が良いです。次は『横座』の床面の凸凹の処理です・・・。以前コンクリートで横座床面の凸凹を直しましたが、その際に張ったコンクリートが剥がれてしまったところが有って、足元が落ち着かない時があります。今回使ってみた『マジカルサンド』に耐久性が有るので有れば、これを使って平面を作ろうかと思って居ます。

 明日は『慶應義塾大学病院』の動静脈奇形の栓塞手術をして下さる『I先生』の受信日です。明日、本命手術 2回目の予定が立てられるものと思われます。さて、どういうことになるでしょうか・・・。
2022年06月09日(木)
 工房着:午前10時00分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後4時00分
 工房の気温:18度

 いよいよ本命手術2回目の日程が決まりました。ただし、7月9日(土)の泌尿器科の受診結果で確定することになります。本命手術は9月1日(木)の午後となりました。また導尿しなければ成らないので、膀胱を傷付け尿閉を起こすかも知れないと不安もありますが、慶應義塾大学病院の先生方が連携して下さることが安心材料です。

 今日は兄貴が畑の作業をしに来てくれることになっていました。熊公は行き掛けに枝豆の種を購入しにホームセンターに寄ったのですが、そこでネギの苗を見付けました。50本ほど有る感じでした。畔板で日光が遮られ、アブラムシがわいて30本くらいネギが駄目になってしまったので、この苗をそこに植えることにして購入しました。

 工房に向かう途中で兄貴の車が後ろに着いてきていました。工房には同時に着きました。今日も細かい雨が降ったりやんだり、散歩は中止にしました。兄貴は『手甲鉤』の作業に専念させてくれて、ネギ苗の植え付けをしてくれました。さすがに全部は植え付けられなかったので、残った苗は兄貴に持って帰って貰うことにしました。

 
    ネギ苗を植え付けてくれる兄貴              お昼 今日もノンアルコールビールで乾杯!!

 熊公は爪の整形からスタートしましたが、結構時間が掛かりました。1本あたり10分という感じでした。12本有るから2時間近く掛かりました。

 爪の成形を終えたところでお昼にしました。今日もノンアルコールビールで乾杯しました。そして、7月のオヤジ様の墓参の計画を立てました。
 午後、兄貴は工房付属農園の雑草除去作業をしてくれました。本当に助かりました。

 
付属農園の除草をしてくれる兄貴                      本日の作業の結果    


3つともほぼ揃えて作る事が出来ています

 『手甲鉤』は今日完成出来るかと思って居ましたが、鋲止め作業をし終えた段階で3時半近くに成っていました。鋲止めだけだと爪が変形する可能性があるので、数カ所溶接して確実に固定するようにして今日の作業は終了しました。

 兄貴は今日は少し早めに帰っていきました。畑を手伝ってくれて、手甲鉤製作に専念することが出来て本当に助かりました。兄貴も畑作業の楽しさを味わっている感じです。来週も来ると言って帰っていきました。

 今日は掛かり付け医の『Mo先生』の所に手術の日程が決まったことを伝えに行かなければならないので、手甲鉤の握り部分と爪先の加工は明日にすることにして引き上げてきました。
2022年06月10日(金)
 工房着:午前10時00分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後3時00分
 工房の気温:21度

 今日は曇りで散歩に出ること出来ましたが、『手甲鉤』を早く仕上げたくて工房に着いてすぐに作業を始めました。休憩室の扉から横座までの床は凸凹が無くなって本当に気持ちよく歩けるようになりました。『マジカルサンド』も結構良い仕事してくれています。

 作業は、まずロットナンバーを打刻してスタートです。握り部分のフラットバーを左右共にほぼ直角に曲げます。続いて、手首部分の爪の元の部分を固定しているフラットバーに緩いアールを付け、握りの甲側も同様にアールを付けます。

 アールを付け終わったところで、握りのフラットバーを⊂⊃字に曲げていき、所定の形にするところまで行います。握り部分の形状を厚めの鉄板で作っておけば作業が楽になるかも知れないです。これはいずれ考えようと思って居ます。

 握りの部分が3つとも出来たところで、爪の先を熊手状に加工します。この形状は依頼主の考えによります。今回は緩く真下に向く感じですが、爪の先を巻きこむように依頼される場合もあるし、かなり直線的に依頼される場合もあります。

 爪の先の形が決まったところで、爪の先端1cm位に焼きを入れ、焼き戻しを強く掛けます。焼き入れ終了したら、握り部分を鋲止めする準備です。銅の鋲を使います。

 T字アンビルを使って銅鋲をカシメ止め、握りの形状の微調整をして、ワイヤーブラシをかけます。ブラシをかけ終わったら、爪を固定している鋲の緩みが無いかを確認して、念のために全ての鋲をもう一度打っていきます。握り部の加工や爪の加工は加熱してハンマーで打ち曲げたりしますから、結構鋲の緩みが出るものです。

 その後はグリップ部分の面取りを確認して黒染めです。黒染めして防錆油をかけて出来上がりとなります。終わったのは1時半頃でした。


作品No.1448〜1450 『手甲鉤』

 今回爪の鍛造で4本分いつも使う鋼材とサイズが違う物から打ち出しました。大きい物から打ち出したので、やはり気持ち爪は長く、厚みもあるのでガッシリした感じの『手甲鉤』になりました。その分60g位重たい物になりました。

 鍛冶作業の後は畑の作業をしました。先ずはシソの葉の収穫です。床屋さんに週に1度は届けたいです。今日は今年初めてキュウリを収穫しました。小振りでおそらくは明日か明後日収穫した方が良かったと思いますが、月曜日だとお化けキュウリになっている可能性があるので、今日収穫しちゃいました。
 夕食時家族で食べましたが、瑞々しくて甘く美味しかったです。来週以降キュウリをふんだんに食べられるようになると思います・・・。o(^o^)o

 続いて、『ネキリムシ』にやられた枝豆、双葉が出てこないところにもう一度種を蒔きました。枝豆には小さいカメムシのような虫がつくので、今日は効き目があるか分かりませんが『木酢液』を蒔いてやりました。そして、キュウリやシソに液肥を蒔いてやり今日の作業を終了しました。

 3月から武蔵一族 忍士団の方々に依頼された物を造り続けていますが、いよいよ残すところ『しころ』三種4本となりました。予定よりも3ヶ月遅れです。まだ他に3件の依頼品があります。依頼して下さった方々に本当にご迷惑をお掛けしちゃっています。8月半ばまでに片付けられれば良いのですが・・・。9月1日に2回目の手術を受けると、退院後9月いっぱいはまたまた養生しないといけなくなりますから、何としても手術前には終わらせたいものです。でも、伊蔵さんからの依頼品数あるからな・・・。

 月曜日はしころの切り出しと罫書き作業です。型を作らないといけないものも有るので、来週末までに仕上げられると良いです・・・。

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