熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2022年05月24日(火)
 工房着:午前9時50分  作業開始:午前11時25分−作業終了:午後3時25分
 工房の気温:22度

 今日も晴れましたが『五月晴れ』という感じではなかったです。ネッククーラーを着けて散歩に出かけました。今日も堤防コースを散歩しましたが、途中の資材置き場に気になるものが有って、今日は作業をされている方がいらしたので、それをお聞きすることが出来ました。

 
   これは何でしょうか・・・                  作品No.1441 『棒取りつけ十手鉤』

 物は上の写真のような『球体』でハッチのような物が付いているものです。
 『東日本大震災』以降『津波カプセル』なんていう物が作られたことは承知しています、これがそれなのかと思って居ました。今日お話を聞いたところ、これは『津波カプセル』ではなく、『耐震カプセル』ということでした。建物が倒壊したときでもこの中に逃げていれば大丈夫なようになっているということでした。内部は真ん中に柱のような棒が有って、大人が2人、頑張って3人入れる位のものでした。かなりの厚さの鉄板で作られていて木造であれば3階建ての建物くらいが倒壊しても平気な感じでした。ただ、火災が起きたら蒸し焼き状態になってしまうと思います。これも『東日本大震災』の産物のようです。気になっていたことがハッキリとしてスッキリしました。

 今日は昨日よりも暑くて、日陰が嬉しくなる状態でした。ネッククーラーがなければ歩けなかったと思います。湿度も高めだったと思います。

 工房に戻り『棒取りつけ十手鉤』の鍛造に取り掛かりました。2019年6月に製作しました。そこで昨日、日誌を調べて要領の確認をしたのですが、記録が確り取れていないでポイントが曖昧に・・・。そこで今日は要領を思い出す作業をしました。

 製作してみて、鉤足(鉤のL字部分から元に掛けての長さ)を30mmねらいで製作しましたが、櫃抜きの仕方に問題があり、5mm程長くなってしまいました。また、棒通しの鐶の幅が予定していたものよりも狭くなってしまいました。これも櫃抜きの要領の悪さ故です。
 一応使用する事は出来ますが、これは手元に置くことにします。今日は確りと記録を付けました。次回の作業は今日の反省を元にきちんとした物を制作しようと思います。数年に一度の制作品はその時分かった気持ちでいても、確り記録取っていないとこういう事になってしまいます。f(^_^)

 
櫃抜きをする際のBefore−After

 上の写真のように鉤の部分を直線的に打ち出し、櫃抜きをして鐶の内径を80%位まで仕上げて、鉤の形(L字)を打つ出して、その後、鐶の内径を25mmにします。およそ20mmの厚さから櫃抜きしましたが、結果15mmになってしまいました。ということで最初に25mm位の厚さにしておく必要があることが分かりました。また、櫃抜きは若干鉤側に開けるのが良いようです。L字に曲げる際も少し鐶側で曲げるようにして、最終的に鉤を打ち出す際に調整出来るようにすると良いようです。

 一日に2本くらい鍛造出来そうですが、明日も要領再確認として1本鍛造して、その後2本ずつ2回で仕上げようと思って居ます。

 今日はロシアがウクライナに侵略を開始して3ヶ月目です。当初首都キーウ(キエフ)は3日くらいで陥落すると言われていました。今は割合平穏な状態のようで、市民も戻ってきているようです。
 マリウポリのアゾフスターリ製鉄所で抵抗していた部隊はさすがに持ちこたえることが出来ず、投降しましたが、ウクライナ軍は善戦しているようです。ロシア軍から開放した町も沢山出てきている様ですし、ロシア軍を国境近くまで押し戻した地域もあると言うことです。
 ロシア軍の戦車がもの凄く弱い感じです。被弾するとすぐに砲塔が吹っ飛ぶので『ビックリ箱戦車』と呼ばれているとか・・・。砲弾の自動装填の装置のため、砲塔内に砲弾が沢山露出しているために起こることらしいです。
 そして、渡河作戦2回行い2回とも失敗して、2大隊(1800人位?)が壊滅したというニュースもあります。ロシア軍の士気は低いようです。早く戦争が終わり平和になって貰いたいものです。プーチンの個人的な野望のために命を落とすロシア兵も可哀想です。ロシア軍の苦戦のためにプーチンが戦術核や化学兵器が使用することを考え、実行しないことを祈るばかりです。
2022年05月25日(水)
 工房着:午前9時40分  作業開始:午前11時10分−作業終了:午後2時55分
 工房の気温:22度

 今日も暑くなりました。湿度も高い感じで散歩の時は日陰に入っても暑い感じがしました。5月も残すところ一週間です。『五月晴れ』の爽やかさをまったく感じない残念な5月になりそうです。

 工房に戻って昨日の反省に基づいて『棒取り付け十手鉤』の鍛造に取り掛かりました。櫃を抜いた際に幅を確り持たせるため、今日は素材を変えました。昨日は厚さ19mm 幅25mmの物をつかいましたが、今日は厚さ19mm 幅32mmにして、櫃の部分25mmにして抜くことにしました。昨日よりは良かったですが、やはり20mmには持って行けませんでした。

 また、鉤足も短めにしてL字に鍛造して行きましたが、まだ長すぎる感じでした。次回はもっと短めにして加工してみようと思います。

 
   作品No.1442 『棒取り付け十手鉤』            棒に取りつけた状態 まだ足が長すぎる感じ

 仕上げるまでに2時間くらいでしょうか、まだ暑さに慣れていないので1本作るのが限界のようです。明日は2本作ろうと思って居ましたが、無理は出来ないので、コツコツと1つずつ作って行こうと思います。

 畑はこの前除草作業したのにまだグングンと雑草が伸びてきています。これからは時々除草作業しないといけないです。
 キュウリに花が付きました。まだ全然伸びていない感じなのに・・・。今年は何本くらいキュウリ収穫出来るでしょうか・・・。トマトにも実が付きました。収獲するのが楽しみです。
2022年05月26日(木)
 工房着:午前9時55分  作業開始:午前10時15分−作業終了:午後4時35分
 工房の気温:24度

 今日は散歩には出ずに焚き付け用の木片作りをすることにしていました。焚き付け用の木片あと4回分くらいで無くなってしまいます。新型コロナが起きる前はスピーカーを作るのが趣味の先輩が1年に1度は来て木材を切り出していきました。その際に出る木片を貰って焚き付け用にしていましたが1ヶ月ほど前に底をつき、以前購入しておいた木片を使ってきましたが、いよいよそれも無くなりそうな状態になってきていました。そこで、以前(10年以上前)に南側の窓を台風などの風から守り、直射日光を避けるために使った垂木を焚き付け用の木片にすることにしました。
 ズッと外に置いておきましたから土に接していた部分はボソボソですが、それを切り捨てれば充分に焚き付けになります。今日はその作業からスタートしました。

 
      切り出した木片                     次の懸案事項・・・ 庇の波板の修理

 木片は先輩がくれたお古のジグソーを使いました。鋸で切り出していたら大変なことになって居たと思います。切り出した木片を更に小割にしますが、今日切り出した木片はコークスの袋(40kgまで入る)1つ分を作る事が出来ました。
 また、去年松の木を切り倒す作業をしていた所から頂いた枝等を焚き付け用にしました。これはコークスの袋1/3位になりました。枯れた松葉は法面下で焼却処分しました。幹はまだ残っています。これを焚き付けにするにはかなり根性入れて作業しなければなりません・・・。

 また、工房北側の溶接などをする際に使う庇がこの冬の北風で割れてしまった部分が有ります。梅雨が来る前に直したいのですが・・・。ここを修理する際は駐車スペースの上の波板も修理して、少し庇部分を広くしたいと考えて居ます。でも、梅雨までには修繕は無理そうです・・・。

 焚き付けの木片作りは12時過ぎまで掛かりました。12時半過ぎから『棒取り付け十手鉤』の鍛造に取り掛かりました。昨日の反省ポイントを押さえて作業しましたが、なんとか納得いく物を作る事が出来ました。

 
作品No.1443 『棒取り付け十手鉤』                 前回鍛造した物との比較    

 今回は鉤の角の部分もかなり直角に近く鍛造出来ましたし、棒を取りつけた際の棒と鉤との間が28mmと、確り計画通りになりました。棒取り付け鐶の幅はあと1mm位広くしたいところですが、今回のものでも充分かと思います。
 昨日鍛造した物と並べると鉤足が5mm以上短くなっています。鉤足は28〜32mm位がよいようです。こうして並べて比較すると昨日製作した物はやはり鉤足長すぎる感じがします。
 今日の鍛造から次回の鍛造は更に上手く出来るものと思います。やはり物造りは作り続けて初めて先が見えてくるものです。(p^-^)p

 鍛造作業後、火床の掃除をして。櫃抜きの道具の手入れをしました。また、両頭ハンマーの柄が今日また倒れてしまったので、折れた柄を加工してハンマーヘッドに取りつけました。柄が短くなりましたが、充分使えうると思います。作業後、畑に液肥を蒔いてやりました。床屋さん用のシソの葉もかなり大きな本葉が出てきました。上手くすれば来週後半くらいに最初のシソを届けることが出来るかも知れないです。トマトも小さな実が何個か付いてくれています。早く大きくな〜〜〜れ!!

 明日は関東地方は朝からかなり強い雨が降るという予報です。雨が強かったら明日の作業はお休みにしようと思って居ます。

 帰路、久しぶりに新大宮バイパスが事故で渋滞しました。荒川右岸コースを使うべきでした・・・。このところ渋滞が無くて流れが良かったので今年に入ってから(3月以降)は右岸コースを使わずに来ていました。
 今日の事故は間抜けな事故でした。新大宮バイパスの右折は全てではありませんが、交差点のかなり前から右折レーン(レーンと言うよりもコースと言った方が良いかも・・・)に入らなければならないことがあります。これはバイパスの上に『首都高大宮線』が有るためです。交差点直近に右折レーンがあるパターンでは無く、5〜60m位手前で右折レーン(コース)に入り、メインの道路から離れ右側に入り込んでいって右折するパターンが多いです。今日事故っていた車は、その右折レーンを見逃した様で、交差点直近で無理やり右折しようとして事故ったようでした。本当に間抜けな事故でした。若い男の運転でした・・・。
 帰宅して入浴中にラジオを聞いていたら、交通情報で、ほぼ1時間経っていましたが、まだ事故車がそのままになっているようで、2kmの渋滞と伝えていました。帰宅に一時間半は掛かりすぎです・・・。

 明日は大雨でお休みになる可能性が大です・・・。28日の土曜日は慶應義塾大学病院の泌尿器科に受診します。ここで尿に血液が含まれていなければ、いよいよ2回目の本命の手術に向かっての準備が始まりますが、なんだかまだ血液が混じっている感じがして居ます。膀胱の調子は違和感なくなり、夜も朝までトイレに行かずに済むようになってきています。本命の手術は早く終わらせたいですが、ここでまた『導尿』することで尿閉を起こすことになったらと思うと、複雑な気持ちになってしまいます・・・。
2022年05月30日(月)
 工房着:午前9時40分  作業開始:午前10時10分−作業終了:午後4時15分
 工房の気温:26度

 27日(金)は雨が強くなると予想してお休みにしましたが、10時半頃少し風が強くなった程度でそんなに凄い雨ではありませんでした・・・。工房へ行くべきでした・・・。f(^_^)

 28日(土)は慶應義塾大学病院の泌尿器科に受診してきました。血液検査・尿検査の結果、尿にはまだほんの少し赤血球と白血球が(顕微鏡で)見られる状況と言うことでした。「泌尿器科としては(本命の)『栓塞手術』をしても良しと考える」 と言われました。来週8日(水)に放射線科の『I先生』に受診します。ここで手術の予定が組まれることになりそうです。『栓塞手術』早く完了して貰いたいものです。

 今朝はオヤジ様の夢を見ました。実にリアルな夢でした。オヤジ様から「まだこれから色々あるから頑張れよ!!」 と、声を掛けられ、「オレもオヤジ様が天国へ行った66才になったよ・・・」 と、話すと笑っていて、そのまま目を覚ましました。オヤジ様と確り話をする夢は久しぶりでした。手術を応援してくれている感じでした。

 さて、昨日は東京で真夏日でした。まだ、暑さに慣れていないからチョット厳しいですね・・・。今日も朝から暑くなりました。工房に着いて畑を見回るとまたまた雑草がひどい状態になってきています。散歩には出ないで除草作業をすることにしました。特に笹が侵入してきているのでこれを退治しました。
 また、枝豆も随分大きく成ったので防鳥ネットを外しました。1回目に蒔いた物はそろそろ花を付けそうな感じです。今日は畑の師匠にお借りしている畑の除草までは手が回りませんでした・・・。

 
笹を退治した蕗畑                       除草したシソ・オクラ畑

 
間もなく花が咲きそうな枝豆                 作品No.1444 『棒取り付け十手鉤』

 畑の作業は12時半まで掛かりました。1時前から『棒取り付け十手鉤』の鍛造に取り掛かりました。今回の鉤足は33mmになりました。鉤の鍛造をする際に20mmで曲げていくのですがそれでも足が長くなってしまいます。揃えて作るのは本当に難しいです。鉤と鐶を別々に作って溶接すれば揃った物作れるのですが、鍛造を楽しむ者としてそれはしたくないです・・・。\(_ _)

 『棒取り付け十手鉤』はあと2つ作ることになります。揃えられるでしょうか・・・。

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