4、じゃ、今回は実験をやろうよ。

やっぱ、化学といえば実験だよね。
今日やる実験は食塩水の電気分解だよ。
 
◎ 準備するもの
・食塩(スプーン一杯分)
・乾電池(単一が良いかな)、
・容器(豆腐が入っていたプラスチックケースなど)、
・針金(銅線が良いのだが)、
・画用紙(のようなもの)、
・ハサミ(画用紙を切るもの)
・鉛筆の芯か、シャープペンシルの芯
・小さなスプーン
 
◎ 実験のやり方
@,容器に水を入れて食塩を溶かす。
A,画用紙を切って、その画用紙で容器を二つにしきる。  
B、針金で鉛筆の芯か、シャープペンシルの芯と乾電池の+側(陽極ともいう)につなぐ。
C、もう一方は針金でスプーンと乾電池の−側(陰極ともいう)をつなぐ。
D、画用紙で仕切られた容器の一方にスプーンの方を入れ、もう一方に針金で鉛筆の芯か、シャープペンシルの芯の方を入れるんだ。
乾電池と針金をつなぐ時はガムテープとか、ビニールテープではり付けるとと良いよ。 
 
結果的に次の化学反応がおこるんだよ。
2NaCl+2H2O→2NaOH+Cl2+H2
スプーンのまわりから水素H2 が出て、もう一方からは塩素Cl2 が出て、塩水はだんだんと水酸化ナトリウムNaOHの溶液に変わってゆくってわけさ。
 
実験は成功したかい。
水素H2 や塩素Cl2 を集めたり、容器に紫色の朝顔の花の汁や赤いウメボシの汁を入れたりするのも面白いよ。鉛筆の芯やシャープペンシルの芯の代わりに銅線にするとどうなるか。調べてみよう〜。水素H2 や塩素Cl2 は集めすぎると危険だし、水酸化ナトリウムNaOHは目なんかに入ると特に危険だよ。
 

そこで質問だよ。

*   容器に紫色の朝顔の花の汁を入れるとどんな色になるかな。
 分からなければ前の酸の所を復習するといいよ。

今日はここまで。じゃ、また、会おうよ(^0^`)
2005.12.28         

*質問があったらここをクリック*


←もどるすすむ→