コキーチェ雑記帳コキーチェ雑記帳 2003年 ババ・マルタ、マルテニッツァ コキーチェ雑記帳 2004年 コキーチェ雑記帳 2006年 コキーチェ雑記帳 2009年 2005年3月2日 毎年夏にブルガリアで行われる民族舞踊・民族楽器・言語などのセミナーが、今年もソフィア郊外のバンキアという美しい町で開催されます。 これは、ソフィアにあるバルカンフォーク社が主催するものです。 本場の舞踊・民謡・楽器・言語などをその道のプロたちが教えてくれます。 世界各地からの参加者とともに学ぶことができます。 ご興味のある方には、申込書つきパンフレットを郵送いたしますので、お気軽にお問い合わせください。 <パンフレットからの要約> バルカンフォーク2005 〜Balkanfolk 2005〜 期間:2005年7月26日〜8月8日 このセミナーには、バルカン地方のフォークロア愛好者たちが世界各地から集ってきます。 そんな人々と一緒にブルガリアの文化・慣習や自然の美しさなどを体験してみませんか。 ソフィア郊外の小さな町バンキアで牧歌的な雰囲気を味わい、5年に一度の有名なフォークロアのお祭り、 「コップリフシュティッツァ 2005」に参加してみましょう。 セミナー内容は以下のとおりです。ブルガリア舞踊、マケドニア舞踊 全コース、プロの指導者と生演奏によるレッスンです。 1クラスから複数のクラスまでお好きなだけ選べます。 また、食事つきの宿泊施設は、ダブルルームまたは10人以上の大部屋です。 大部屋の場合は特別割引があります。 プルグラムはフレキシブルで、一日1クラスから最大6クラスまで受けることができます。 また、滞在期間も5日間から全日程までご自分で決められます。 以上。さらに詳しく知りたい方は、バルカンフォークのサイトをご覧ください。 2005年2月6日 Big Brother 昨年11月にブルガリアへ行ったとき、あるケーブルテレビ局で「Big Brother」という番組を放映していました。 友人の話では、これはもともと北欧のとある国がオリジナルだそうで(どこかはよく知らない)、ヨーロッパをはじめ世界24カ国で放送されているのだそうです。 ちょうど、「クイズ$ミリオネア」が言語の違いだけで、日本をはじめ世界各地で放送されているのと似ています。 この番組が実際に始まったのは10月半ばで、放送期間は3ヶ月間とのことでした。 だから、1月中旬にはもう終わったわけです。 番組の中身を大雑把に紹介すると、番組用に作られた合宿所のようなところで、一般公募の男女6人ずつが3ヶ月間共同生活をし、 一週間に一人ずつその家から追放され、最後に残った一人が大金を得るというものです。 Big Brotherのメンバー募集には、ブルガリア内外から15,000人の応募があり、そこから12人が選出されました。 その時点で一人2,000ユーロ(約27万円)の賞金は確定し、あとはいかに長くBig Brotherに残るかが勝負になってきます。 最後の一人に勝ち残れば、賞金として100,000ユーロ(約1,350万円)が贈られるというのですから、みんな真剣そのもの。 番組はケーブルテレビ局のNova Televiziaで、毎日午後8時半から9時半までと、午後11時から午前0時まで(一応この時間帯は18歳未満の視聴は禁止となっている) の2回放送されます。有料放送に申し込むと、24時間彼らの生活を見ることができます。 メンバーとなった12人はみなブルガリア人ですが、国外に住んでいる人も数人いました。 例えば男性では、ロンドン在住40歳のゲイ、歯科医、救護隊員、トルコ系のブルガリア人、ロック好き青年など。 女性では、イタリア在住のバツイチ(子供が二人有り)、空手が得意なファッションモデル、ビンゴで働く訛りの強いおねえさんなど。 とにかく皆さんすごい個性の持ち主というか、目立ちたがりやというか、大変なパワーです。 もっとも24時間カメラが捕えているわけだから(寝室はもちろん、トイレやバスルームまでいたるところにカメラが設置されている)尋常な心臓の持ち主ではとても3ヶ月間もやっていけないとは思いますが。 合宿所はソフィア郊外のボヤナという閑静な地区に作られ、(ちなみにここにあるボヤナ教会はユネスコの世界遺産に登録されている) 3ヶ月間は缶詰で一歩たりとも外には出られません。唯一出られるのは「追放」と決まった人だけ。 食料や生活用品はもちろん番組が提供しているそうです。一月に1,2回の割合で、番組から彼らに課題が与えられ、それを2グループに分かれて競い合います。 負けたほうは当然バツゲームが用意されています。 と、ここまで前置きが長くなりましたが、この番組の面白いというか、えげつないというか、いやらしいところは、 毎週メンバー自身が追放者の候補を二人ノミネートし、そのどちらかを今度は一週間かけて視聴者が選ぶというところです。 番組中に何度も「Aを追放するには○○○−××××に今すぐお電話を!携帯の方は○○○○−××××××へ!」っていう具合です。 月曜日にノミネートが決まり、次に日曜日に追放者が決定するという段取りです。 滞在中いろいろな人にこの番組を見ているかを聞いてみました。 若い人はかなりの確率で「バカらしいが面白い」といって見ていましたが、ある程度お年を召した人は、 「こんな低俗番組とてもじゃないが見られん!」という意見が多かったなあ。 確かに中身は相当下品だし(言葉のよくわからないわたしでも、なんとなくそう思っちゃうんだから)、 覗き趣味そのもので賛否両論あるんだけれど、少なくとも高視聴率はとってるな〜っていうのはひしひしと感じました。 ブルガリア人の友人からは、「日本でもやってるでしょ?」と幾度となく訊かれました。 「日本じゃそんな番組ないよ。」というと、皆「信じられな〜い!でもきっとそのうちやるから。」と言われました。 こんな番組あります?最近あまりテレビを見ないので、わたしはよくわからないんだけれど、ご存知のかた教えてください。
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