◆◆◆アウトライブ Be Eliminate Yesterday◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | アウトライブ Be Eliminate Yesterday | ||
発売日 | 1997年7月24日 | メーカー | サンソフト |
定価 | 5,800円 | ジャンル | 3DダンジョンRPG |
廉価版 | Value 1500 シリーズ/2001年9月20日/サンソフト/1,500円 | ||
関連商品 | 初出はPCエンジン。サブタイトルはなく、戦闘に特化した形(ストーリー 性のない)RPGだったようです。ゲームシステムはほぼ同じ。 |
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● 評価 | |
外見衝撃度 | 暗い背景にガンダムのようなロボットがそびえ立つパッケージ。 これは地味、あまりにも地味すぎです。 |
★ | |
超越世界観 | とある惑星を舞台に、遺跡をほじくっていたら超古代文明の遺産が 出てきた、とかそういうお話。 |
★★★ | |
声優度 | イベントシーンはほぼフルボイス、声買いしたユーザ様も満足できる ことでしょう。 |
★★★★ | |
演出度 | 時たま一枚絵が入りますが、移動シーンの3Dアニメがあまりにも ヘッポコで、ゴメンちょっと泣いてもいいかな。 |
★★ | |
時間報奨 | 金さえあればチューンナップでウハウハ俺様無敵サイコーだぜ!と 思ったのですが、最高級品買い揃えても中盤で手詰まりでした。 |
★ | |
牽引力 | ストーリーはベタながらも気になる展開。登場人物もキャラが立って いて、物語として素直に面白いと言えます。 |
★★★★ | |
ゲーム性 | ダンジョン探索がメインですが、徘徊する敵ロボットとの撃ち合いは ロボットバトルの雰囲気をうまく再現していると思います。 |
★★★★ | |
快楽性 | 武器のパラメータが購入時しか確認できないのはかなり痛い。 ダンジョンで入手した武器がその場で確認できないので。 |
★★ | |
芸術点 | ゲームシステムや世界観は、今見ても遜色ない作りだと思います。 |
★★★ | |
所有価値 | エンディングまで到り着けないゲームは、さすがに勧められません。 |
★ | |
総合評価 | 中盤以降で急上昇する難易度さえ解消できれば、名作ゲーに なりえたでしょう。惜しい一品。 |
50点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
ゲームの舞台は遥か未来。星間戦争が締結して100年たったある日、とある未開拓惑星で古代遺跡が発掘された。その遺跡がどうやら過去に栄えた超古代文明の遺産だと判明した頃、主人公アイ=ノーデンスは帝国宇宙軍将軍エイモスから、ある依頼を受ける。その依頼とは人探し。かつて帝国軍最強の部隊に属していた主人公は、その人物をよく知っていた。アリスという名の遺跡発掘チーム研究員である彼女は、主人公が帝国軍に属したときの上司の娘であり、彼が初めて関わった民間事件の被害者でもあった。主人公アイは、自分の過去を清算するためにも彼女の手がかりを求めて今日も戦い続ける・・・。 ゲームのジャンルは3DダンジョンRPG、主人公は過去の星間戦争で開発された一人の利用のロボットことFW(ファイティングウォーカー)に乗って、遺跡の中や旧市街地や砂漠を走り回ります。敵は遺跡内のガードロボットや敵対組織のFW。敵を全滅させるか、目標地点に到達したらミッションはクリア。街に戻るとストーリーの進行によって新たな目的地が提示される、という流れです。 街の中では情報収集の他に、ショップでの武器やパーツの購入、データセーブ、そしてデュエリングを行なうことができます。このデュエリングとはFW同士の賭け試合のことで、勝つとマネーがもらえる重要な資金源です(負けてもペナルティはなし)。最初はFランクから始まりますが、タイトルマッチを選んで(任意)見事勝つと、次からは1つ上のランクのFWと対戦できるようになります。 |
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レビュー | |||
ストーリーは割といい感じ。イントロ見てもわかるように、ゲーム開始時から重厚な人間ドラマを展開する一方で、序々に遺跡の謎が解明していくという、読み応えのあるストーリーです。話が進むにつれて主人公の協力者となる人物も出てくるのですが、彼らも主人公に負けず劣らすの胡散臭い人物ばかり。貿易商とは名ばかりの遺跡泥棒グループ、デュエリングの胴元。無法地帯を仕切る犯罪組織の女ボスなどなど。そんな一癖も二癖もある連中に「借りは返したぜ!」とか言われると、お約束と思いつつもほろっと来てしまうものです。 肝心の3Dダンジョンパートもなかなか面白いです。マップ内を敵が徘徊しているのですが、アクション性はナシ。こちらが移動・攻撃といったアクションをするとソレに合わせて敵も動くといった、擬似ターン制を取り入れています。ここで肝心なのが武器のチョイス。強力な武器ほど、攻撃後のスキが大きく、また充填時間(再度使用できるようになるまでの時間)が長いです。武器はメインとサブそれぞれを2つずつ(両手両肩)装備できますが、これを上手く組み合わせることで、軽いマシンガンで削りつつもメインのレーザで大ダメージ、といった攻撃スタイルをとることが可能です。 とまぁ、一見いいチョコだらけに思えるこのゲームですが、途中でハマリました。これ以上先へ進めない。FWのパワーアップは主に武器やパーツの換装によって行ないます。そのための資金は敵を倒して得たクレジットかデュエリングで地道に稼いでいくんですが、シナリオより先にデュエリングを進めて資金稼ぎまくり、早いうちにほぼ最強の装備を揃えてしまいました。このまま調子に乗ってシナリオをガンガン進めていったのですが、途中から急に敵が強くなってお手上げ。これ以上性能のいいパーツは売ってないというのに! しかもデュエリングがない街でセーブしちゃったから資金稼ぎもできない状態に。どうも、お疲れさまでした。 総評: ダンジョンパートでは攻撃を受けるとCPUの性能が落ちてきて(時間で回復)、攻撃時に与えるダメージが恐ろしいほど低下していきます。しかも困ったことに、これを改善する装備が存在しません(回避率が関係しているらしいけど、マシンガンのような多段ヒット武器で削られるとお手上げ)。敵に囲まれるとホント手も足も出なくなるということを実感できるのはすごくリアルで良いと思うのですが、強制的にそういうシチュエーションでミッションを始めさせられるとマジ泣き入ります。ベースのゲームシステムはよくできているだけに、マゾ以外お断りのゲームバランスは何とかして欲しかったです。 |
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攻略ガイド | |||
クリアできなかった私ですが、戦闘の初歩の初歩でも解説してみます。まずはCPUの能力低下は常に留意して。80%下回ったら危険です。斜め45度の位置には絶対に攻撃できないので、このポジションをキープしていると1対1なら回復可能です。 □キーを押しながら左右でシフト移動(カニ歩き)ができます。これで物陰から飛び出して攻撃するのも基本。ちなみに敵はシフト移動できません。 ミッションボスは行動パターンにランダム性がないぶん、ハメることができる場合もあります。斜め方向から物陰に出入りを繰り返すと、こちらの移動・攻撃に気づかずにアクションを止めてしまいます。こうなったらタコ殴りタイム。間違っても正面からの撃ち合いはやめましょう。 パーツ購入には買い取りがないので、ちょっと無理してお金ためて、一気に強いパーツへ買い換えると経済的。優先して揃えたいのはセンサーとジェネレータ(シールド)。資金稼ぎはランクCのデュエリングがオススメ。頑張ってランクCまで行きましょう。ランクDになったら即タイトルマッチで昇級目指すべきです。 |
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出演声優 | |||
椎名へきる、折笠愛、藤田淑子 | |||
関連ソフト | |||
バーチャロンシリーズ(AC、SS、DC、PS2/セガ)、ファンタシースターオンライン(DC、GC、XB、PC/セガ) |
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