◆◆◆西原理恵子の麻雀鳥頭紀行◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | 西原理恵子の麻雀鳥頭紀行 | ||
発売日 | 2000年2月24日 | メーカー | メディアリング |
定価 | 5,800円 | ジャンル | 麻雀 |
廉価版 | 普及版1,500円シリーズ/2000年12月7日/メディアリング/1,500円 | ||
関連商品 | 「西原理恵子の麻雀鳥頭紀行読本」という攻略本があるらしい。 | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | もちろんパッケージデザインは西原理恵子本人によるものですが、 「ぼくんち」系のデザインでとっても大人し目。 |
★ | |
超越世界観 | 日本全国に飛散した9つのカケラを手に入れるために全国行脚。 |
★★★ | |
声優度 | ポンとかチーとかそれくらい。一応、女性キャラは女声で発声します。 |
★ | |
演出度 | OPの豪華なムービー(FF8のパロディ?)とか、西原画伯描き下ろし 画像600枚とか、単なる麻雀ゲームにしては無駄に演出豊富です。 |
★★★★ | |
時間報奨 | 日本全国47都道府県を、ひたすらガチンコ麻雀で制覇するまで、 死ぬほど時間浪費させてくれます。 |
★★★★ | |
牽引力 | 豊富なミニゲームやイベントで飽きさせない作りではあるのですが、 結局麻雀しないと話が進まんので・・・。途中でお腹一杯になるかも。 |
★★★ | |
ゲーム性 | 各県ごとに麻雀のオプションルールや勝利条件が異なっており、 それに合わせた打ち方が要求されます。グッド! |
★★★★ | |
快楽性 | データセーブまわりは多少もっさり気味。それ以外は特に問題なし。 文字も大きく、見やすいです。 |
★★★ | |
芸術点 | 主人公の作成時に名前・性別・出身地を入力するのですが、 その組合せで顔が決まるというフューチャーがイカス。 |
★★★ | |
所有価値 | とりあえず麻雀好きなら持っていて損のない一本。フリーで入手した 麻雀ソフトを飽きずにプレイしてるような人には、特にオススメ。 |
★★★★★ | |
総合評価 | 一言でいえば、“かなり遊べる「たけしの挑戦状」”です。 |
62点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
悲劇は突然やってきた。宇宙の彼方から小さな彗星が飛来し、高田馬場のシンボル「黄金のたぬ像」に直撃した。無惨にも破壊された「黄金のたぬ像」のカケラは、日本全土へ飛び散ってしまった。そしてそこに暗躍する影・・・。全国麻雀界の猛者たちの手に渡った「たぬ像のカケラ」を取り戻すため、りえぞおは仲間たち、そして偶然に出会ったキミと一緒に、全国制覇の旅へと出発するのであった。(マニュアルより一部改変) 要は、日本全国の都道府県を旅し、そこで出会ったメンツと麻雀バトルしまくるゲームです。麻雀に勝つと、取り戻すべきたぬ像のカケラや貴重な情報、ミニゲームオープンなど、いろいろなイベントが展開していきます。 登場人物紹介はたくさん居すぎるので割愛。まぁ、いつものりえぞおファミリーです。 一応、ゲームモードについても。 メインのストーリーモード以外に、フリー対局モード・ストーリーモードで入手したミニゲームプレイ・ギャラリー鑑賞・ポケットステーションへのダウンロード/アップロードがあります。結構豊富です。 |
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レビュー | |||
ストーリーモードを始めると、ノスタルジック溢れるチビキャラによる会話が始まり、りえぞお(西原理恵子本人)とその仲間、そして主人公との出会いと旅立ちが説明されます。ここで特記すべきことは主人公のキャラクター作成パート。5文字までの名前・性別・出身地を入力することで、キャラクターの顔グラフィックが自動的に作成されます。何故かここで、お気に入りの顔が出るまで名前や出身地をチェンジしまくりの
半ばハマリ状態に。まぁストーリーが進んでいけばキャラクターの顔(や性別)を変更できるようになるのですが、これも実在する高須クリニックの協力のもと、高須
先生(これも実在する有名人)がやってくれるという小技が嬉しい限りです。 ストーリーのメインは全国行脚でその県にいるライバルとガチンコ麻雀をし、勝利条件を達成して領地を広げていくこと。しかしこの勝利条件というのがなかなかの曲者。最初の頃は半荘2回の中で最低1回ずつ和了する、という感じで楽な達成条件なのですが、当然のことながらだんだんとクオリファイが上がっていきます。てゆーか5県めあたりで既に半荘4回どれも必ずプラス(ただし20,000点持ちの30,000点返しだから実質毎回トップ)ってのは難易度曲線上がり過ぎてませんか? 麻雀が三度の飯より好きな人でなければ門前払いなこの仕打ちは、ちょっともったいないです。 そしてもう一つ、特記すべきことはミニゲームの豊富さ。りえぞお本人がギャンブル好きと言うこともあって、大小(サイコロ3つ使った場末の博打)・馬首レース(競馬ゲームというかゼロヨン)といった定番モノ?は当然のこと、ひねりんぴっく(モンスターファーム・トーナメントモードのパロディなんですが・・・司会者の堀井さんというのは、ホリィのこと?)・むいむいキャッチ(ゲーム&ウォッチ風アクションゲーム)・さいばらっぱ(パラッパラッパーのパロディ)と、留まるところを知りません。このちょっと食傷気味なサービス精神は、本編が麻雀オンリーで進んでいくことに対する一種の性教材じゃなかった清涼剤なのですが、本編を食っちゃうほどのボリュームは何か間違ってるような気がしないでもないです。 総評: 普段あんまりゲーム買わないし、新しいものにはちょっと付いていけない・・・そんな、とりあえずビール感覚でゲームを楽しむ人には最高のパフォーマンスを提供してくれるゲームです。毎晩ちょっとずつ進めて、これ1本で半年間は優に遊べるようなゲーム。忙しい毎日から自分の時間を少しずつひねりんこしている社会人にとって、それを吉とみなすか過大な手間とみなすかは、人それぞれ。良くも悪くも、自分が普段手にしているゲームについてちょっとだけ考えさせられるゲームでありました。 |
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攻略ガイド | |||
イカサマなしのガチンコ麻雀、これに勝っていかないことには話が進まないのですが、それに関してはアドバイスできません。私も麻雀ヘタクソだとは思わないけれど、スーチーパイ等のイカサマぬるま湯麻雀に慣れきった身体にはヘビーすぎでした。 なので、本筋以外のちょっとしたプレイが楽になるアドバイスを。ジョンへのエサは毎週上げましょう。エサはリンゴがオススメ。高く買い取ってくれる「ひねりんこ」を生み出してくれます。これで200万溜めたらジョンのパワーアップアイテムでレベルアップ。レベルアップすると食べ物を2〜3つ要求してきますが、ここでもりんごと組み合わせると高価買取。また、大きな買い物をすることで「かとおくんのお店」もランクアップします。 アイテムは一見必要なさそうなものでも、後半で役に立つことがあるようです。一通り持っておくといいかも。 |
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出演声優 | |||
不明 | |||
関連ソフト | |||
たけしの挑戦状(FC/タイトー) |
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