◆プチカラット◆

 

 ● 製品データ
タイトル  プチカラット
発売日  1998年6月25日 メーカー  タイトー
定価  4,800円 ジャンル  ブロックくずし
廉価版  TAITO 2000 シリーズ/2000年6月22日/タイトー/2,000円
関連商品  なし
   
 ● 評価
外見衝撃度  シンプルながら洗練されたパッケージ表に登場人物勢ぞろいの
 賑やか裏面。いいデザインです。
 ★
超越世界観  科学と魔法が両立する国で12個の秘石を巡る戦い。
 ★★
声優度  プレイ中にアクションボイスあり。
 ★★
演出度  対戦プレイ中の背景キャラは、かなりダイナミックにアニメします。
 また、タイムアタックモードのレースクイーン姿は一見の価値あり。
 ★★★★
時間報奨  初めてプレイする人も、練習モードからじっくりレベルアップできます。
 豊富なモードを試していくうちに、自然と上達が見込めます。
 ★★★★
牽引力  PS移植にあたって、各キャラ毎に3つずつエンディング(一枚絵付)が
 追加されました。 
 ★★★
ゲーム性  ボールを下に落としてもミスにならない(時には有効な戦術になる)
 ブロックくずしというのは、なかなか新鮮です。
 ★★★★
快楽性  マウスやボリュームコントローラ(ナムコ製)に対応していますが、
 コントローラでも問題なく遊べます。自機高速移動ボタン付き。
 ★★★★
芸術点  タイムアタックモード等、追加要素が多く、かなり遊美外があります。
 ★★★
所有価値  シンプルながら動きの派手な対戦モードは接待にも最適。ただし
 キャラによって強さがかなり違うので、ケンカにならないように。
 ★★★★
総合評価  ゲーム性と何ら関係のない取ってつけたようなキャラだが、
 キャッチーで萌えるので良し!

62点

   
 ● コメント
イントロ
背景となるストーリーはあってないようなものなんですが、一応説明を。
科学と魔法が共存する世界・ジェムストーン。オプティカル神殿にはかつて、どんな願いもかなうと言われる12個の秘石が奉られていたという。しかし500年前、盗賊グロッシュラーにより秘石は奪われ、四散してしまった。
そして今、秘石の持ち主たちは世界平和のため、自らの欲望のため、残りの石を求めて旅立ったのである・・・。

というわけで「おはなし」モードでは対戦型ブロックくずしで自分以外の11人と戦い、見事勝ち抜くとエンディングです。コンシューマ移植にあたってオリジナルモードが追加され、ここでは1キャラにつき3種類のエンディングを見ることができます。
そのほか、50ラインを全てクリアするまでの時間を競う「タイムアタック」モードや、プレイヤーの腕前を判定する「うでだめし」モード、降りてくるブロックをひたすら消すだけの「ずんずん」モードが追加され、遊び応えのあるソフトになっています。
レビュー
ゲームのルールは、基本的にはブロックくずしです。ただし、ブロックは画面上からぶら下がった状態になっており、上のブロックを消すことで下のブロックが宙に浮く状態になると、それらは落下して消えます(これを「ちぎり」と言います)。このようにしてちぎったブロックは相手への攻撃となり、相手のフィールドに下からブロックが貼り付きます。この貼り付き方がキャラごとに異なり、キャラの強さを決めています。このようにして相手のフィールドへブロックを送りあい、先にフィールドの一番下までブロックが到達してしまったプレイヤーの負けとなります。
なお、ボールを画面下に落としてもミスとならず、上からブロックが下がってきます。これは敗北条件に近づくので基本的には不利ですが、序盤ではわざとボールを落として画面内にちぎるためのブロックをたくさん出現させるテクニックでもあります。

対戦画面の背景ではバストアップキャラがかなり派手に動き回り、実に賑やかです。キャラデザはこなれており、アニメパターンも豊富で、単なるパズルゲームの背景にしておくにはもったいない出来。このキャラデザにびびっと来たら、プレイしてみても損はないです。

総評:
実にタイトーらしいパズルゲームだと思います。・・・悪い言い方すればパズルボブルとアイデア変わってないんだけどね。あとペリードット(ウサ耳若奥様)が色っぽ過ぎ。
攻略ガイド
このゲームにはやりこみ要素というか、いろいろな隠しフィーチャーがあります。

アーケードの頃からその存在が確認されていたパトラ子(クレオパトラ フォーチューンのキャラクター)ですが、以下の方法で使用可能になります。
・オプションのゲームレベルで、ボールスピードを「アーケード」に設定する。難易度はどれでも可。
・おはなしの「アーケード」モードをコンティニュー5回以内かつ7分以内でクリアする。または、うでだめしの「むずかしい」モードをクリアする。
これでタイトル画面右下にパトラ子のアイコンが出現し、マイキャラとして使うことができます(セーブしておきましょう)。おはなしモードではパトラ子のストーリーも用意されています。
また、パトラ子はおはなしモードをノーコンティニューで進めていくと、6〜8人目で乱入してきます。

タイムアタックモードは、「かんたん」「ふつう」「むずかしい」「超むずかしい」の4コースしかありませんが、これら全てのハイスコアを同じ名前で書き換える(デフォルトのスコアを更新する)と、「まにあっく」コースが出現します。ちなみに「まにあっく」コースのレースクイーンはパトラ子です。

おはなしの「オリジナル」モードは、エンディングが3つあります(パトラ子は1つのみ)。基本的に、コンティニュー回数が少なく、クリアタイムが短く、弱い敵から順に倒すほど、良いエンディングが出現するようです。敵の強さは、アーケードモードの出現順、またはマニュアルのキャラ紹介における攻撃力xNを参考にしてください。
出演声優
くまいもとこ、浅田葉子、柴田由美子、馬場澄江
関連ソフト
グレープロップ(AC、FC?/???)、ポトポト(AC/セガ)

 

   

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