◆◆◆パラサイト・イヴ◆◆◆
| ● 製品データ | |||
| タイトル | パラサイト・イヴ | ||
| 発売日 | 1998年3月29日 | メーカー | スクウェア |
| 定価 | 5,800円 | ジャンル | 3D-RPG |
| 廉価版 | なし | ||
| 関連商品 | 攻略本など多数 | ||
| ● 評価 | |
| 外見衝撃度 | パッケージ裏のヒロイン3Dポリゴンが、ちょっとお人形さんみたい。 |
| ★ | |
| 超越世界観 | 原作の世界観通りなんですが、人間がドロドロにスライム化する シーンは、人を選ぶかも。個人的には大好きです。 |
| ★★★★ | |
| 声優度 | 音声は一切なしです。 |
| − | |
| 演出度 | イベントシーンのムービーがすごい。 |
| ★★★★★ | |
| 時間報奨 | 攻略本片手に、落ちているアイテムを拾ってコツコツと武器や防具を 鍛えていくところは、時間かけてみる価値あり。 |
| ★★★★ | |
| 牽引力 | RPGのストーリーとしては良くできてます。ラストまでプレイすることに 抵抗はありません。 |
| ★★★ | |
| ゲーム性 | 敵と遭遇するとバトルシーンへ突入するのですが、この半分リアル タイムなバトルシステムは斬新で面白かった。 |
| ★★★★ | |
| 快楽性 | 画面が暗くて、アイテムやスイッチ、フィールド切替ポイント(扉等)が よく見えませんでした。操作感については問題なし。 |
| ★★★ | |
| 芸術点 | ラストステージの自然史博物館、内部のオブジェクトが細かいところ まで描きこまれて感心しました。海外の博物館の雰囲気が見事です。 |
| ★★★ | |
| 所有価値 | 当時はCMもバンバン流してたし、結構売れたと思うので、今や どこでも見かけるソフトです。 |
| ★ | |
| 総合評価 | 実は洋ゲーなみに不親切なゲーム。 攻略本なしだと難しくて途中で投げ出すでしょう。 |
56点 |
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| ● コメント | |||
| イントロ | |||
| クリスマス・イブの夜、ニューヨーク。新米刑事であるアヤ・ブレア(名前変更可能)は、ボーイフレンドに誘われてオペラ鑑賞に来ていた。オペラはクライマックス、悲劇のヒロインが高らかに歌い上げるシーンで事件は起きた。ヒロインの歌声に合わせるかのように、舞台俳優が、観客が、次々に炎上していく。なぜか1人だけ発火しないアヤと対面したオペラ女優は、自らをイブと名乗り、下水道の闇へと消えていった。それが全ての始まりだった・・・。 このゲームは、映画にもなったホラー小説「パラサイト・イブ」をゲーム化したものです。このゲームは原作に相当する日本の事件から数年後、ニューヨーク・マンハッタン島という閉鎖空間を舞台にしています。 主な登場人物は、主人公・宿敵イヴ・刑事仲間が数人・日本からやってきた冴えない生化学者・イヴの活動を影ながら観測する謎の科学者といったところ。必要最低限ながらストーリーはきちんと盛り上がりを見せるので、うまい人物配置だと思います。 |
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| レビュー | |||
| 人類に代わって新たな地上の支配者となるべく、活動を開始したミトコンドリア。今は炭素生物の細胞内で宿主と共生している状態だが、ミトコンドリア自身が肉体を持つ究極の生物を産出しようと彼らは活動を開始した・・・。原作のテーマをそのままに、クリスマス・イブから年末にかけての6日間に渡るストーリーです。 大きなルートは一本道、いわゆるお使い系のRPGで、フィールドが切り替わるとそこでバトル開始です。敵はミトコンドリアに変異させられたネズミやクモ、カエル等の小動物がメイン。バトルシステムがちょっと変わっていて、アクティブゲージが溜まるとそこでコマンドを入力して攻撃ができますが、ゲージが溜まるまでは敵の攻撃をアクションで避けなければなりません。もちろん敵の攻撃を避けるためには距離を置いたほうが有利なのですが、ゲージが溜まってこちらが攻撃するときは接近しなくてはならない(武器に射程がある)ため、付かず離れずの距離をうまく保つ必要があります。このシステムはかなり楽しめました。 また、主人公のレベルアップ以外にも武器や防具を鍛える要素があります。手に入れた武器や防具は、「ツール」というアイテムで、パラメータや特殊能力を他の装具に上乗せさせることができます(パラメータ・特殊能力を移した装具は通常壊れてしまいます)。これを繰り返して名匠よろしくひとつの武器・防具を鍛えていくわけですが、ベースとなる装具の選択・付加する特殊能力の取捨等で自分だけの武器・防具を作り上げていくところは楽しいです。さらにやりこみ派のために2周目(武器・防具を各1個だけ持ち越せる)が存在し、本編とは別に新たなダンジョン(と強力なレアアイテム)が出現します。こういった「くすぐり」要素はさすがにうまい作りであるなぁと感心しました。 総評: 要所要所のムービーシーンは今見ても遜色ないつくりで、これはハリウッドのスタッフに製作を依頼したそうです。この作品をきっかけにスクウェアは映画産業へ足を突っ込むことになったのかもしれません。また、攻略本なしでは手が出ないゲームの難易度や、舞台をニューヨークにしたこと、セリフはテキストメッセージだけで音声は一切無いことなど、このゲームは海外市場での販売を前提に製作したものと思われます。あくまでも日本市場はオマケということで。 |
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| 攻略ガイド | |||
| 何はともあれ、攻略本を入手して、それ片手にプレイすることをオススメします。画面が暗いためアイテムも見つけにくく、フィールド同士のつながりもわかりにくいので、これらを何とかするのが一番重要。自分で探索する楽しみを失いたくない人もいるかもしれませんが、攻略本の解読も難解だったりするのでその点は心配いりません。 レベルアップでもらえるBPですが、アクティブタイムに3ポイントほど振り分けておくとストレス溜まりません。アイテムキャパシティへの振り分けは不要。アイテム持ちきれないときは、たいてい回復薬が溢れているときです。そういう時はこれから遭遇する敵も回復薬を落としますから、どんどん使って持ちきれない分は捨てましょう。 |
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| 出演声優 | |||
| なし | |||
| 関連ソフト | |||
| バイオハザードシリーズ(PS、DC、GC/カプコン) | |||
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