◆◆◆フォックスジャンクション◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | フォックスジャンクション | ||
発売日 | 1998年4月29日 | メーカー | トリップス |
定価 | 5,800円 | ジャンル | アクションRPG |
廉価版 | なし | ||
関連商品 | 不明 | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | 表はセピア色で阪急電鉄のような上品さが漂っているんですが、 裏は色鉛筆彩色取込みのイベント画面が! |
★★★★ | |
超越世界観 | 「空間の暴走」がキーワードのひとつにあるんですが、空間って 暴走するもんなんでしょうか。意味不明。 |
★★★ | |
声優度 | 捕らわれた女の子が手掛かりのメッセージを残してくれています。 これを再生するとボイス付きでしゃべります。 |
★★★ | |
演出度 | イベントシーンは一枚絵の連続。敵も使いまわし多いし。 |
★★ | |
時間報奨 | 序盤がつらくて、コツを覚える前に投げ出す可能性大。 |
★ | |
牽引力 | メッセージドラムの収集欲と、エンディングの歌目当てでプレイを 続ける気になります(序盤で折れなかった人向け)。 |
★★★ | |
ゲーム性 | アイテム所持数上限の中で、如何に有効なアイテムをやりくり するか。ローグタイプのゲーム性が見受けられます。 |
★★★★ | |
快楽性 | アイテム使用画面を呼び出すのがすごく大変、これどうにかしてよ。 |
★★ | |
芸術点 | シールが付いてきました。ヤッタネ! |
★★ | |
所有価値 | オルゴールをテーマにした?ゲームなので私的には価値大ですが、 そんなのどうでもいい人にとっては、いらないでしょう。 |
★ | |
総合評価 | 好き嫌いがはっきり分かれるゲームです。人によって名作にも クソゲーにもなりうるというゲーム。 |
50点 |
|
● コメント | |||
イントロ | |||
イビルマータ(人間に攻撃するオートマータ)はハンター達の手によって退治され、旧都市区域が開放されることになった。このことを記念して開催された式典には、トップスターの歌姫リィリィ・人気作曲家のシルカ・名人ハンターのJ.B.ランドシーカーらが出席していた。 式典のクライマックス、いよいよシルカとリィリィが開放された旧都市へ初めての市民として足を踏み入れる。そのとき、内部の空間が暴走し、彼女達をどこかへ飲み込んでしまった。この混乱の中、2人の救出を申し出たのは、名人ハンターJ.B.ランドシーカーと新人ハンターである14歳の少年ケイジであった。 というわけでプレイヤーはケイジとして不思議時空へ乗り込み、2人の救出に向かいます。空間は多数のエリア(リィリィ編では10x10、シルカ編では30x30)から成り、エリアの中で転送ポイントを発見すると、隣接するエリアへジャンプすることができます。もちろんエリアの中ではうろついているイビルマータが攻撃を仕掛けてくるので、落ちているアイテムで糊口をしのいだり、イビルマータを倒して得た部品で味方となるオートマータ(パルマータ)を作製して対抗することになります。 あと、幼馴染の女の子がゲーム開始・終了時に声をかけてくれますが、やってることはセーブデータ管理です。 |
|||
レビュー | |||
オープニングの紙芝居が終わると、プレイヤーは砂漠の都市にいます。周囲には、イビルマータとアイテム、そしてトラップが転がっています。何をしたら良いかわからないまま砂漠に放り出され、回復アイテムを(運悪く)拾えないままイビルマータにぬっ殺されると、ほとんどの人はここでやる気ナシでしょう。序盤はもっと親切な作りにすべきだと、ここは声を大にして言いたいところです。 さて、なんとかアイテムを拾っていけば生きていけることがわかったプレイヤーですが、次にどこへ行けばいいのかがわかりません。アイテムの中にはメッセージドラムというものがあり、これをキャンプ画面で再生してみると、捕らわれたリィリィやJ.B.ランドシーカーからのアドバイスを聞くことができます。まぁ半分は戯言ですけど。とりあえずイビルマータは倒しても無限に沸き続けてくるので、落ちているアイテムを一通り拾ったら、転送ポイントから次のエリアへジャンプします。これを繰り返しているうちに、次の目的地となるエリアの情報が記された4種のヒントドラム(距離情報、方角情報、周辺地形情報、全体位置情報)を拾うようになると、ゲームは少し面白くなってきます。これらを解読して目標エリアを推測していくシステムは、いいアイディアです。 そのうちイビルマータが落としたアイテムからボディパーツや武器が出てくることもあります。これをうまく組合わせることで、共に戦ってくれるオートマータことパルマータが完成します。しかし最初に出来るであろうパルマータは、生身のケイジと強さが変わらないので、苦労した割にありがたみ少ないです。ここで投げる人もいるでしょう。ていうかスミマセン私がそうです。この時点で嫌になって、セーブデータ改造してHPとZPを10倍にしちゃいました。あとは力技でクリア。 ストーリーの展開としては、リィリィとシルカを見つけてちょっぴり悲しいエンディング、となるのですが、メッセージドラム読んでいくと途中でラストわかっちゃいますしね。正直、最後のシーンはあぁやっぱり、という感想しかもてませんでした。 総評: 一応、良かったところを。それぞれのエリアは砂漠の都市、夜の街、氷の街、古代遺跡、雨の工場地帯、洞窟、空中都市、草原、森林など種類が豊富かつ幻想的で、極上の雰囲気です。また、メッセージの詰まったアイテムの名称が「ドラム」だったり、作製できるパルマータの名称が「カリヨン」「ハーモニウム」だったりと、オルゴール好きならニヤリとする小技もあります。逆にこれらを好意的に見れないとプレイしててツライかも。 |
|||
攻略ガイド | |||
序盤で投げ出さないために2つのアドバイス。 まず自分用のパルマータを作るわけですが、必要な部品(ボディ2種と武器)は敵のイビルマータを倒さないと落としません。逃げ回って落ちてるアイテム集めているだけでは進まないので注意。 それとセーブについて。オプションのDISCONTINUEを選択しましょう。RETURNで控え室へ戻れます(セーブするか聞いてくる)が、このコマンドは絶対選択しないように。控え室へ戻ると、主人公とパルマータのHP・ZPが全快する反面、アイテム全て消失&主人公のHP・ZP最大値が初期値に戻るというデメリットがあります。このことを知らずに選択し、セーブ上書きされてへこみましたよ・・・。 なお、DISCONTINUEから再開すると、そのエリアの地形やアイテムはリセットされます。なので、エリアに落ちているアイテムを全て拾ったら一度セーブして再開、を繰り返すと効率よくアイテムを回収できます。ゲーム開始時はこれがオススメ。 ※以下、アイテムリストの自分用メモ。 01-パルゼーマ、02-パルガゼーマ、03-パルメガゼーマ、04-パルエスト、05-パルガエスト、06-パルメガエスト、07-ギアゼーマ、08-ギアガゼーマ、09-ギアメガゼーマ、0A-ZPアクティフ、0B-HPアクティフ、0C-がらくた、0D-Kエスト、0E-Kガエスト、0F-Kメガエスト、10-エストラゴン、11-メガフォート、12-メガウォール、13-ZPアクティフP、14-HPアクティフP、15-シールドギア、16-ライフギア、17-スナイプス(エリア内で攻撃が必ず当たる、出現しない?)、18-ヴェノム、19-イビルアイ、1A-イビルチェイン、1B-イビルブート、1C-イビルゼーマ、1D-イビルエスト、1E-がらくた、1F-ホーリーアイ、20-デスヴァイン、21-インビジブル、22-ミュートランス、23-リブート、24-マップギア、25-チェインブレイカ、26-デラスト、27-ゲインギア、28-パルメガフォート、29-パルメガウォール、2A-ネクロバースト、 4A-オルナート(P07用ボディパーツ)、4B-トルナード(P07用ボディパーツ)、4C-ファウスト(P01用ボディパーツ)、4F-クライス(P02用ボディパーツ)、5F-GH−1(パンチ攻撃武器レベル5・タイプA系)、60-ヴァクス(フック攻撃武器レベル1・タイプA系)、64-GH−2(フック攻撃武器レベル5・タイプA系)、69-GH−3(ガン攻撃武器レベル5・タイプBC系)、6A-ヤクト(特殊パンチ攻撃武器レベル1・タイプB系) |
|||
出演声優 | |||
西村ちなみ、岩男潤子、山口由里子 | |||
関連ソフト | |||
クライマックスランダーズ(DC/クライマックス)、ドリホー(XB/ハイウェイスター) |
御意見はこちら。