◆◆◆モンスターコレクション◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | モンスターコレクション 仮面の魔導師 | ||
発売日 | 1999年9月30日 | メーカー | 角川書店 |
定価 | 5,800円 | ジャンル | トレーディングカードRPG |
廉価版 | なし | ||
関連商品 | 元ネタはトレカゲーム。攻略本x2、ノベル(上下巻)が出ています。 | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | 面白そうです。 でもパッケージの主人公、カード折っちゃってるよ。あーあ。 |
★ | |
超越世界観 | ラスボスの正体ががっかり。 |
★★ | |
声優度 | 会話シーンではそれなりにボイスあったような・・・ これといった印象がないです。 |
★★ | |
演出度 | 戦闘シーンはそれなりに派手。 |
★★ | |
時間報奨 | まったりダンジョンに潜ってカード集めしてるのも悪くない。 |
★★★★ | |
牽引力 | ストーリーは皆無なので期待しない。 とりあえず何か集めるのが好きっていう人には時間つぶしになる。 |
★★ | |
ゲーム性 | ダンジョンモード、敵の攻撃パターンとの駆け引きが楽しい。 カードバトルはオリジナルを知らないと、つまらなくはないという程度。 |
★★★★ | |
快楽性 | メインのカードバトル戦におけるボタン操作が酷すぎ。 誤操作をわざと誘発してCPUとの難易度を調整してるのか? |
− | |
芸術点 | トレカゲのTVゲーム移植ってやっぱり難しいので、 それを考えれば頑張っていると思う。 |
★★★ | |
所有価値 | ワゴンに溢れてるから、その値段でサルベージするなら損はしない。 |
★★ | |
総合評価 | 普通、関連商品を知っているとより楽しめるものだが、このゲームは 元ネタのトレカとか小説版とか、むしろ知らないほうが楽しめる。 |
44点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
主人公は、聖都で開かれる闘技大会に優勝するために、故郷の村からやって来た若き召還術師。無事聖都へ到着したものの、闘技大会に出場するためにはカードギルドへの登録が必要であり、そのためには試験を受けなくてはなりません。果たして主人公は試験を通過し、予選・決勝と勝ち進んで行きます。そしてとうとう主人公の優勝が決まったそのとき、何者かが時空を歪め、主人公を時間軸の狂った世界へ飛ばしてしまいます。しかし主人公は奴の居場所を探し、ついに対面するとそれは未来の自分でした。 ・・・というのがストーリーの全てだったりします。 |
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レビュー | |||
システムは、ADV風の場所移動をベースに、ローグ系RPGとカードバトルが加わったものです。メインストーリーは一本道ですが、途中でギルドからクエストをもらい、それをこなしてカードや経験値を稼ぐこともできます。カードショップにおけるカードやお楽しみ袋の購入、特定カードを集めているキャラとのトレード等、カードゲームベースのRPGとして必要な要素は一通り揃ってます。 しかしこのゲーム、肝心のカードバトル部分のインターフェイスが尋常でなくひどい。ここまでひどいものはそうそうありません。カードゲームやったことある人ならわかると思いますが、ゲームの進行はターンの繰り返しで行なわれ、1ターンの中にいくつかのフェイズがある構造になっています。それはこのゲームも同じですが、次のフェイズへ移るためのボタンがフェイズごとに異なり、OK/キャンセルを意味する○・×ボタンで指示をします。ですからちょっと連打してしまうと、必要なカードを手札から捨ててしまったり、召還フェイズでモンスターを出しそびれたりするポカミスが発生します。もちろんキャンセルはなく、次フェイズへ移るボタンのコマンドも画面に表示されない。実に心臓に悪い。 総評: カードバトルのルールは元のカードゲームを簡略化したもので、それなりに面白いです。元のカードゲームを知っていると、この簡略化はかなり許せないようですが。しかし前述の操作性の悪さであまり楽しくプレイできません。 その一方、クエスト達成やカード収集のために訪れる洞窟や塔は、プレイが楽しいローグ系のRPGになっています。カードゲームの移植なのにカードバトル(メイン)より道中のカード収集(サブ)のほうが楽しいという、困ったゲームです。 |
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攻略ガイド | |||
カードを地道に集めて、レベルも上げていけば難しくないんですが、せっかくなので私が終盤まで使っていた、楽に勝つためのデッキをひとつ紹介します。 色:カード名称:枚数 ・土:モンスタープラント:2 ・土:ホブゴブリン:1 ・土:マーブルビートル:2 ・土:メデューサ:1 ・火:クリムゾンアント:3 ・火:オーク錬金術師:2 ・火:クリムゾンソルジャー:2 ・火:サーベルタイガー:2 ・火:サラマンダー:3 ・火:欲深き皇帝:1 ・火:闘士ミノタウルス:3 ・火:クリムゾンガード:3 ・火:サンドウォーム:2 ・火:ラミア:1 ・火:ワータイガー:2 ・火:ガルム:3 ・火:ファイアエレメンタル:3 ・火:ファイアジャイアント:2 ・火:ファイアドラゴン:3 ・風:羽虫の群れ:2 ・火:オリガ(キャラ):1 ・術(火):ウォークライ:3 ・術(火):ファイアボール:3 ベリーレア(クラブマーク)は一切無し、レア(★)も初期デックが炎なら新たに必要となるのは3枚くらい。かなり安いデックです。戦術は、何も考えず力で押していくだけ。イニシアティブが取れればそのままアタック、取れなければウォークライで同時攻撃に持って行き、とにかく対戦相手のモンスターカードを減らしていきます。こちらはモンスターカードが44枚入っているので、相打ち上等。そのうち敵のデック/フィールドからモンスターがいなくなります。そうなれば後はサンドバッグです。 必要なカードが不足していても、上記コンセプトに沿って、適当にモンスターを入れてください。 なお、ゲームクリアしたデータを読み込むことにより、ワールドマップに「嘆きの穴」というダンジョンが追加されます。また、ラストバトルをした「エルド山」の階数が100階になります。 |
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出演声優 | |||
不明。 | |||
関連ソフト | |||
マジック・ザ・ギャザリング(PC、DC/ウィザード社)、ポケモンカードバトル(GB/任天堂) |
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