◆タツノコファイト◆

 

 ● 製品データ
タイトル  タツノコファイト
発売日  2000年10月5日 メーカー  タカラ
定価  5,800円 ジャンル  2D対戦格闘
廉価版  THE BEST タカラモノ/2003年3月20日/タカラ/2,000円
関連商品  ミレミアムBOX(完全限定生産)、音楽CDあり
   
 ● 評価
外見衝撃度  裏の画面写真も含めて、かなりいい感じのパッケージです。
 ★
超越世界観  「パラレルワールド」の一言でタツノコヒーローズを一箇所に集めて
 しまいましたヨ。まぁ・・・マーヴルもやってるし。
 ★★★
声優度  横手久美子が歌ってるんで甘い評価してます(個人的理由)。
 ★★★★
演出度  オリジナルのOP、EDが綺麗。やっぱり本職はすごいなぁ。
 ★★★★
時間報奨  格闘ゲームというより作業に近いかも。かけた時間が無駄にならない
 という点では、この項目の評価は高い。
 ★★★★★
牽引力  なつかしのOP、EDが見られるということで。
 ★★★
ゲーム性  スト2より前に出た格闘ゲームみたいです。<あったか?
 ★★
快楽性  やってて眠くなる系。プレイ前にコンフィグいじって、演出はカットして
 おいたほうがいいです。
 ★★
芸術点  購買層に合わせた簡単仕様が用意され、マニュアルで方法まで
 懇切丁寧に記されてるところがステキ。
 ★★★
所有価値  ファンアイテムとして。
 ★★
総合評価  割り切って買うぶんにはOKです。

58点

   
 ● コメント
イントロ
時は未来、時間と空間の超越を可能とする「サルバシオン・システム」がついに完成した。しかし、悪魔や妖怪が跋扈する異次元世界ジャレイザー帝国とのゲートも開いてしまった。彼らは、奪ったサルバシオン・システムでパラレルワールドへの侵略を開始するが、それに立ち向かう一人の戦士がいた。彼の名はヴォルダー!
という「電光石火ヴォルダー」の物語が、そのままゲーム全体のストーリーになっています。このパラレルワールドが、過去のタツノコ作品群(ガッチャマン、キャシャーン、破裏拳ポリマー、テッカマン)になっているわけです。ですから他作品のキャラ・悪役とも戦うことがあるという設定。ここらへんは、うまい設定だと思います。
なお「電光石火ヴォルダー」は、このゲームのための完全オリジナルですが、OP、EDや設定等、他作品に負けないくらいの素材が用意されています。ゲーム自体の売行きによってはアニメ化もあったかも(個人的には超希望!ですが)。
レビュー
格闘ゲームとして評価すると、正直、出来はよくないです。登場シーンは凝っているものの、技やコンボは少なく、飛び道具連発合戦になります。コンフィグモ−ドで必殺技発動をLRボタンに割当て(マニュアルにも堂々と明記)、連発しているだけで削り勝つことが可能。しかしそこは批判するべきところではありません。というのも、ガッチャマンが放映されたのが1972〜75年ですから、メインターゲットは30代後半〜40代のユーザーである筈。彼ら(私もですが)にとっては、複雑なコマンドやシステムより、簡単操作でエンディング、のほうがどれだけありがたいことか! クリアするごとに当時のOP、EDムービーの閲覧が可能になります。ありがたやありがたや。

総評。
格闘ゲームではなくタツノコのファンアイテムとして見れば、今なら定価2,000円だから買っていいかも。タイムボカンシリーズも混ぜて世界観壊さなかった(オールドファンを大切にした)のは好感です。しかしその反面、「ソウルテイカー」や「小麦ちゃんマジカルて」も参入した「第2次タツノコファイト」をちょっと見てみたい。
攻略ガイド
タイトル画面にて1Pと2Pのコントローラー両方でR1+R2を押しながら、2P側のコントローラーからSTARTを押すと、ファイナルストーリーモードが出現、全キャラ使用可能、ギャラリーモード全鑑賞可能になる。(未確認)
出演声優
堀江美都子(ED歌のみ)、横手久美子、杉山佳寿子、塚田恵美子、平松晃子
関連ソフト
スーパーロボット大戦シリーズ(DC、PS等/バンプレスト)

 

   

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