◆◆◆シスター・プリンセス2◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | シスター・プリンセス2 | ||
発売日 | 2003年3月20日 | メーカー | メディアワークス |
定価 | 6,800円 (初回限定版は9,800円) |
ジャンル | ADV |
廉価版 | PSone Books/2004年3月18日/メディアワークス/2,500円 | ||
関連商品 | ビジュアルファンブックが出ています、多分。 | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | パッケージの絵は、絵柄がなぜか変わってしまった頃に描いたものの ようです。そういう意味で、目を惹くジャケットです。 |
★★ | |
超越世界観 | 当時は衝撃だった妹が12人!も、すっかり市民権を得ました。 |
★★ | |
声優度 | もちろん女性キャラフルボイス。 |
★★★★ | |
演出度 | ズームシステムという新しい演出を採用しているのですが・・・ 要は素材の使い回しです。 |
★★ | |
時間報奨 | 12人の妹それぞれに何種類かのエンディングがあって、 全て回収するとなると、かなり厄介。 |
★★★ | |
牽引力 | あってないようなものかと思ったけどそれなりにあるストーリー。 キャラの立っている妹だと会話も楽しい。 |
★★★ | |
ゲーム性 | まぁ、ADVですから。 |
★ | |
快楽性 | 高速スキップやメッセージバックログ中のボイス再生も装備されて、 ADVの中ではかなり使い勝手良い操作性です。 |
★★★★ | |
芸術点 | 収録曲の全てが、畑亜貴と伊藤真澄のユニットによる作詞作曲で ある点を個人的に評価しました。 |
★★ | |
所有価値 | 思い入れが無いとこんなもん。洒落で入手するにはちょっとキツイ。 |
★ | |
総合評価 | 素材(絵や声)に100%頼りきりなところがなんとも・・・。 |
48点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
主人公には12人の妹がいますが、とある事情によって妹達は別々の家庭に預けられています。しかし妹達はお兄ちゃんが大好き。そこで夏休みを利用して、そんな愛しい妹達と素敵な思い出を作ろう! という美しい兄妹愛を描いたゲームです。 登場する妹は以下の通り。普通に紹介してもつまらないので毒入りで紹介。 可憐:標準妹。全ての妹の基本にして全てのメディアの主役。 花穂:応援妹。身体はチアリーダーと花壇で作られている。 衛:元気妹。運動会のときだけ人気があるタイプ。 咲耶:発情妹。貞操観念を犠牲にして発育を獲得した特殊モデル。 雛子:年少妹。最年少というだけで全てが許される、世間を舐めた存在。 鞠絵:病弱妹。卒業写真で別ウィンドゥ立ち上げるのが得意。 白雪:料理妹。一人称は姫だが実態は王家どころか炊事当番。 鈴凛:発明妹。兄を金づるとしか見ていない今どきのコギャル。 千影:電波妹。前世に縛られ過ぎて現世の楽しみを享受できない永遠の盲目者。 春歌:守護妹。薙刀で大和撫子を目指しているため軌道修正が必要。 四葉:探偵妹。目標と素質の乖離が最も著しい自分に気づかない一番の幸せ者。 亞里亞:薄弱妹。人はお金だけでは幸せになれないことを教えてくれる宣教者。 |
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レビュー | |||
物語の始まりは1学期の終業式を迎えた7月20日。とりあえずこのゲームでシスプリを初めて体験するプレイヤーもいる(かもしれない)わけで、12名の娘っこが入れ代わり立ち代わり自己アピールを展開しまくり。これが実に長くて困ったちゃんなのですが、辛抱強く聞いていて気づいたことが一つ。12人の妹達って、お互い不干渉なんですね。鈴凛の発明品や白雪の作った料理を褒める妹はいても、人格や性格について言及する発言は皆無。全ての対話のベクトルはお兄ちゃんしか見ていません。これはシスプリの特異な世界観(妹が12人もいる!)とは別のレベルでヤバイと思いました。設定は多少奇妙なほうがコンテンツとしてのインパクトがあって良いと思うのですが、その上にあるキャラの行動原理が奇妙なのはどうなんでしょ。同世代の女性が12人もいながら、そこには興味も憎悪もない。ただただ、みんながお兄ちゃんだけを見ている。これじゃ12本のショートシナリオやってるようなもんです。 肝心のゲームのほうは、自己紹介x12の後にマイシスター(ひいきしたい妹)を選択すると本編スタート。午前と午後の行き先を選び、夜は妹達からメールが来るのでそれをチェック。基本的にマイシスターからメールが多く来るようですが、チェンジOK。必ずしもマイシスターとのエンディングを迎えなくても良い、花びら大回転システムです。変わった遊び方が好きな人は、一番嫌いな妹をマイシスターにてメールを無視しているとストーカーされてるみたいで楽しいかもしれません。 総評: キャラの個性を出そうとしたのか、一部の妹が嬉しいときにあげる笑い声?のようなものに違和感が・・・。「くししし」「ムフン」「ポポポ」って、ケンケン(チキチキマシン大レース)やムージョ(ゼンダマン)あたりを連想させられました。 |
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攻略ガイド | |||
お目当ての妹をマイシスターに任命して、彼女のイベントだけを追っかけていけばそれなりに満足できるエンディングを迎えられると思います。注意して欲しいのは、他の妹からのメール。中身を空けただけでイベントが進行してしまう、ウィルス入りのようなメールも稀にですが存在します。私の場合、メールに「明日の夏祭りのための浴衣をお届けします」と書いてあって、開けて読んだとたんにその妹がやってきました。監視されてるのか、主人公・・・。 | |||
出演声優 | |||
桑谷夏子、望月久代、小林由美子、堀江由衣、千葉千恵巳、柚木涼香、横手久美子、神崎ちろ、川澄綾子、かかずゆみ、半場友恵、水樹奈々、野川さくら、加藤ゆう子、木藤聡子、菊地祥子 | |||
関連ソフト | |||
センチメンタル・グラフティ(SS等/NECインターチャネル)、天使のしっぽ(PS/バンダイ) |
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