◆ストーンウォーカーズ◆

 

 ● 製品データ
タイトル  ストーンウォーカーズ
発売日  1996年10月18日 メーカー  サンソフト
定価  5,800円 ジャンル  ADV
廉価版  Value 1500 シリーズ/2001年10月4日/サンソフト/1,500円
関連商品  なし
   
 ● 評価
外見衝撃度  表紙がタイトルロゴだけというのは珍しい。
 裏は画面写真も載っているが、どう見ても面白そうじゃない。
 ★★★
超越世界観  遺跡ものですが、マヤ文明を題材にしたのは珍しい。
 ★★★
声優度  登場人物少ないながらも、いいキャスト使ってます。
 ★★
演出度  普通の紙芝居ADVです。
 ★
時間報奨  序盤から新システム炸裂で、気がついたら何もわからぬままゲーム
 オーバーまっしぐらです。普通はここで投げると思います。
 ★
牽引力  シナリオはホントにマルチで、さまざまな展開をするそうです。
 自分ではそこまで確かめてません、それ以前に投げました。
 ★★
ゲーム性  「タイムカウント」と「アイコンカウント」というシステムを採用しています
 が、ゲームの難易度をいたずらに上げているだけです。
 ★★
快楽性  ゲームオーバーになると、本体をリセットしない限りタイトルへ
 戻れません。なんだかなぁ・・・。
 −
芸術点  謎の褐色肌ヒロインがちょっといい感じ。
 ★★
所有価値  しなくていいイライラを感じさせてくれます。
 ★
総合評価  これやるくらいなら、OVA「創世聖紀デヴァダシー」でも見たほうが
 いいと思うのですが・・・。↑ゴメン、これも負けず劣らずク(略

34点

   
 ● コメント
イントロ
主人公ランディ。彼の表向きの職業は考古学の大学講師だが、実は遺跡の盗掘屋であった。彼は長期休暇ともなるとどこかしらの遺跡を探索し、同業者やまっとうな遺跡調査者とはいつもトラブルを起こしていた。今回もゴールデンウィークを利用して中米のグアテマラにある遺跡を発掘しに行く予定であったが、それをどこから聞きつけたのか受講生である「神宮寺ちひろ」と「二宮梨花」が同行することになってしまった。

現地では資金力にものを言わせた強引な盗掘で主人公も嫌っている盗掘屋カエサルや、彼に雇われた旧友マイケル、堅物の助教授(遺跡調査員)クリスらと出会い、様々な思惑が絡む中、ランディは遺跡の最下層で思いがけないものを発見する。それは、石棺の中で眠っているような少女の死体であった。彼女の顔にかぶせてあるヒスイの仮面を取ると、信じられないことに彼女は目を覚まし、この世に蘇ったのである。
少女の名は、カハ・パウマ。マヤ文明に伝わる8人の祖先の一人である。仕方なくランディは彼女を保護することにするが・・・。
一方その頃、カエサルのキャンプでは獣人に襲撃されるという事件が起きていた。
レビュー
コマンド選択式のADVです。だからといってコマンド総当りでクリアできるかと思えば、それは大間違い。このゲームは他のゲームにはない、「タイムカウント」と「アイコンカウント」という2つのシステムを採用しています。それぞれどういうものか、マニュアルを参照してみると、以下の説明があります。

・タイムカウント:プレイヤーが行動を選択するたびに時間が経過します。無駄な行動をしすぎると、会える人が現われなかったり、追っ手がやってきたりします。
・アイコンカウント:コマンドの入力回数に制限があります。制限内に正しい選択をさがし出してください。

どうも違いがはっきりしませんが、無駄なコマンドを選択すると良くないことは確かなようです。実際、調べるコマンドでいろいろなものを調べていたら、勝手に次の場所へ移動したり、知らぬうちにバッドエンドルートへ誘導されたりしました。
しかし、無駄なコマンドと言われても何が無駄なコマンドかは全くわからないのです。そしてその無駄なコマンド入力がどこまで許されるかも全くわからない。画面上に現在の時刻が表示してあって、コマンド入力のたびに時間が経過するとか、誰かとの待ち合わせ時刻が決まっていてその時刻までに到着しないといけない、というのならまだわかります。しかし、そのような情報は一切なし。ADVゲームなのに「見る」「調べる」を実行しすぎるとバッドエンドルート直行。しかも現場はどこにワナがあるとも知れない古代遺跡の中。すごいストレス溜まるゲームです。これ書いてる今も、ふつふつと怒りが沸いてきました。
私の場合、3時間ほどプレイしたんですが、古代のマヤ少女と会話することなくゲームオーバーを10回くらい見せられました。その後、ディスクをパッケージにしまって、このゲームのことは忘れることにしました。

総評:
一説によると、選択したコマンドによって全く違うストーリーが展開し、本当の意味のマルチストーリー・マルチエンディングが味わえるそうです。それはとても興味ありますが、娯楽がこれしかない世の中じゃないですからね。忘れることにします。
あと、ゲームオーバーになると本体の電源を切らない限り復帰できない(タイトルに戻らない)という仕様はどうなんでしょう。とりあえず電源は切らなきゃ仕方ないですが、その後点けませんよ、普通は。
攻略ガイド
ネットを検索しまくって、攻略ヒントの残骸らしきものを見つけたので転載しておきます。この通りにプレイすれば、とりあえず序盤のつまらないところでゲームオーバーにはならないかも。「かも」って書いたのは自分では確かめてないからです。だって二度とやる気しないんだもの。

1.空港にいる怪しい男をチェック。
2.空港で無駄なコマンドを実行せずに遺跡へ下見に行く。
3.遺跡にいる怪しい連中をチェック。
4.ホテルで寝過ごさない(無駄なコマンドを実行せずに早く寝る)。
5.遺跡内には皆で入る(ここで遺跡内に先客がいたら失敗。やり直すこと)。
6.謎の少女が現れたら無駄なコマンドは実行しない。
7.敵に嘘をつかない。
8.隙があったら逃げ出せ。
9.仲間を見捨てても逃げろ。
10.謎の少女を連れて逃げられたら成功。

これも攻略の残骸ですが、以下のようにコマンド選択するといいそうです。

移動−ホテル、
見る−周り、見る−周り、見る−男、考える−これからの事、移動−発掘現場、
見る−周り、見る−男、考える−男、調べる−遺跡、移動−ホテル、
移動−自分の部屋、
考える−明日の事、移動、移動−ベッド、
見る−男達、見る−カエサル、見る−ブラックドッグ、考える−カエサル、移動−神殿、
調べる−周り、調べる−床(以下不明)
出演声優
横山智佐、小森まなみ、八木田真樹、熊谷ニーナ
関連ソフト
アステカ(PC/日本ファルコム)、創世聖紀デヴァダシー(PC/AIC)

 

   

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